warashi
ピアプロID: warashi
はじめまして、warashiというものです。
皆さんの素敵な絵に憧れて自分も書いてしまいました。
ミクかネルか選べと言われたら選ぶのに三日かかるかも・・・リンやレンも好きです。
絵を描いたり投稿したりすること事態が始めてなので、皆さんの邪魔や不快にならないようにひっそりと書いては投稿していければなと思っています。こっそりと小説なんかも書いていたりします。
至らぬところが多々ありますが、宜しくお願いします。
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壊れて動かなくなったペンタブを泣きながら押入れに閉まって早4ヶ月強。アルバイト代が貯まってやっと安いやつですがおにゅーのペンタブを買えました!今後、止まっていた絵のほうもやっと再開できそうです!
小説と絵、どちらも頑張って生きたいと思っています!よろしくお願いします!
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最近の投稿作品 (53)
- メッセージカード
- ブラック★ロックシューター
- ジャンプ!
- いつもの日々
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小説『ハツネミク』part.4歌って悩んで女装して(7)
世の男性が一度でも経験すればほぼ必ずと言っていいほど思うことがある。
『女の買い物に付き合うものじゃない』
ちょっと近くのスーパーやデパートなんかに入れば、その言葉の通り暇を持て余した男性の姿を見かけられることだろう。
女性とは、その多くが買い物にやたらと時間をかけたがる。挙句、何も買わずに戻ってくることもあるのだから、異性にしてみたらこれほど理解しがたいこともないだろう。特定のものを定めて買うというより、その場で選びながら買い物の時間そのものを楽しむ、という方がイメージ的には近いかもしれない。
だから、きっとこの場に卓がいれば、彼は早々に他の場所へと逃げ出していたことだろう。
- 春よ来い!
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小説『ハツネミク』part.4歌って悩んで女装して(6)
メイコが思わぬ遭遇を果たしていたその頃。
ミクは人で込み合う教室の前に立っていた。
入り口の真上に立てられているのは店の看板だ。『乙女ロード』と煌びやかな装飾を施された文字が、華やかさを通り越して少し目に痛い。
目的の教室がここであることを確認し、ミクは一度頷いて教室へ第一歩を踏み込んだ。
「うわっ、すごい……ッ」
- 振袖!
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小説『ハツネミク』part.4歌って悩んで女装して(5)
二人の間に僅かに走る静寂。
その背後ではメイド服の女の子が二人組みの男性客に捕まって即席の撮影会ができ、様々な角度からフラッシュをたかれていた。
少しの沈黙の後、メイコの手を合わせた音が僅かな沈黙を破った。
「わお、それは行幸じゃない! で、どこら辺にいるのかしら?」
「ちょうど建物の隅の部屋ですね。ここを右に曲がった先です。ただ、何階かということまではこのGPSマップだとちょっと分かりませんけど」
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小説『ハツネミク』part.4歌って悩んで女装して(4)
卓は外出の際、大学の図書館へ行くと言っていた。ミクとしては、それ自体が嘘だと思っていた。
だからだろう、まさか本当に大学に来るなどと思っていなかったがため、ミクの驚きは相当なものだった。
そして、眼前に広がる光景が、ミクの驚きを更に強めさせる原因となっているのは明白だった。
「はぁ……これが文化祭ですか」
感嘆のため息がミクの口から漏れる。
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小説『ハツネミク』part.4歌って悩んで女装して(3)
「それで、卓君が怪しい行動を取り始めたのっていつ頃からなの?」
ミクが定期的にはちゅねのマークを確認しながら、二人は駅前の商店街にまで来ていた。
先日の騒動の傷跡もすっかりなくなり、年齢問わず多くの人が闊歩している中でミクが携帯から顔を上げてメイコを見る。
「海に落ちてから2、3日したあたりです。そのあたりから急に練習時間が短くなったり部屋に閉じこもるようになったりと、不自然な行動が目立ち始めていました」
「ふぅん、でもそれくらいなら別に気分の問題とかいろいろ理由は考えられるし……怪しいって言うにはちょっと微妙じゃない?」
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小説『ハツネミク』part.4歌って悩んで女装して(2)
それはいつもと変わらない朝食風景。
最近ではすっかりミクの出すネギ料理にも抵抗が無くなり、さも当たり前のように二人と一匹(?)がお茶碗片手に焼きネギを食べていた、そんな食事時。
箸で掴んだネギを口に運ぼうとしていたミクはいったんその手を止めた。
「大学に用事……ですか?」
「ん、まぁ……そう」
- 世界で一番可愛く
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小説『ハツネミク』part.4歌って悩んで女装して(1)
リンとレンとの騒動から数日。卓の生活にも再び静寂が戻り、落ち着いた日々が続いていた。真夏の暑さが更に増していくこと以外では、これといって不満のない毎日がただ続いていく。
だというのに、卓の眉はハの字を作って苦悩を露わにしていた。食らいつくように見つめるモニターには、ミクのボイスデータと真っ白なワードパッドの2つを表示したウィンドウが開かれている。
「おかしい……」
卓はモニターから離れて椅子の背もたれに体重を預けて顎に手をあてる。見つめる先は、ミクのボイスデータだ。
「この前調整した時と数値が変わってる……?」
- 一年の始まり
- 感謝を笑顔で