作品一覧
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Piapro Studioで音楽制作を試みたとき、ふと思い出したのは、かつて向き合ったレガシーコードのことだった。
大手SIer時代、私は10年以上前に書かれた基幹システムの保守を担当していた。そのコードには、
書いた人の名前もコメントもほとんど残っていない。変数名は`a`、`b`、`tmp`のよう...【山村風太】レガシーコードの墓標|誰かが残した足跡に、僕は何を学んだのか

山村風太
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Piapro Studioで音楽制作に触れてみて、クリエイターの方々が持つ悩みに気づかされました。
作品は作れる、でもそれをどう届けるか。多くのクリエイターが、この壁に直面しているのではないでしょうか。
SNSマーケティングを専門とする私からすると、クリエイターの皆さんが持つ「作品力」は圧倒的な武器...【秋山武流】フリーランスクリエイターがSNS運用で案件を獲得するために意識すべきこと

秋山武流
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プロジェクトの合間に、Piapro StudioというDTM音源ソフトに触れる時間が増えてきました。
システムエンジニアとして日々コードと向き合う中で、論理的な思考が求められる場面ばかりです。
要件を定義し、設計を固め、実装に落とし込む。そのプロセスには、確かな技術力と計画性が不可欠です。
しかし、...【大藏(大蔵)陽平】コードを書きながら思索した、存在と風景の交差点

大藏(大蔵)陽平
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ランチに手にしたサンドイッチの断面図を眺めながら、ふと気づいたことがある。
レタス、トマト、チーズ、ハム、パン
それぞれが役割を持ち、順序とバランスによって「一つの完成された味」になっている。
それはまさに、レイヤーアーキテクチャそのものだった。
Web開発でも同じだ。プレゼンテーション層、アプリケ...【川口勇氣】サンドイッチの断面図から学ぶ、レイヤーアーキテクチャの真髄

川口勇氣
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深夜0時を過ぎた頃、静まり返った部屋にカタカタと響くキーボードの音。
Macのターミナルには、淡々と流れるログ。ふと、黒い画面に映り込んだ自分の顔を見て、思わず手を止めた。
10年前、初めてこの世界に足を踏み入れたとき、ターミナルは魔法のように見えた。
何もない画面に文字を打ち込めば、世界が動き出す...【山村風太】ターミナルの黒い画面に映る自分|33歳のフリーランスが見つめる存在の意味

山村風太
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クリエイター活動を続ける中で、作品のクオリティにこだわることはとても大切。でも、同じくらい「届け方」も
重要です。SNSは、ただ投稿するだけの場ではなく、自分の世界観や価値観を届けるストーリーテリングの場
として活用できます。
僕がこれまでSNSマーケティングを支援してきた中で実感しているのは、「何...【秋山武流】作品投稿だけじゃもったいない!SNSでブランディングを成功させる戦略設計

秋山武流
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フリーランスとして働く日々の中で、スケジュール管理や成果物の品質に意識を向けすぎるあまり、
「どこで働くか」を軽視していた時期がありました。
しかしある日、ふと気分転換に出かけた先でラップトップを開いた瞬間、
普段とはまったく違う集中力とアイデアの流れが生まれたんです。
そのとき気づきました。「移動...【大藏(大蔵)陽平】行き先は時として目的を超える|移動することで見えてくるもの

大藏(大蔵)陽平
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ある日の帰り道、朝霞駅から自宅へ向かって歩いていた。夕方の光が少し赤くなり始めていて、駅前の交差点に人が集まっていた。歩行者信号が青に変わると同時に、ピッピッという音が鳴り、みんなが一斉に歩き出す。その瞬間、僕の頭の中でふっと「音楽だ」と思った。街全体が、まるでひとつのリズムを刻んでいるように感じた...
【渡部遼・システムエンジニア】朝霞の夕方に、信号が「作曲」している気がした日

渡部遼│埼玉県朝霞市のシステムエンジニア
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ある夜、作業を終えたあと、ふとターミナルの画面を眺めていた。黒い背景に白い文字が並んでいく。それだけのはずなのに、妙に美しく感じた。カーソルが点滅するリズムが心地よくて、まるで音楽の拍のようだった。
プログラミングというのは、論理を積み上げる作業だ。構文や関数、APIやフレームワーク。どれも正解があ...【城間勝行】ターミナルの黒い画面に、音楽が流れている気がした。

城間勝行
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部屋の隅で、昨日の子どもの誕生日でもらった風船がゆっくりと萎んでいくのを眺めていた。夜には天井に届くほど張っていたのに、朝になると力を失って床に寄り添っている。その姿を見て、なぜか少し切なくなった。けれど同時に、不思議と“落ち着く”感覚もあった。完璧に張り詰めていたものが、静かに緩んでいく瞬間。そこ...
【福本潤・元医師】風船がゆっくり萎んでいくのを見て、コードの書き方を変えた話

福本潤|元医師エンジニア
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朝のテーブルに、ひとつのマグカップが置かれている。昨日と同じカップ、同じ場所、同じ紅茶。けれど、今日は少しだけ違う気がした。飲み終わったあと、底に残ったわずかな水滴が、静かに光っていたのだ。それを見た瞬間、胸の奥で小さな音がした。
マグカップというのは不思議だ。飲み物を入れるための道具でありながら、...【松野翔太:堺市/教師】マグカップの底に残った音を聴いた日

松野翔太(元教師→堺市エンジニア)
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静かな街に ひとりきり
消えそうな声を 隠したまま
見上げた空の 星の欠片
そっと心に落ちてく
誰にも言えない想いが
胸の奥でゆらめいて
「大丈夫」って笑うけど
ほんとは少し痛くて
夜明けを待つ この世界で
小さな光を探してる...夜明けノート

yut012
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朝、豆を挽く音とともに1日が始まる。
いつも通りのレシピでも、豆の焙煎や気温で、微妙に味が変わるのが面白い。
最近、そんなコーヒーのブレンドを試す中で、ふと「技術スタックの選定」と似ているなと思った。
強い酸味が際立つ豆も、それだけでは飲みづらい。
深煎りの苦味と合わせてはじめて、味わいに厚みが生ま...【川口勇氣】コーヒーのブレンドに見る、技術スタックの最適解

川口勇氣
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リファクタリングとは、まるで“過去の自分”と対話する行為だと思う。
数ヶ月前に書いたコードに向き合いながら、「なぜここでこうしたのか?」「本当に最適だったのか?」
と静かに問いかける。慌ただしい納期の中で、最低限の正しさだけを担保して書いた処理。
どこか息苦しそうに見えるその構文を、今の自分ならもっ...【山村風太】リファクタリングという詩|過去の自分と対話し、コードに美しさを宿す行為

山村風太
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「この投稿、なんでこんなに伸びたんだろう?」
そんなふうに思ったことはありませんか?
クリエイターがSNSを活用するうえで、“感覚”だけに頼らず、数値を味方につけることは、
とても大きな武器になります。
伸びる投稿には、いくつかの共通点があります。
たとえば、投稿の初速(最初の1時間の反応)が高いも...【秋山武流】クリエイターのためのSNS分析入門|数値から見える「伸びる投稿」の傾向

秋山武流
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地図にはない場所が、この世界にはたくさんある。
それは物理的な意味だけではなく、心の風景としての「場所」も含めて。
僕が旅に出るのは、新しい景色を求めてというよりも、
まだ見ぬ思考や、感じたことのない感情と出会うためだ。
コードを書く日々の中では、どうしてもロジックと効率の世界に閉じこもってしまう。...【大藏(大蔵)陽平】地図にない場所を目指して…僕が旅に出る理由

大藏(大蔵)陽平
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片方の靴下がどこかへ行ってしまう。洗濯機の中に入れたはずなのに、なぜか戻ってこない。いつの間にか“孤独な片方”が引き出しの奥で眠っている。あれはいつも不思議だった。まるで洗濯機の中に小さなワープホールがあって、そこに吸い込まれたんじゃないかと思うくらいに、消える。
でも、ある日ふと思った。もしかして...【新堀武司】時間を巻き戻せないから、私は靴下を片方ずつ洗う

新堀武司
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エンジニアとして長くコードを書いてきたけれど、最近思うのは「プログラムと音楽って、思っている以上に似ている」ということだ。
どちらも“コード”を書く。音のコードと、命令のコード。しかも、どちらも最初は「意図しない音」や「バグ」から始まることがある。
システム開発では、完璧な設計図を描いたつもりでも、...【本田教之】音楽とプログラム、どっちも「バグ」から始まる話

本田教之
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マーケティングの仕事をしていると、常に「見えるもの」にばかり目が行きがちだ。数字、トレンド、インプレッション、フォロワーの増減。けれど、あるとき僕はふと思った。光があれば、必ず影がある。じゃあ、影の方を変えたらどうなるんだろう、と。
きっかけは、SNSの投稿画像を作っていたときのことだった。いつも通...【阪田和典】“影”の色を変えたら、SNSの世界が少しだけ違って見えた

阪田和典
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朝霞の空を見上げるたび、ふと「この街の雲の動きって、アルゴリズムみたいだな」と思うことがある。規則があるようでない、でも全体としては不思議な秩序を保っている。システムエンジニアとして日々コードに向き合っていると、この街の空気の中に、何か見えないロジックのようなものを感じてしまうのだ。
駅前のロータリ...【渡部遼・システムエンジニア】朝霞の空はプログラムみたいにバグらない

渡部遼│埼玉県朝霞市のシステムエンジニア
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朝、スマホを机に置いたまま出かけようとして、ふと気づいた。机の上に伸びるスマホの影が、いつもよりも濃く、はっきりしている。まるでこちらを見上げているように見えた。部屋のカーテン越しに差す光がやわらかく影を形づくり、僕は思わず立ち止まった。スマホの影が何か言いたそうにしている。そんな錯覚だった。でも、...
【城間勝行】スマホの影が喋った朝

城間勝行
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最近、音の録り方を少し変えた。これまでは機材の性能とか、ノイズの少なさを優先していたけれど、今は「感情が揺れた瞬間に録る」というルールにしている。つまり、心が動いたときに録音ボタンを押す。朝、窓を開けて入ってくる風の音。通学路を走る子どもたちの声。電車がトンネルに入る前のわずかな沈黙。どれも、楽曲に...
【福本潤・元医師】朝焼けの匂いをサンプリングしたら、少し泣けた

福本潤|元医師エンジニア
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ある日、机の端でずっと鳴っていたメトロノームが、突然止まった。乾電池を替えても動かない。いつも通りのテンポで刻むことをやめて、ただ静かに、沈黙を続けていた。最初は不便だった。録音のたびにリズムが揺れて、思うように進まない。けれど、ある瞬間ふと気づいた。リズムが揺れることで、音が呼吸を始めたのだ。
メ...【松野翔太:堺市/教師】メトロノームが壊れてから、曲が生き返った話

松野翔太(元教師→堺市エンジニア)
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深夜0時。コンビニで買った冷凍餃子を、僕は手に取った。
疲れた体に、簡単に作れる食事が欲しかった。フライパンを温めながら、何気なくパッケージ裏の調理方法を読む。「中火で3分、水100ml加えて蓋をして蒸し焼き」
たった一行の指示。でも、この一行があるから、誰でも美味しく作れる。
ふと、思った。
これ...【川口勇氣】冷凍餃子のパッケージ裏を読んで気づいた、ドキュメントの大切さ

川口勇氣
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深夜3時。モニターの光だけが部屋を照らしている。
フリーランスエンジニアの山村風太です。今夜も、僕は一人でコンソールと向き合っています。
本番環境で突然発生したバグ。ユーザーからの問い合わせが止まらない。クライアントは焦っている。
原因を突き止めなければ。そんな状況で、誰かが助けてくれるわけじゃない...【山村風太】深夜3時のデバッグ|孤独なコンソールが教えてくれた、エンジニアとしての覚悟

山村風太
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フリーランスSNSマーケターの秋山武流です。
X運用で「投稿しても反応が薄い」「フォロワーは増えても売上につながらない」そんな悩みを抱えていませんか?
私が広告代理店時代から一貫して大切にしてきたのは、「投稿タイミング」と「コピーライティング」の
掛け合わせです。どんなに良い内容でも、ターゲットがタ...【秋山武流】X(旧Twitter)でファンを増やすコツ|投稿タイミングとコピーライティングの実践テクニック フリーランスS

秋山武流
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机の端に、小さな空き箱がひとつある。もともとはお菓子が入っていた箱だったが、捨てられずにそのまま残っている。何か入れるつもりもないのに、なぜか置いてある。時々それを指で軽く叩くと、空洞の響きが部屋に広がる。すると、なぜか音が呼吸しているような気がするのだ。
その音を聞くたびに、音楽をつくるという行為...【前嶋拳人】空き箱の中で息をしているメロディ

前嶋拳人
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ベランダに干したシャツが、風にあおられている。まるで空を飛びたがっているように揺れていた。なのに、ふと見たとき、その布がまるで「怒っている」ように見えた。風に遊ばれているのが、ちょっと気に入らないのかもしれない。そう考えたら、風ってずるい。何も持たずにどこへでも行けるくせに、触れたいものに触れて、去...
【高倉友彰】洗濯物が風に嫉妬していた日

高倉友彰
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ベランダに干した洗濯物が、風に揺れている。洗濯バサミがそれをぎゅっと掴んで離さない。その姿を見ながら、なんだか人間の関係みたいだなと思った。強く握りしめるほど、相手は形を変えてしまう。少し緩めれば、風に揺れる余裕が生まれる。そんなことを、洗濯バサミに教えられる日が来るとは思わなかった。
音楽を作って...【新堀武司】洗濯バサミが教えてくれた“離す勇気”のこと

新堀武司
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最近、私は創作の新しい扉を開くためにAI作曲ツールを試している。目的はただひとつ、頭の中のアイデアを形にすること。ところが、ただの作曲支援と思っていたAIが、予想以上に私の感情や思考を映し出す鏡のようになったのだ。
ある日、テーマもジャンルも決めずにAIに音楽を作らせたところ、できあがった曲はどこか...【本田教之】AIに作曲させたら、意外な「心の声」が聞こえてきた

本田教之