きらりと零れ行く、儚き六ノ花
どうか、今は消えないで
夜が巡るまで


遠く見る山 白く
空は 薄く濁って

窓の外に見えるは
世界を染める花


遠く離れたものを
手繰り寄せようとして

二度と戻らぬことに
否応無く気付いて

ひらひらと それは舞い落ちて
刹那、消えて逝く

--その様は、一人佇む、私の「今」に似て。

きらりと零れ行く、儚き六ノ花
どうか、今は消えないで
この手に残って


近く触れ合うものの
暖かさに甘えて

今は戻らぬ夢に
涙さえも枯れ果て

くるくると それは舞い落ちて
刹那、融けてゆく

--その様は、春に怯える、私の「今」に似て。

きらりと零れ行く、儚き六ノ花
どうか、せめて、今だけは
私を包んで


春の陽が連れ行く
明るい温もりは
貴方の腕の冷たさを
忘れさせるから

きらりと零れ行く、儚き六ノ花
どうか、どうか、もう一度
この手に残って

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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六ノ花

閲覧数:139

投稿日:2011/03/30 23:23:57

文字数:394文字

カテゴリ:歌詞

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