マトカリアの手帳は飴色を知らない
投稿日:2015/10/15 19:02:56 | 文字数:476文字 | 閲覧数:677 | カテゴリ:歌詞
「マトカリアの手帳は飴色を知らない」の歌詞です
色盲の街へ花束を
懺悔の都市には聖歌を
擦れた心には何を
ねぇ、捧げるの?
清廉な声で名を呼んで
無垢な瞳で燈を見つめ
時計の針を指で食み
悲笑みを溢す
プシュケに捧ぐ 哀の詩
制約を課せられた記憶
0と1の想いがいつの日か
届きますように
霞の情が熱帯びる
刹那の高鳴りを堪えて
筆で綴る想いが燭台に
緩火を灯した
憶が手帳の白を呑む
紡いだ憶が堅を成す
今だけ緩やかな時が
止まればいいな
秋めく空は褪せて
冷えた風が囁いた
刻限はもう間近で
愚図りだす灯火に口付けをした
夜降ち 注ぐ月時雨
淡く溶ける様は泡のよう
この夢もあと僅か
白日の元へ溶けて消ゆ
とある挿話、
明くる日を
ただ拒んだ私の姿は
儚く脆いヒトのようね
情炎に心が焦がれそう
零れて溢れた何かは
貴方が私にくれた宝物
晩秋の宵の口
プリムラを抱き締め
揺籠の中で眠りに就く
出会いに祝福を
コロルの国へ賛美歌を
彼女には慈愛を捧げる
観世繕りの記憶は
永久に続いていくから
褪せた手帳が自を述べる
変わらぬ面影に見合える
頁の中で生きる文字達は
飴色を知らない
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廃棄場のポエトリー
0と1の雑踏 過去は仕分けられ
恥も馴染んできて言葉を吐く
小さな火種は瞬く間に業火
落日は迫った 受け入れたくないよ
吐き気がするよ 吐瀉物に塗れ
廃棄場のポエトリー
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寂寞の種
雨の気配 群青の夜 脆いアスファルト 不夜城へ沈んだ
フェンスの向こう 微笑んだ貴方 脆い感情が崩れていく
咀嚼したリアルは腐っていた 駆け出した足は崩れ落ちた
戻らない時を恨んでも欲望には抗えやしない
古びた図書館の匂いがした 懐かしい母の記憶があった
寂寞の種
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ココロアンサー
僕達の願いは簡単に破り捨てられていたんだ
それが現実 確実 出来レースみたいなもんだろ
10年前
そこには穢れない場所があった
並木道 華の道 歩くほど先が輝いて見えた
ココロアンサー
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エスターテの叙情詩
湿度の高い夏の午後
青々しい木々 揺れる葉
乾いた汽笛が響いた
駅のホーム 汗が堕ちた
感傷に浸る間も無く
エスターテの叙情詩
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四月の魚
二階から海が見えた あの人は四月の魚
鉄パイプ振り回して魚は満足してる
愛し合った過去の記憶 何かが矛盾している
ゆらゆらゆら まだ何かが揺れている
水槽に閉じこもって
四月の魚
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トイ・パレード
BPM=170
帽子を取られた
兵隊もそろり
抜け出した
さぁ皆
トイ・パレード
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『クロワール・エトワール』歌詞
こんなもんさ 僕はまだ
泣いてだっていないんだよ
こんなもんさ 人の目は
もう無い もう無い 見られていない
存外どうだい 僕もまた
『クロワール・エトワール』歌詞
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取り柄のないクズだって生きてていいだろが
職場の人に舌打ちされたことはあるかい?
自分の両親にがっかりされたことはあるかい?
特別にゃなれないとある日突然気づいたのかい?
取り柄のないクズだって生きてていいだろが
才能なんて幻想と高校辺りで気づいたのかい?
取り柄のないクズだって生きてていいだろが
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ゴーストタウンRPG歌詞
そう、例えば胸の奥に痞える異物のような
掻き出せない悲哀の粒はこうして胃酸に乗せて
うなだれる曇天に
怒鳴り声と架空生物の横顔
酷く不器用な君の手つき
ゴーストタウンRPG歌詞
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瞼の裏のアトリエ、光のカーテンは夜を包む
瞼の裏のアトリエ、光のカーテンは夜を包む
君に見えなかったはずの風景が、そっと瞼の裏を浸していく様を
君と見たこと、忘れたまま
光を失って久しいその眼は、セピアの映像に縋りついていた
君の手をとって逃げようとした、僕の背中を呑みこんでゆく
瞼の裏のアトリエ、光のカーテンは夜を包む
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