置き去り果実と七つの大罪。

投稿日:2011/05/09 21:57:46 | 文字数:1,627文字 | 閲覧数:209 | カテゴリ:小説

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ネタバレあり!!!

わたしなりの解釈です><。

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TEXT
 

※これはただの妄想であり、小説とは一切の関係を持ちません。
  少しでも、ネタバレ嫌!! な人は見ないでください。


『千年樹の森』にて…。


「ねえ、いつまで歩けばいいの?お母さん。」
「さぁ、いつまでかしらねぇ?」

母は″今から失う何か″への悲しみの色を隠しながら笑った。
私たちは分かってた。
これから行くのは私たちの住む森のはずれにある【迷いの森】。
そこには昔、幸せな家族がいたらしいけれど、子供を失った悲しみのあまりに母親は死んだ。
父親はいない家庭だったけれど、本当にいい家庭だったらしい。
そして、母親が死んで以来、行方不明者が多発するために【迷いの森】と名付けられた。

「父さん…。どうしてっ…」
「…。」

父は言葉を発しない。
ただ、じっと。僕らの進む先を見つめている。
優しそうに笑う父だった、今振り返ればそう思う。
これから行く場所は、暗く深い森の奥。行けば帰っては来れないだろう…と。

不意に。
父さんと母さんは僕らの手を放した。
お別れの時間…。 私たちは分かっているから追いかけない。
ただ、そこに用意してあった毛布にくるまるだけ、母たちが居なくなるのを待つだけ。


『千年樹の森』改め『迷いの森』にて…。

数分後。
あたりは闇に包まれて、静寂と闇の中。二人だけになってしまった。

「道、わからないね。」
「そうだね、リリアンヌ。」

お互いの手をしっかりと握りながら、正しいとも分からぬ道をただひたすらに歩く。
分かってる。
二人だけでは帰れないと…、家には帰れないと…。

『迷いの森、???』にて…。

大分歩いた。足もくたくただ。
もう、歩けない。このまま死ぬかもしれない。
母たちが僕らに残した最後の優しさの毛布を握りしめた。と、その時。

「アレン…。綺麗よ、この小瓶。」

小さな、少し汚れた小瓶は僕らにとっては綺麗で懐かしく思えた。

「月に照らされてよく光るわ。アレン、この小瓶、持っていきましょう?」

小瓶が道を照らす。
そして、目の前に赤い服の女が現れた。

《あなたは…、アレンとリリアンヌ?》
「そうだよ。」
《アレン、リリアンヌ、父さんと母さんが守ってあげられなくてごめんね?》
《この小瓶の照らす道を歩きなさい。》

女は私たちに向けて優しく笑った。
母さん、死んだ若い娘、幸せな家庭の娘。それは私たちの母さん。

小瓶が道を照らす。
僕らには分かる。ここは母さんを殺して僕らを奪った…【魔女】の家。

「アレン。私は【母さん】が大好きよ。」
「そうだね、リリアンヌ。僕も【父さん】が大好きだ。」
「帰ろうか?」
「うん。」

扉を開けて部屋に入る。
緑の髪の魔女は、私たちを悲しそうな、どこか儚げな顔で見つめた。
魔女は抵抗しなかった。まったく、むしろ当然のような顔で″わたし″に殺された。
《魔女の子分》は《魔女》の夕飯を作っていた。
″ぼく″は背後から背中を押した。

「アレン。お母さん褒めてくれるかなぁ?」
「あぁ、きっと褒めてくれるよ。」

と、直後赤い服の女は僕らの前に現れる。

「「母さん。」」

しかし、母さんは私たちが近づくことを拒んだ。
そして、私たちに一つの真っ白な光を見せた。
それを受け取ると、《魔女》の記憶が見えた。
頬を一筋の涙が伝う。 この人はかわいそうな…可愛そうな魔女(あくま)。

受け取ったソレを僕らは七つに分ける。



母を殺した後に食べた夕飯の記憶、悪食。
僕らを奪った時の記憶、傲慢。
僕らの母さんに子供ができたときの記憶、嫉妬。
私たちを奪ってからの父親、怠惰。
父を誘惑した魔女の瞳、色欲。
そして…。私たちを生んだ母の憤怒を込めて…。

「好きなところに行けばいいわ。」
「僕らと同じ気持ちを…。」



『千年樹の森』にてエルド。

「七つの大罪の器を探してほしい…。」
「まぁ、時間なら無限にあるからね。」


はじめまして、STAと申します!!

~楽曲募集~

インディーズでまだ名も売れていないのですが、smilingと言う名前で活動しています。
今、楽曲を作成して下さる方を募集しています。
13人のダンスボーカルユニットです。
ご協力してくださる有志の方、よろしくおねがいします。

作詞されていないものでも構いません。 お願いします。
切実です。

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    こんな解釈もあったんですか。なるほど。
    あと、どうでもいいんですけど…「原罪」を七つに分けたところで…「強欲」がないです。
    あれ?と思って三回ぐらい見ちゃいました。
    はい。どうでもいいですね。失礼します。
    おもしろかったです。

    2011/08/21 17:40:35 From  ゆるりー

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