巡音ルカの 『めぐりすぎ注意だと言ったら次の日スタジオに来なかった件』

投稿日:2009/06/18 21:36:55 | 文字数:2,204文字 | 閲覧数:1,547 | カテゴリ:小説

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誰もが忘れた頃に、さも当然のように何食わぬ顔で現れる。それがめぐりすぎクォリティー。
メイン小説の方が一段落ついたので、4つめUPします。
ニコニコして頂けたら重畳でゴザルよ。



追記:
だいぶ遅くなったけど、デP、メジャーデビューおめでとうッス。
CD買ったッス、ホントに無修正だったッスねっ!w 

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TEXT
 




花火大会を見に行ったお姉ちゃんが、仕事で行けなかった私のために、花火の模様を話してくれた。

「すごかったの。バーンってなって、ぶわーってなって、キラキラがパラパラってなるのよ」

お姉ちゃんは身ぶり手ぶりをまじえて、熱心に教えてくれる。

「びゃーってなるのとか、赤とか黄色がパアッてなるのとか、長いのがザーッてなるのとかあったの。すごく綺麗だったの」


うんうん。
さっぱり分かんないけど、楽しかったみたいで何よりだよ。







どうしてそんな話になったのか忘れたけど、お姉ちゃんと告白に有効な殺し文句について話していた。

「告白って言っても……その、状況にもよるでしょうし……」
「じゃあねえ、お姉ちゃんは片想いなの。相手の男の人には、他に好きな人がいるの。そういう場合だったら?」

きのう読んだ漫画のシチュエーションでお題を出すと、お姉ちゃんはウンウン一生懸命考えて。
恥ずかしそうに顔を赤くしながら言った。

「あの……私じゃダメでしょうか……」

お、いい感じ。


「い、今ならお安くしておきますよっ!」

自分を安売りしちゃダメぇ!


「洗剤もつけますから!」

どんな告白なのっ!?







今週は特に忙しくて、洗濯物がたまってしまった。

「これはお洗濯のしがいがあるわね」
「お姉ちゃん、何だか楽しそうだね?」

見るだけでウンザリしてしまうような洗濯物の山なのに、お姉ちゃんはなぜだか楽しそうだった。

「ふふっ。これだけのお洗濯物を一気にジャブジャブ洗っちゃうのって、きっと気分爽快よ。物干し竿にお洗濯物がズラッと並んで、青い空に白いシャツが映える光景は、きっととても綺麗だわ。風が吹いたら洗剤の香りがするのよ。そして夕方になってお洗濯物を取り込んだら、お日様の匂いでいっぱいなの」

へえ……そういう考え方もあるんだ。
心の底から楽しそうなお姉ちゃん。
そのポジティブシンキングは、私も見習わなきゃと思った。





翌日。


ザアアアァァ……


「~~~~~っ……」
「あ、明日はきっと晴れるよ! 明日こそ一緒にお洗濯しようね、ねっ!?」


窓辺で涙ぐんでいるお姉ちゃんを、必死になぐさめる私がいた。







「私の目覚まし時計が変なの。2秒に1回、針が進むのよ」

お姉ちゃんは心の底から不思議そうに、首を傾げた。

「どうしてかしら?」


壊れてるからじゃないかな。






「晩ごはんのお買い物に行ってくるわ」

そう言ってスーパーへ行ったお姉ちゃんから、メールが来た。


件名:ごめんなさい、無題なの。

……フツーに無題にしとけばいいのに。


本文:本当にごめんなさい。
   急いだ方がいいと思ったから、件名を考える時間がなくて

いや、急いでるんなら余計にさ。


本文(つづき):今ちょうどタイムセールで、ネギがとっても安くなったの。
        これは買った方がいいのかしら?



ちょっ……! お姉ちゃん何グズグズしてるの!?








部屋でお姉ちゃんと話していると、不意にドアが開いた。

「ルカ。ちょっと来なさい」

メイコお姉ちゃんだった。
ルカお姉ちゃんは言われた通りに、そこまで歩いて行く。

「座りなさい」

そう言われて、その場にペタンと座る。

「ほら」
「?」

メイコお姉ちゃんが右手を出す。
ルカお姉ちゃんはワケが分からない様子だったけど、とりあえず、差し出された手に自分の左手をポンと置いた。

「よし」


メイコお姉ちゃんは満足して去って行った。







とある問題について、メイコお姉ちゃんと議論を交わしていた。

「犬じゃないかしら」
「違うよ。絶対にリスだってば」
「じゃあ実験してみましょう」
「いいよ」

メイコお姉ちゃんは、向こうでテレビを見ていたルカお姉ちゃんを呼ぶ。

「ルカ。ちょっと来なさい」
「?」

呼ばれてトテトテ歩いてきたお姉ちゃんに、私はコッペパンを差し出す。

「はい、これあげるよ」
「いいの? ありがとうミク」

お姉ちゃんは嬉しそうに受け取って、さっそく食べ始めた。

「………………」
「………………」

両手でコッペパン持って、一生懸命食べている様子を、2人でじっくり観察する。

「ほら、リスでしょ?」
「そうね。残念だけど、ここはアンタの方が正解かしら」

得意になって言う私に、メイコお姉ちゃんは苦笑しながらうなずいた。

「んむ?」


いいんだよ。ルカお姉ちゃんはそのままコッペパン食べてて。









おまけ : あの人がメジャーデビューしたので……



また新たに有名Pがメジャーデビューするという事で、CD販売促進のため、私とお姉ちゃんにCM出演の依頼が来た。

「がんばらなくっちゃ」

お姉ちゃんは張り切っている。
私は営業の人に尋ねてみた。

「それで、どなたがデビューなさるんですか?」
「デッ○ボールPです」


……すいません、CMの内容を教えてもらっていいですか? 詳しく。




さあ、詳しくっ!!!











     めぐりすぎ注意だと言ったら次の日スタジオに来なかった件


                      おしまい



10周年、本命はこっちです。→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8589791

本当にロクなこと呟いてませんが、ついったもやってます。
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よろしければ是非に。m(_ _)m

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作品へのコメント9

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    ご意見・感想

    >紫苑さん
    こちらこそ初めまして、コメ下さってありがとうございます!
    いやいやいや、今さらなんてとんでもない。コメは24時間、年中無休で受け付けておりますですよ、むしろくださi(ry
    いや~、世間一般のイメージでは、ルカはかっちりしたキャラのはずなんですけどね。
    何だろ? あの桜色の髪のせいかなぁ? 初めてルカを見た時、僕は思ったんですよ。「あ、これはホンワカした良いお姉さんに違いない」って。何でしょうね? バカなんでしょうかね俺は?w
    ブクマまでして頂けたそうで。ホントにありがとうございました!

    2009/11/03 09:44:40 From  時給310円

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    ご意見・感想

    うわぁ、初めてリアルでツンデレさんに会ったw

    初めまして霖音さん、コメありがとうございます。ニコニコしてもらえたようで嬉しいです。第一弾から読んでもらえてたんですか? それはそれは、もう何と言いますか、ゴメンナサイ。
    しかし……いやいやいや! 天才ちがうし! むしろ底辺だし! orz
    デPのCDはですねぇ、無修正ですよ。オススメですよw
    そしてユーザーブクマまで! ありがとうございます、がんばります!

    2009/07/05 09:53:02 From  時給310円

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    ご意見・感想

    つ・・ついに初コメです!

    今まで第一弾から読み続けて、
    小さな小さな虫けらのような意地で

    『最終回までコメントなんかするかっ』

    とか思ってたのですが、してしまいましt(ry

    まじで面白いです!
    なんでこんなの考えきれるんですか???
    天才???

    そして、最後はデPというこのクオリティ!!!
    どうもありがとうございます。

    無修正なら、わたしも買おう(ぁ

    ユーザブクマさせて頂きました。

    2009/07/04 22:55:37 From  霖音

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    ご意見・感想

    わわっ、こちらこそ初めまして、コメありがとうございます!
    まさか1週間も経ってコメをくれる人がいるなんて考えもしませんでした。かなり下の方に埋もれていたはずなのに、わざわざ発掘してもらえるとは……ホントにありがたいありがたい。
    他の作品まで読んでもらったそうで。貴重な睡眠時間を割いて、どうもありがとうございます。お仕事は大丈夫でしたか?w

    これからも亀の歩みで細々と書いてます。また気が向いた時にでも声かけてもらえればありがたいです。
    こちらこそありがとうございました!

    2009/06/26 20:54:10 From  時給310円

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