レンリン(学パロ双子設定)
投稿日:2009/01/05 18:19:06 | 文字数:658文字 | 閲覧数:2,255 | カテゴリ:小説
サイトにのせた夕焼けお題から再うp。
暗くし過ぎた感が否めない…。
【胸がきゅっとなる】(レンリン)
「ずっと一緒にいられたらいいのにね」
夕焼けがまぶしい、学校の屋上。体育座りで膝を抱えたリンが、枯れたような声で呟く。
一緒にいられたらって、誰が?……俺が?
「…それって、いつかはバラバラになるってこと?」
「そうだよ、ずっと一緒にはいられないの」
「ふーん………俺たちとは違うんだな」
「……そうじゃないよ、レン。あたしがいってるのは、リンとレンのこ」
「俺はリンと離れたりしない!」
リンの言葉を聞いていられなくて、思わず怒鳴ってしまう。リンは大きな目を悲しそうに滲ませて、膝を抱えなおした。
(嫌だな……そんな顔、させたいわけじゃないのに)
情けなくて、俺まで泣きそうになった。
「……このまま、一緒にはいられないよ」
「………なんで?」
「リンとレンは、姉弟だもん」
「姉弟だったらなおのことずっと一緒だろ?なんでそんなこというんだよ」
「……無理だよ。だって、リンは、姉弟なのが嫌なの……レンを好きになっちゃったから、」
だから、一緒にはいられないの…
そういって、リンはとうとう泣き出してしまった。ポロポロとこぼれるみたいに溢れ出るリンの涙は綺麗で、なんだかとても苦しくなった。
「……俺も、リンが好きだよ、世界で、一番……誰よりも」
「…………」
「リンが、姉弟が嫌なら……俺も、弟やめる」
「…………レ、」
「だから、」
一緒に、逃げませんか。
どこまでも追いかけてくる、あの優しい優しい夕焼けから。
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リンが風邪をひいた日
昨日から、変だなって思ってた。
歌ってる時になんとなく、空咳をくりかえしたり、喉の辺りを触って首をかしげたりしてたし。そういえば声の伸びもあんまり良くなかった気がするし。
今朝になってそれは明白になった。
顔を真っ赤にして、苦しそうに咳き込みながら寝込んでいるリン。真夜中に発熱して、今日はてんやわんやだった。
「レン? 支度できたならさっさと学校行きなさい」
リンが風邪をひいた日
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【小話】WITH -世界は僕らのもの-
★学パロ的なレンリンSS
昼休み、リンは突然俺のクラスにくると、
ジャンプして俺にダイブし、
器用なことに、俺の首に手を回して抱き付いた。
「レーンっ!!!」
【小話】WITH -世界は僕らのもの-
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『アドレサンス』 妄想小説
オレとリンは生まれてからずっと一緒に過ごしてきた。
でもオレらの14の誕生日にメイコ姉が、
「ねぇ、まだあんた達まだ一緒のベッドで寝てんの?仲良いわねー。
でももう14歳になったんだし、そろそろ別々に寝たら?
部屋も余ってるんだしさ。」
『アドレサンス』 妄想小説
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むかえにきたよ
駅の改札から出ると、辺りは真っ暗になっている。
家路へ急ぐ会社帰りのおじさん達を横目に見ながら、さて私も早く帰らなくちゃと肩からずり落ち気味の鞄を背負い直した。
肺に溜まった嫌な空気を深呼吸で新鮮なものに入れ替えて、足を踏み出す。ここから家までは歩いて二十分ほどで、決して近くはないけれど、留守番をしている皆の事を思い浮かべていればあっという間だ。
そんな事を考えていた時だった。
「マスターっ」
むかえにきたよ
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【 】
一話
部屋の角には蜘蛛の巣。光はなく、薄暗い。狭く、あるのは酷く汚れた光を運ぶことない窓だけだ。そして極め付けには埃だらけ。どこをどう見ても、生活感がないこの部屋に、人が住むような場所ではないこの部屋に、僕らは確かに、住んでいる。
掃除跡のない床に、埃で覆われていないところが点々と。それは足跡であったり、人型であったりする。大きな人間の痕跡ではなかった。僕らの動いた証拠だ。僕らが生きている、少ない手がかりとなる。
隣でリンが寝息をたてている。
──僕とそっくりの顔。金髪に青がかった目。顔の形。服装こそ違っても、殆ど同じ。これは、双子だからに他ならなくて、僕らをこんなところに追いやった原因でもあって、それでも僕はこの事実に満足している。何故だろう、恨むなんてもっての他だと、心の底から感じるんだ。こんな事になっているとしても、二人で助け合って行こうって、思えるんだ。誰かが言うかもしれない。それは可笑しい、変だって。そしたら僕らは言うだろう。これが僕らなんだ、って。
【 】
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音雪-otoyuki-
朝、寒くて目を覚ました。
ベッドから起きてカーテンを開けると、隣の家の屋根が真っ白。
驚いて、隣のベッドで寝ていたレンを起こす。
「レン、レン!起きて!」
「ん…何だよリン…まだ早いじゃんか…」
音雪-otoyuki-
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【ボカロ】めーちゃんが羊【愛の劇場】
【ボカロ】めーちゃんが羊【愛の劇場】
冬の朝陽を浴び、私はゆっくりと目を開いた。
いつもと変わらない朝。
だけれど・・・・
もふもふ
【ボカロ】めーちゃんが羊【愛の劇場】
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リンが猫になる話
「あれ? なんだろ?」
小さく独り言を言ってしまったのはいつものクセ。
いつも隣にレンがいるから、たまに一人で行動する時もつい、隣にいるように話しかけちゃう。
ま、それはいいとして。
あたしがなんだろ? と呟いたのは、妙なモノを見つけたから。
リンが猫になる話
よろです。