【カイメイ】仕上げはあなたの唇で

投稿日:2011/11/27 16:45:40 | 文字数:1,717文字 | 閲覧数:921 | カテゴリ:小説

ライセンス:

鉄は熱いうちに打て…!
ツイッターで「カイトがめーちゃんにメイクしてたら萌えるよね」とかお喋りをしていたらいつのまにかこんな話が出来ていました。

!ご注意!
・カイメイ
・体力回復記念の2時間クオリテリィ
・でもカイトはすっぴんのめーちゃんが一番綺麗だと思ってる


☆以前お伝えしていた薄い本3種の通販がまもなくとらのあなさんで始まります!
始まりましたらこちらのメッセージでお伝えしたいと思いますので、もしよろしければ…!

前のページへ
1
/1
次のページへ
TEXT
 

「はい、出来上がり」

ゆっくり目を開くと、目の前には満足そうに笑うカイトの顔。
差し出された鏡を受け取って覗き込むと、想像以上に完璧なメイクをされた自分が映っていた。
「……」
「どう?」
「…なんで」
「ん?」
(…なんで、こんなにうまいのよ)

ほんのり色づいた頬と潤んだ唇、毛穴ひとつない肌。いつもより1.5倍近い長さの睫毛と、目の周りを華やかに彩るラメ入りのシャドウ。目尻を囲んだアイラインは上品にまとまっていて、まるでプロにやってもらったような仕上がりだ。

こいつは一体、いつこんな技術を習得したんだろう。





いつものメイクさんが風邪を引いて休んでいる、とマスターから連絡が来たのは一時間前。
『メイコ、申し訳ないんだがメイクしてから来てもらえるか?』
マスターの依頼に分かりました、と強がって答えてはみたものの、今日のジャケット写真撮影に先駆けて撮ったPVではいつもよりもしっかりしたメイクを施していた。あれはプロの技だ。慣れない付け睫毛までしたあのメイクを、普段薄化粧しかしない私に再現出来るとは思えない。
メイクの得意なルカは別件で仕事、頼みの綱であるリリィちゃんとグミちゃんもお買い物に行ってしまっているらしい。
…困った。八方塞がりだ。

『めーちゃん?どうしたの?』
カイトがリビングに姿を現したのはそんな時だった。
かくかくしかじか、状況を説明すると、ふんふんと話を聞いていた彼がなぁんだと笑った。
そして言った。

『――じゃあ、俺がしてあげるよ』





鏡に映る自分はまるで違う人のようだ。まじまじと覗き込んでしまう。
「ご満足頂けた?」
「……」
ちらりと見上げたカイトは得意げな表情を浮かべている。
満足というより、何となく面白くない。思わずむぅと膨れてしまう。
「あれ?だめ?結構自信あったんだけど」
「…だめじゃないわよ、全然」
「じゃあなんでそんな顔してるの」
「……」
「せっかくうまく出来たんだから、褒めて?」
「……」
私は答えない。
だって、言える訳ない。手慣れたすぎたメイクに、ちょっと嫉妬しているなんて。

カイトはいつも優しい。妹にも弟にも、お隣さんにも、仕事相手の人にも。
愛情表現が率直すぎてたまにウザがられたりしているけれど、でも皆カイトの優しさに救われているのは間違いなくて。
「一人」だった私を「二人」にしてくれたのも、側にいて笑顔をくれるのも、腕いっぱいの愛情をくれるのも。
それはいつだってカイトだった。
それなのに。
「……」
「めーちゃん?」
それなのに、私は。
カイトの手が触れたかもしれない見も知らぬ誰かに、こんなにも嫉妬している。
こんな風に、優しく触れられたかもしれない誰かに。


「…んー、ちょっとグロス濃いかな」
「…そう?」
顔を見られたくなくて、顔を背ける。すると、カイトの指先が追って来て、顎を持ち上げられた。
「ちょっと薄くしようか」
なに、と問う間もなくカイトが微笑んだ。
ふと唇に触れたカイトの指先。慣れた感触にぴくんと体が跳ねる。そして。

――瞬間、目の前が暗くなる。
やがて唇に感じた、柔らかな衝撃。
焦点が合わない程近くにある蒼の瞳が優しく揺れて、吐息が肌をなぞる。

「…うん、ちょうどいい」
再び満足そうに頷くカイトの唇には薄く紅が残っている。ぺろりと舌で舐めとる様がなんだかやけに色っぽい。
驚きと恥ずかしさで言葉を失っていると、カイトは意外な言葉を口にした。
「さすが俺、初めてにしては上出来」
「…はじめ、て?」
「?うん、そうだよ」
どうして?とカイトが首を傾げる。
だって、あんなに手慣れてたのに。だからきっと他の人にもやってあげてるんだと。

「…初めてなのに、こんなに上手なの?」
「そりゃあそうだよ。だって」

めーちゃんを一番綺麗に出来るのは、俺だからね。

さも当然のように言い放った顔は自信に満ちあふれていて、思わず口が開いてしまった。
「あれ?チークも濃かったかな?」
「…ばか」
こつん、と額をぶつけると鼻先が甘くくっついて。

結局、もう一度近付いて来た唇がメイクの仕上げになった。

駄文を書いては自己満足しています。
一応小説。たまになりそこないのポエム。
全くの自己流ですので、読みにくいところも多々あるかと…


年長組が好きです。全力でカイメイ支援。
っていうかカイメイ小説しか書いてませんのでご注意ください。


めーちゃん可愛いよめーちゃん。
めーちゃんが皆から愛されてれば幸せ。
めーちゃん中心に家族は回っていると信じてやみません。
めーちゃんハァハァ

美麗イラストを見てぴぎゃぁぁぁぁすると勝手に小話を作ることがあります。
ご注意ください。


タグやブクマ、メッセージありがとうございます…!(`;ω;´)ブワッ
カイメイ好きさんの優しさは世界一や


プロフ画像の可愛すぎるめーちゃんは青菜しゃーぷ様よりお借りしました!


[ブログサイト]
http://saltcabbage0919.blog.fc2.com/

[pixiv]カイメイ以外もあり。ピアプロの方がカイメイ作品多いです
http://www.pixiv.net/member.php?id=1040966

[twitter]たいしたこと呟きません
http://twitter.com/kyonturbo



※11/19発行の小説本3点、おかげさまで完売しました…!お買い上げくださった方々に最大の敬愛を!!

もっと見る

作品へのコメント3

ピアプロにログインして作品にコメントをしましょう!

新規登録|ログイン
  • userIcon

    その他

    とらのあなさん(http://www.toranoana.jp/)で通販が始まりました!
    「しおきゃべつ」で検索して頂けると引っかかりますので、よろしければ…!!

    「恋」「桜」「扉」の三種、本文サンプルはコチラですーhttp://piapro.jp/t/z7NB

    2011/11/30 00:28:13 From  キョン子

  • userIcon

    ご意見・感想

    ニヤニヤが止まりません!電車の中だというのに…!
    素敵なカイメイをありがとうございます(*^^*)

    通販もいよいよのようで、楽しみです!始まったら、お店に走ります( ´ ▽ ` )

    2011/11/29 08:23:01 From  マーブリング

  • userIcon

    メッセージのお返し

    >マーブリング様
    いつも感想、本当にありがとうございます!!///
    今回はちょっと短めで糖度高めを目指してみました…!!
    次は長編を目指しますね!!

    2011/11/30 00:26:14 キョン子

  • userIcon

    ご意見・感想

    …いつも素晴らしい作品を…有り難うございます……!!!
    これが2時間クオリティだなんて、驚きすぎて上手くキーボードが打てませんでした(笑)

    ブクマいただきます

    2011/11/28 20:50:21 From  くらびー

  • userIcon

    メッセージのお返し

    >鎖骨☆様
    こちらこそ、いつも読んで下さってありがとうございます!!
    下さるメッセージがいつも励みになっております…///
    短文は短文で起承転結が難しいのですが、長編を書く方がやっぱりやりがいがあるので好きです…次はちゃんと長文を書こうかなと思っております^^
    是非また遊びにきてください☆

    2011/11/29 01:19:41 キョン子

もっと見る

▲TOP