A
今日は平日 雨のち晴れ
晴れの文字を手で隠し
ふっと息をふきかけて 手のひらに浮かべた二文字
白い紙に流せば ほらすぐに
順番通りに揺れる

名無しの手紙 ポケットに焦がれる指先をしまいこむ
背中合わせのぬいぐるみ 「声が欲しいの」

B
お人好しな君はまた甘えん坊を助ける
傷ついていくのは誰かなんて 知ってるのに

サビ
色褪せた瞳を ひとりの涙を
見てきたのに 僕はだめだね
転がった先にあったのは 切り取ったあの日のページ
無意識に書いた あ行のない四十五音

A
今日は休日 晴れのちくもり
くもりの文字を手で撫でて
ふわりと指で円を描き 手のひらに浮かんだ三文字
音程を揃えれば あと少し
鉛筆が折れた

B
僕の矢印はまだ 何個も並んで君に向いて
その先に新しい方向が なんて 知りたくなかった

サビ
色褪せた瞳を ひとりの涙を
辿る権利は もう僕にはない
残しておいた最後の相談は 君の恋の悩みごと
埋まるはずなのに そのページだけ白くて

A
今日は終日 雨模様
この雫が花びらに変わるまで
消えてはいけない答え 風に乗せた四文字
届かないままでいいからと 記録を破り捨てた

C
君が幸せそうだから 今日でやめるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

少年カウンセラーと記録用ノート


泣きたいぐらい幸せだ

※別サイトにて別名義で同様の活動をしています
 同じ作品を見かけても無断転載ではありません

閲覧数:250

投稿日:2011/10/09 23:08:54

文字数:522文字

カテゴリ:歌詞

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