悲劇
投稿日:2016/12/05 18:55:13 | 文字数:527文字 | 閲覧数:401 | カテゴリ:歌詞
この世に生を受けたとき
優しい子になるようにと
母はこの名を付けました
他人に優しくすればするほど
この気持ちは止まらない
「誰が僕を救ってくれるの」
言葉の暴力受け止めて
この身を投げて的になる
優しい子 優しい子
でももうそれも疲れたんだ
この1歩を踏みだして
四角い箱に立ったなら
細い首に縄をかける
行き場のない手を伸ばして
宙吊りになったなら
見返すことができるのか
この世から消える妄想
したって何も変わりゃしない
でも見ないフリをしたい
世界が僕を見放したんだ
不釣り合いな名前を与え
身勝手に僕を捨てたのさ
屋上に行くのがいいか
倉庫で縄を持つのがいいか
悲しい子 悲しい子
でももうそれも嫌なんだ
この1歩を踏みだして
「嫌い」と言える人間に
僕はずっと憧れてた
行き場のない手を伸ばして
助けを乞う惨めな僕を
誰も助けちゃくれないから
積み上げてきた偽善活動
続けた結果が今の僕
誰か誰か僕のために
募金活動してくれよ
「この1歩を踏みだして」
なんて一億万回呟いたって
震える足は動かない
「行き場のない手を伸ばして」
なんてカッコつけて呟いたって
震えて片手も動かない
舞台の上の大根役者
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人形のワルツ
真夜中の午前2時
ふらりふらりと動き出す
いつも一緒にお遊びした
あの子は今どこにいる
誰もいない暗闇の中
人形のワルツ
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Joker
きみとぼくの
境界線 溶かして
混ざりあった嘘
信じちゃうよ、ばか
重ね合った嘘
Joker
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灰盤船
まるで生きているように 水平線を見上げている
空の青さに覆われて 心の底を隠している
魚さえ泳ぐのに 前線の夢は透けていく
枯れていった花に 「前線の夢は透けていく」
まるで生きていたように 未来像は示していた
灰盤船
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泡沫エンドロール
エンドロールの向こう側
鳴り響く遮断機と霧の音
過ぎ行く夏に黒い薔薇
結べなかった言の葉と糸
明日から私は雨のち雨
泡沫エンドロール
作詞をしてみたい。絵も描きたい。
絵はゆるいのが好き。