語り部のココロ

投稿日:2009/11/21 15:49:06 | 文字数:998文字 | 閲覧数:244 | カテゴリ:小説

ライセンス:

語り部シリーズ19作目です。

前のページへ
1
/1
次のページへ
TEXT
 

語り部のココロ
ようこそいらっしゃいました。このたびお聞かせするのは孤独な科学者に
作られたロボットのお話です。

孤独な科学者が作り上げたそのロボットの出来栄えは“奇跡”としか
言いようの無い物だったそうです。ですが、まだ1つだけ、“心”という
プログラムだけが起動できなかったそうです。

科学者は何とかココロプログラムと名づけられたそれを起動させようと
手を尽くしたのですが、その努力も虚しく、ココロプログラムが
起動することは無かったそうです。

そして、幾百の年がすぎ、たった独りで廃墟と化した研究所に残された
奇跡のロボットはいつしか、アノ人ガ命ノ終ワリマデ私ニ作ッテイタ
“ココロ”ヲ知リタイ そう願うようになっていたそうです。

そしてその願いを胸に、奇跡のロボットは科学者と共に過ごした日々の
メモリを辿っていったそうです。

その中で科学者はたった1度だけ、奇跡のロボットに行動を禁止する命令を
下しており、その内容は「このシステムを動かしてはいけない。
これはお前には重過ぎる。」というものだったそうです。そして、
そのプログラム名は、“ココロプログラム”―

奇跡のロボットは、博士が与えた禁止の命令を破ってはいけないと
理解していましたが、それよりも心を知りたいという思いのほうが大きく、
戸惑いながらもシステムを起動させてしまったそうです。

起動させたプログラムは、瞬く間に軌跡のロボットに心を与えたそうです。
喜び、笑うことを知り、悲しみ、泣くことを知り、生まれた理由に気付き、
科学者と過ごした全ての記憶に宿る心が溢れ出したそうです。
そして、自分自身を生み出したこと、共に過ごした日々、
与えられた全てに対する感謝の言葉をを歌に込め、歌い続けたそうです。

しかし、奇跡はほんのつかの間。ココロプログラムはあまりにも大き過ぎた為、その大きさに耐えられなくなった機会の体はショートしてしまい、
二度と動くことは無かったそうです。
しかし、動かなくなった奇跡のロボットの表情は天使のような幸せな笑顔を
浮かべていたそうです。

いかがでしたか?私のお聞かせした物語は。次に来られたときは孤独な科学者の物語をお聞かせしましょう。今日のところはここでお開きにしましょう。帰り道にはどうぞお気をつけて。よければまた、私の物語を聞きにいらして下さい。それではさようなら。

語り部シリーズぜひぜひコメントを!



うろたんだーと幻想狂気曲をこよなく愛すことをここに誓う!

★!現在語り部シリーズ製作中!★

もっと見る

作品へのコメント0

ピアプロにログインして作品にコメントをしましょう!

新規登録|ログイン

オススメ作品10/29

もっと見る

▲TOP