最近の投稿作品 (55)
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ダイヤモンドとカサブランカの嘘
抜け殻の中で息を止めた
手首に繋がれた鈴の音
留めた形をまだ嘆いている
透明の箱に鍵はなくて
全てを忘れてもいいなら
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Paradox Ambivalence【曲募集中】
■S''
最後の夜明けに 嗤うのは誰?
Paradox Ambivalence
■A
疾うに朽ち果てたはずの本能を 抉じ開けて
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ハートフル・ナイトメア(仮) 11/23改稿
木漏れ日の下 見上げる空は 綺麗な夜の底
片羽根の影 朝鐘(あさがね)が響いたら Ah... 泣いてしまう
微睡みに揺れながら 名前を呼ぶ声を聞く
僕の目はまだ闇を見てる 貴方がいる夢を
矛盾の園に咲いた花の 希(ねが)いが目眩を呼ぶ
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メサニフタの泉(仮)
古の宴は彼方――
風が撫でる梢が囁やけば
潜み生けるものが集い出す
静寂と霧に 守られた深き杜
真澄み湧き出る 水源は絶えることなく
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さよならネモフィラ
小指 かわした秘密
ぽつり とけ出す言の葉
まるで硝子越しの接吻(くちづけ) Ah...
いつも感じていた
軋む心の音
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神籬の杜(仮)
霧に煙る杜は揺り籠
眼を閉ざし 息を秘して
瑠璃の夜に一人佇む
柔く傾ぐ白銀の盃
闇に集く疫病みを焼く篝火
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one winter morning
儚く静かに溶けだす星を見たね
いまさら。 願ったって あの朝に帰れない
切なく重なる距離感 伝わらない
ためらい。 馬鹿だねって 北風が頬を刺す
会いたい。会えない? 言えない苛立ち
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海の詩-fauna of whale falls-(仮)
昏き水底へ 緩やかに消え入る調べ
奇し呼び声は 凪の海の葬り詩や――
遠く彼方より 渦を描く階を
伝う理が 楔となりて繋ぐ
煌めきを秘す瞳を
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re:STARt!(仮)
伝えたい言葉
知りたい気持ちが沢山あって
響かせる合図
世界は奇跡で満ちていくんだ
きっと……
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さよならまでは言わせない(仮) ※更新=08/31
鍵を掛けた窓 淡く映り込む輪郭
寄り添えない光の内側で
それは狂おしく 甘く刻まれる幻
縋り合った約束 嘘を交わす口付け
白い息が嘲笑(わら)った
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彼岸の華、燈火が如く。
暁を待つ 星月夜の夢語り
秋風が凪ぎ 霧が満ちて滲む
濡れる蕾の行く末も 赦されぬ恋と沈むとも
紡ぎ織り成す言の葉に 言霊を宿して
ひとひら、染める祈りは 玉響
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流星のキセキを教えて(仮) ※更新=15/06/27
ゆるく交わす小指 ひとひらの夢
聞き逃さないよう そっと瞳閉じた
知らず知らず 手放す欠片の
輝きは褪せない
きみの手から 零れてくものと
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星の遠い箱庭(仮) ※更新=15/06/07
瞬く星影は 遠いまま
約束のない 箱庭の隅で
咲けない花は 夢を見てる
罅割れた鏡の 隙間へと
ゼロとイチから 凍り付いてゆく
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悠限のティル・ナ・ノーグ
分かたれ 彷徨う緒
虚ろの天 浮かぶ昼月
宿命の 邂逅の彼方
ヒトは何を 導くのでしょう
無垢なる指の 幼い戯れの中
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starlight lullaby
やわらかく満ちる 透明な色のメロディー
窓から迷い込む 風が 運ぶ季節の予感
遠い星の瞬きの間に
指を結び寄り添う鼓動
届くはずの小さな想いに
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radiate signal 最終更新=04/15
迷い込んだ 闇は深く
冷めた夜に 阻まれても
髪を結び 放つ調べ
帰る場所で あれるように
時を刻む 星の光