街中で立ち止まれば
開いたままの右手が、まだきみを捜している

寂しくて空を見上げたら
苦しいほどに胸が痛むんだ
きみが隣にいないからかな

会いたいと願うくせに
会いにいく勇気はなく
手繰り寄せた、かけがえない思い出だけ抱いていよう

いつか話したふたりの未来
もう叶わない夢物語
夜の星を指先で数えて 眠りにつければ幸せだった

無意識に隣を見て
誰もいない空間に溜息を吐くばかりだ

悲しくて涙こらえたら
切ないほど胸が疼くんだ
きみがどこにもいないからだよ

思い出せば滲むのに
過ぎるごとに薄れゆく
目蓋の裏、焼き付いた残光だけを頼りにして

名前を呼ぶから答えてくれ
ひとりで生きるこの世界は
あまりにも広くて迷子になる
まるで小さな子供みたいだ

きみは安らかでいるだろうか
ひとりで泣いてはいないだろうか
夜の星を眼差しでたどって
濡れた頬にぬくもり感じたら、おやすみ

どうかやすらかな夢を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【曲募集】残光

男性視点を目指しました

閲覧数:681

投稿日:2015/12/06 06:07:04

文字数:404文字

カテゴリ:歌詞

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