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  • G clef Link 元騎士団長5 History of HMさん 2020/02/24
    00:58

    [魔導国家ジャッロの城下町]
     ジャッロ城に併設される教会の鐘塔時計が午後7時を示していた頃、民が住まう城下町にはガス灯の明かりが点いている。ガス灯が放つ明かりは、美しい夕陽のような暖色で夜の町を彩っており、古き良き時代のロマンを演出するのだ。
     過ぎ去った時代を彷彿とさせるジャッロの城下町を、闇のセカイに属する者が歩んでいた。闇が目指す場所は教会の鐘塔であった。

  • G clef Link 元騎士団長4 History of HMさん 2020/02/23
    01:16

     彼女が入団してから大剣を扱えるよう努力した結果、騎士団に所属する仲間たちと国を治める王からも、団長となったメイを称賛する声が飛び交うようになった。
     多くの部下たちを指揮する統率力。立ちはだかる魔物へも臆しない闘争心。困難な状況を素早く打破し、仲間を剴切な針路へ導いていく彼女の姿は、いつしか真紅の騎士であると言われるようになった。
     真紅の騎士、その名の由来はメイに宿るカリスマ性が、まるで鉄をも溶かす炎を連想させる情熱的なものであるからだ。彼女は団長になってから発する言葉の一つひとつに、人の心を動かせる力を備えていた。

  • G clef Link 元騎士団長3 History of HMさん 2020/02/22
    06:28

     今から9年前、メイは父親のロアを亡くした。当時16歳だった彼女はロアの死後、父の遺言にしぶしぶ従ってフォレスタ・キングダムの騎士団へと入団する。このとき、メイが父から引き継いだのは、自身の背丈ほどある無骨な大剣と真紅に輝くト音記号の首飾りこと、クリムゾン・ジークレフである。
     英雄であった父を象徴する大剣を背負い、騎士団へ入団した当初は、周りの騎士たちから英雄の娘である彼女に大きな期待を寄せられていたが、まだ戦闘経験のない少女がすぐに大剣を扱える筈は無かった。
     メイが16歳の頃、まだ振ることも儘ならなかった大剣の名は、ブレイズ・オブ・クレイトスと云う。彼女は騎士団のなかで嗤われていた。いくら英雄の血を引いていても、女ではその剣を扱う事などできないと笑われていた。

  • G clef LinK 元騎士団長2 History of HMさん 2020/02/23
    01:09

     メイが腰掛けるのを確認した店主のマーストンは、彼女にこう言ったのだ。
    「すぐに出せるメニューなら、特製荒野のミートシチューだ。狩りで手に入れたモコモコバニーの肉に、バイソンホルスタインのスジ肉、ホルモンを混ぜて豆と煮込んである」
     この料理は少々、中に入る食材アイテムが奇抜で不気味な気分にさせるモノであるが、ランブルウィードで生きる者たちにとっては御馳走だ。

  • G clef Link 元騎士団長1 History of HMさん 2020/02/20
    04:18

     荒野の町ランブルウィードとは、イルヴァルス大陸で最も危険な地域であると言われている。その理由は、イルヴァルスの地で負の歴史に刻まれる過去の争いで戦いの舞台になった場所だからだ。
     もともとは緑が生い茂る草原の大地であったが、長きに渡る戦争の疵痕により緑は枯れ、岩は砕かれていき、残ったのは砂埃混じりの荒れた土地である。
     その荒れ方、岩が転げてきてもおかしくない起伏ある丘、枯れてしまった河はひび割れた土地になり、木々は痩せ細って触れただけで倒木する恐れがある程だ。

  • そして夢が散っていく 海霧さん 2020/02/19
    17:03

    そして夢が散っていく
    そして夢が散っていく
    ただのひとつも実らないまま

  • G clef Link 魔導国家の頂点7 History of HMさん 2020/02/19
    01:03

    [ジャッロ城のバルコニー]
     2人はバルコニーへと姿を移した。この場所は幼い頃から、なにかあった時に密会をする空間である。
     バルコニーから辺りを見渡せば、まず目に入るのが高くそびえ立つ塔の存在。

  • G clef Link 魔導国家の頂点6 History of HMさん 2020/02/19
    00:44

     その人物は、紺色をした魔術師のローブを着る老人男性。老人男性は樫の木で作られた杖を床に着きながら、ゆったりとした歩み足で玉座の前にへと来る。
    「体調はどうであるか? 大臣のカムパネルラよ」
     カムパネルラ……老人男性はリアーナから、そう呼ばれた。名の前に大臣と称される老人男性こと、カムパネルラは王室で女王が認証する国務を担う従者だ。年齢は100歳を超える長寿者であり先祖代々、魔導国家ジャッロに仕える魔術師の長(おさ)だ。

  • G clef Link 魔導国家の頂点5 History of HMさん 2020/02/19
    00:53

     これによりリアーナ女王が率いし華麗なる魔術師たちが集う、魔導国家ジャッロの主力となる人物たちが此処に集結する。
     まず、リアーナ女王は召使のレオナルドに尋ねた。それは偵察の結果についてである。
    「レオナルドよ。明日に走らせる、魔導列車の経路はどうであったか?」と扇子で自分を扇いでいるが、どことなくソワソワした様子だ。

  • G clef Link 魔導国家の頂点4 History of HMさん 2020/02/19
    08:46

     まず、召使レオナルドの行方について答えたのは眼鏡を掛けた魔術師、ダニエラであった。
    「女王陛下。召使のレオナルドは現在、明日、フォレスタ・キングダムで催される姫君の誕生日パーティーへの参列に使用する、魔導列車の運行ルートを偵察しております」
    「おおっ、そうであったか。流石はレオナルドじゃ。妾がミスティークの皆を呼んだのも、そのことについての段取りである」

  • G clef Link 魔導国家の頂点3 History of HMさん 2020/02/17
    10:35

    「ゼェゼェ……ハァハァッ……」
     呼吸がまともにできない程の地獄である状況下のなかで、トスカーナ・マニアーコは歌を謳いあげた。大理石の床上で横たわり、その身を擽りの反動で痙攣させ、鼻水と涎を垂らしながらも絶叫ミュージカルを遣りおおしたのだ。
    「ヌゥわぁッハッハッハッ!。どうじゃ! 妾のパニッシュハンドは苦しいじゃろッ?。ヌゥワッハッハッハッハッ」

  • 一つの記憶 RM@みっくさん 2020/02/16
    20:11

    ・・・ある日の出来事・・・
    ここに音楽学校から下校するミクの姿があった
    ミク「・・・やばいよやばいよ!」

  • G clef Link 魔導国家の頂点2 History of HMさん 2020/02/17
    14:17

    「そうじゃったな……。そちは妾の大好物、ブリオッシュを“こげぱん”にした罪がある」
     リアーナ女王がそう言うと、一枚の皿の上に乗せた菓子パンをトスカーナに見せつけていく。菓子パンことブリオッシュなる、この食べ物はリアーナ女王にとって3時に食べるオヤツのなかでも、大のお気に入りだそうだ。
     大のお気に入りであるオヤツのブリオッシュ。表面が黒こげになっており、とても食べるには適さない粗末な姿であった。

  • 「水を求めて」 第十話 初戦~そして 喫茶夢見亭(絵師様、作曲者様、動画師様募集中です) 2020/02/15
    22:19

    「水を求めて」 第十話 初戦~そして
    ―――――もう何時間になるだろう。
    灼熱の炎と対峙して。

  • G clef Link キャラクター紹介 History of HMさん 2020/02/15
    18:49

    登場人物紹介
    【主要キャラクター】
    ミク・F・ヴェール

  • G clef Link 魔導国家の頂点1 History of HMさん 2020/02/16
    00:50

     イルヴァルス大陸の北部には、もう一つの巨大な国が存在する。その国の名は魔導国家ジャッロ。魔導師の帽子と杖を装備した、華麗なる魔術師たちが集うジャッロには、その頂点にイルヴァルスの規律を守りし女王が君臨する。
     魔導国家ジャッロの国内は箒に乗った魔術師たちが空を飛び交い、路上には道路に線路が敷かれた上を路面列車が走っている。南部へ位置する国、フォレスタ・キングダムに比べるとジャッロのほうが文明的に発展しているのがわかる。
     ジャッロには他にも、魔導列車と呼ばれる王族用の蒸気機関車がある。これは、このセカイとは別のセカイに存在する【Nelson Steam Works】と云う蒸気機関で動く、乗り物造りを得意とする会社から購入したモノ。魔導列車はジャッロが、独自に走らせるための線路を魔法の力で生成できるよう改良を施している。

  • G clef Link 姫様へのカラメーラ・ドルチェ13 History of HMさん 2020/02/13
    22:57

     落胆しそうになった弟(レン)と比較し、姉のほうは普段から高揚的な性格の持ち主。普通に話していた相手が、お姫様だとわかれば、あることを告げるのだ。
    「あのさ。さっきまであんたのために、お菓子づくりしてたから食べに戻りなよ」
     それは昼食後に与えられた仕事で、自分とリーダーが作った“甘い奇跡”のことである。リンは続けざまにメテ姫へ言った。

  • 強い人になりたい Rabrettyloさん 2020/02/12
    19:12

    私はなんて弱い人間なんだろうか。
    何かあったらすぐ泣いてしまうし、落ち込んでしまうし。昔はこんなことあまりなかったのに、なぜだろう。
    思春期のせいか分からないが、人の目がすごく気になるようになって来た。自分はどう思われているのだろうとか、嫌われたらどうしようとかを考えてしまう。

  • 「怪盗ヒルダの世直し冒険」 第三話 営み 喫茶夢見亭(絵師様、作曲者様、動画師様募集中です) 2020/02/12
    05:37

    怪盗ヒルダの世直し冒険」 第三話 営み
    マナの店はその夜そこそこの人数の客が入って来た。
    皆、それぞれにマナが振る舞う酒を楽しんでいた。マナは慣れていないなりに一人ひとりに丁寧にお酒を作っていった。輝く笑顔と一緒に。

  • G clef Link 姫様へのカラメーラ・ドルチェ12 History of HMさん 2020/02/12
    23:53

     途中、異なるセカイが存在することを示唆した謎のキーワード。気が付けば少女と他愛のない閑談をしていた。だが、雇われ近衛兵となったパーティーメンバーも、休憩時間が終わりに近付いてくる。
    「おい、リーダーのフジタとソレイユ姉よ。次の仕事は、訓練をする騎士たちのサポーターになるんだ……んっ!」
     騎士団長のローランド・デ・パルマが直々に呼びに来たのだが、目の前の光景に愕然としていた。No.1カリスマ騎士である男が動転するのも理由(わけ)がある。

  • 闇と幻の光 Rabrettyloさん 2020/02/10
    20:18

    ある日目が覚めると、少女は暗い場所へいた。
    「あれ?ここはどこ…?」
    そこは、いつもの場所じゃなくて、真っ暗で何も見えなくて何も聴こえない奇妙な場所だった。

  • G clef Link 姫様へのカラメーラ・ドルチェ11 History of HMさん 2020/02/10
    00:49

     少女からの昔話が終わった。話しを聞いた側は、こう応えていく。
    「抜群なネーミングセンスの魔法を使ったのはね、このマジックリンちゃんと、その弟であるレンのお父さんよ」
     まっ先に自分は、ガイアなる人物の子どもであるとアピールするリンであった。14歳の乙女(リン)にとって、ガイアスペシャル! シャイニングフォースの響きに格好良さを感じるのは親子だからだ。

  • 「イチゴとりのマヤちゃん」 喫茶夢見亭(絵師様、作曲者様、動画師様募集中です) 2020/02/09
    17:32

    イチゴとりのマヤちゃん
     村の外れにイチゴ畑がある家がありました。そこにはマヤちゃんという少女が一人で住んでいました。クリスマスイヴの前の日、イチゴをひとつひとつ摘んでいるととっても小さなイチゴがひとつありました。そのイチゴも摘もうとしましたが、マヤちゃんはやめました。
    「このイチゴはそのままにしておこう。」

  • 軍人の寵愛16 喫茶夢見亭(絵師様、作曲者様、動画師様募集中です) 2020/02/09
    04:09

    水神、万理(ばんり)は、仁と由奈の関係を反対している神の一人だった。
    他の神々は殆ど二人の婚姻を認めていっていたが万理はどうしても認めることが出来なかった。
    あるべきものはあるべき場所へ帰すべきだと考えていたからだ。

  • 軍神の寵愛15 喫茶夢見亭(絵師様、作曲者様、動画師様募集中です) 2020/02/09
    04:02

    その日は仁に連れられ外へ来ていた。
    綺麗な泉がある場所へ連れて行ってもらった。
    するといきなり雲行きが怪しくなってきた。

  • 【小説】常識科学の魔法学17 Integer Pさん 2020/02/09
    00:29

    身に覚えのない森にいた。
    木々の葉は多くが枯れ落ち、とても5月初めの季節とは思えない死んだような森。
    近くには湖のような大きな水溜りがあって、壊れた電化製品や自転車などの違法投棄物が堆積している。

  • 桜の舞う季節に Rabrettyloさん 2020/02/10
    19:20

    桜の花が風に乗って舞う様子を、私は眺めていた。もうすぐ私はこの学校を卒業する。
    あの緊張した入学式。とても懐かしくかんじる。とにかく緊張と不安がいっぱいで、これからどうなるのかも分からなかった。
    「あれからもう3年も経つんだなぁ…」

  • G clef Link 姫様へのカラメーラ・ドルチェ10 History of HMさん 2020/02/08
    17:53

     私たちを心配して、ロアの次に声を掛けてくれたのは翡翠色の髪をした男性でした。
    「本当にケガは無い?」
    「大丈夫です。貴方たちのおかげで助かりました」

  • 軍神の寵愛14 喫茶夢見亭(絵師様、作曲者様、動画師様募集中です) 2020/02/08
    05:48

    この日、由奈は一人で本を読んでいた。
    すると、外から声がした。
    「榊由奈はここに居るか!?」

  • 軍神の寵愛13 喫茶夢見亭(絵師様、作曲者様、動画師様募集中です) 2020/02/08
    05:44

    それからしばらくは穏やかな日々が続いた。
    仁が戦いがないときは外へ連れ出してくれるようになった。
    「ここは綺麗な花が咲く場所だ」

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