語り部の悪ノ娘

投稿日:2010/03/04 19:03:27 | 文字数:898文字 | 閲覧数:853 | カテゴリ:小説 | 全4バージョン

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語り部シリーズ5作目です。

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語り部の悪ノ娘
ようこそいらっしゃいました。このたびお聞かせするのは悪逆非道の王女様の物語です。

その王女様は、わずが14歳だったそうです。数々の絢爛豪華な調度品に囲まれ、ジョセフィーヌという名の愛馬、顔の良く似た召し使いと共に暮らしていたそうです。

しかし、たった14歳の王女に、王国はあまりにも大きすぎたのです。そして、王女は国民達を思いやることができずに、自信の欲望を満たし続けたそうです。そして、国民達は王女の欲望の犠牲となって言ったそうです。

ある時、王女は海の向こうの青き王子に恋をしたそうです。けれど、その時既に青き王子は緑の娘を愛していたのです。嫉妬に狂った王女は、静かに命じたそうです。緑の国を滅ぼしなさい、と。
そして、召し使いはその命令に従ったそうです。

緑の国では、町が焼き払われ、幾多の命が犠牲となり、消えて行ったそうです。そして、苦しむ人々の嘆きは王女には届かなかったそうです。

悪の王女を倒すべく、ついに人々は立ち上がったそうです。烏合の民を率いたのは、蒼きナイトを従えた、紅き鎧を纏った女剣士だったそうです。彼女達にとって、長年の戦で疲れ果てた、兵士達など敵ではなかったそうです。

ついに王宮は囲まれてしまい、家臣達も逃げ去り、独りで残っていた可憐な王女は捕らえられたそうです。
ですが、捕らえられてもなお、王女は気高くあり続けたそうです。

すぐに王女の処分は決定し、断頭台に掛けられることになったそうです。教会の鐘が鳴り響く午後3時、王女は最後に、
     「あら、おやつの時間だわ。」
                 そう言い残し、処刑されたそうです。

処刑の場には、あの召し使いが人ゴミに紛れており、その召し使いだけが涙を流したそうです。

いかがでしたか?私のお聞かせした物語は。今日のところはここでお開きにしましょう。ああ、そうだ。この物語には、いくつか続きが存在しているのです。次にここに来られた時には、その物語をお聞かせしましょう。帰り道にはどうぞお気をつけて。よければまた、私の物語を聞きにいらして下さい。それではさようなら。

語り部シリーズぜひぜひコメントを!



うろたんだーと幻想狂気曲をこよなく愛すことをここに誓う!

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    こんにちは。
    あの、
    協会の鐘が鳴り響く午後3時

    のところ、
    協会ではなく教会ではないでしょうか?
    こんな素敵な文にこんな事入ってしまってすみません。
    失礼しました!

    2010/02/02 19:57:03 From  あめ。

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