懐かしき思い出

投稿日:2013/05/06 16:29:28 | 文字数:1,616文字 | 閲覧数:183 | カテゴリ:小説

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久しぶりにぽルカじゃない!
しかも単発物ですよー!

・・・はい、これですね、ほぼ実話です。
違うとこ?名前だけですねw
昨日思いついたんですよ、と。
こんなに感動してんのになぜ私は卒業文集でこれを書かなかったのか・・・。

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TEXT
 

「あーもう!宿題めんどい!」

現在時刻は11時52分。もうすぐで一日が終わる。
そして今日は愛すべきGWの最終日・・・の前日。
明日はリンと遊ぶ予定あるからなー、とか思いながらだらだらと宿題をやってるんです。
中学生の宿題は多いんです。

「いろはー!お母さんもう寝るから・・・おやすみ」
「あぁ、おやすみー」
娘がこつこつ宿題やってるのに寝るんですか、あの母親は。
でもなー、今はちょっと休憩したい気分なのです。
「そうだ!手紙でも読み返してみよ!」
こういうものは思い立ったら吉日、ということで、私は引き出しの中から手紙がいっぱい入ってるファイルを取り出した。

「ふふ、懐かしぃ・・・」
手紙、と言ってもいろいろあった。ケンカしちゃった子から、引っ越しちゃった友達から、ふざけてローマ字で書いてあるのもあった。
その中から、輪ゴムでまとめられていたものを見つけた。一番前には、『いろはへ』と書かれている。下のほうには、『ボカロ小4年バスケ部のみんなより』と書かれている。
胸が、ちくりとした。
そして、いつの間にか‘あの時’のことを思い出していた。


あの時、私は病んでいた。
部活をやる意味が、全くわからなかった。
私は元々、運動がニガテなくせに、何故かバスケ部に入っていた。
もちろん、運動能力は皆より劣っていた。
冬、インフルエンザに罹ってしまって以来、あまり部活に行かなくなった。
その後、年の暮れくらいからは行くようになったのだが、そこでみんなとの溝が深まってしまった。
実践練習で、ミスを連発。もちろん、休んだ代償なのかもしれないのだが、私はそれがとても悔しかった。
そして思った。「私は、このチームに要らない存在なのかも」と。
そう思うともう止まれなかった。
そしてあの日――――2月、部活の顧問に紙切れを渡した。紙切れには「私はこのチームにいて迷惑をかける存在です。だから、部活を辞めます」と書いて。
その次の日、私は顧問に呼び出された。
「なんで辞める、なんて言うの?」
「それは・・・私が、バスケ下手で、みんなに、迷惑かけちゃうから」
本心。4年になって初めて言ったと思う。しかも涙がぼろぼろと流れてる。
ずっと下を向いて泣いてたら、顧問がこう言ってきた。
「いろは、あんたはまだ4年で伸びしろがあるし、何より部活で声出しとか、頑張ってたじゃんか」
顧問は、私を認めてくれた。そして、「また、戻っておいで。みんな待ってるから」って言ってくれた。

翌日、私は久しぶりに部活に出た。
「いろは!みんな待ってたよ!」
そう言ってキャプテンのマユちゃんが袋を渡してきた。
中を開いたら、中には10通以上の封筒が入ってた。
「みんなで手紙を書いたんだ。良かったら読んで!」
「・・・みんな、ごめんね」
私は泣いてしまった。勝手に辞めた・・・辞めようとした私のために、こうやって手紙をかいてくれたことに感謝しないといけないのに。
「いろはっ!戻ってきてくれて嬉しいっ!」
「リン・・・みんな、ありがとう!」
私は、笑顔でみんなに言った。


「あれから、よう辞めんかったなぁ・・・」
それから、結局6年の引退まで部活を辞めなかった。
あんな手紙があって、辞めるわけにもいかないし、少なからず私はチームに必要だって分かったからだ。
リンから貰った手紙によると、あの日渡した紙切れは、その日の部活で顧問が読んだらしい。
そこで、マユちゃんが「手紙を書こう!」って言ってくれたそうだ。
本当に、私って馬鹿だなぁ。
自分だけで被害妄想して、勝手に辞めるなんていって。
だから、私は心の中で「ありがとう」って言った。
引き止めてくれたチームのみんなや、顧問の先生に、今更だけど改めてお礼を。

・・・はっ!
こんな回想に浸ってる場合じゃない!
慌てて時計を見る。時刻は0時16分。
マジメに宿題やんなきゃヤバいなぁ・・・。

アイコンは桃城雫さんに描いて頂きました。

Lilyさんに恋をして早5年。
いろんなところに浮気しています。

下手の横好き。
物語もイラストもカバーもトクロも嗜む程度に。

では。

twitter:lily_suu528

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作品へのコメント3

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    ご意見・感想

    ん~これ実話かな!?って思って読んでたら「ほぼ実話です。」って書いてあったので心の中で「やぁっぱりかぁっ!!そうだよなっ!!」ってなったww
    なんかそんな感じが漂いまくってましたし・・・これで「実話というのは嘘です」とか返されたらやられたぁ~って感じにもなるけど・・・ただ間違えないで欲しいのはヨノナカアマクハナイデスヨー 中学高校では部員減ると部費少なくなるし、印象悪いし 私は無駄な時間を過ごしました・・・ もちろんこの場合きっとはみんなが本当に優しかったんでしょうが・・
    語るほどにけなしてるようになってしまうので(全然そんなつもりではないです)
    このへんで・・・

    2013/05/16 21:55:40 From  CODE BABA

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    メッセージのお返し

    はい、実話でございますよwww
    てか実話でないとこんなの書けませんよwww
    まぁ・・・この話は「小学校だったから」なんでしょうね。しかも4年ですしw
    今は中二ですけどそれなりに楽しくやってますし、部員も少なくなる予定はないと思います。
    大変素敵なコメントありがとうございました。

    2013/05/18 08:38:05 すぅ

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    ご意見・感想

    顧問の先生優しすぎて泣けます…。
    そして部員の皆さんも優しすぎます。

    宿題に関しては私も残ってますよ←
    明日学校なのに結構残ってます(ドヤァ←

    2013/05/06 18:45:56 From  ゆるりー

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    メッセージのお返し

    もうね、自分も泣けましたよ・・・。
    ほんとにみんな優しかったんですよ!きっといろはちゃんとこも!!

    いやそこはwww
    結構ってやばいじゃないですかw

    返信がめちゃくちゃ遅れましたああああ・・・・。
    本当にゴメンナサイ・・・。

    2013/05/09 17:50:52 すぅ

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    ご意見・感想

    こ、顧問の先生がぁ…、ひっく、優しいよぉ…。

    空気ぶち壊すけど、いろは、宿題やれやwww

    2013/05/06 16:46:11 From  和壬

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    メッセージのお返し

    うん、だって新任教師ですもの(ガチw

    いろは「えー宿題めんどいーわー・・・」

    2013/05/06 17:34:46 すぅ

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