水の精

投稿日:2022/11/10 21:02:17 | 文字数:1,340文字 | 閲覧数:85 | カテゴリ:歌詞

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malka様の楽曲への応募作です。
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もの悲しさと可愛らしさを感じる曲調に合わせて
無邪気で残酷でわがままな水の精のイメージを書きました。

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TEXT
 

青い湖 連なる山あいの村で
まるで天使と 噂の可憐な娘は
ある日 笑顔をなくして喋らなくなった
壁を眺めてぼんやり静かに過ごした

窓越しに覗くその美しい姿
一目でいい 見つめたい 男が群がる
透き通るようなそのやわらかい素肌
動きがない もどかしい 時間が過ぎ去る

「そうね 今はひとまず 笑顔、声もなくして
 あなた二度と 彼には近づかないでしょ?
 うぶな甘い笑顔で 無邪気すぎる言葉で
 彼を誘うあなたが悪いのよ」

古から在る湖 司る水の精は
気まぐれ起こして一人の青年と夜過ごした
されども彼の目 別の誰か見つめて
許せない水の精 娘探し呪った

睫毛から覗くその青色の瞳
騒ぎ立てる人々に興味を示さず
しなやかに伸びるその慎ましい背中
届けられた花束の山にも気づかず

「そうよ これで解決 人気者になったら
 あなたすぐに彼など忘れられるでしょ?
 男たちに囲まれ もてはやされ続けて
 美しさを恨んで生きなさい」

湖の底 眠る体を抱きしめる
永遠に沈めた 彼だけは渡さない

湖のような青い目をした娘
噂聞いて絵描きたち山越え集まる
娘を描いたその美しい絵画
やがて人はいつからか水の精と呼んだ

「そうね 彼の代わりに名前くらいあげるわ
 欲しいのなら命も延ばしてあげましょ
 笑顔、声も奪われ 美しさを憎んで
 彼のいない世界を生きなさい」

-----------
A1
あおいみずうみ つらなるやまあいのむらで
まるでてんしと うわさのかれんなむすめわ
あるひ えがおをなくしてしゃべらなくなあた
かべをながめてぼんやりしずかにすごした

B1
まどごしにのぞくそのうつくしいすがた
ひとめでいい みつめたい おとこがむらがる
すきとおるようなそのやわらかいすはだ
うごきがない もどかしい じかんがすぎさる

S1
そうね いまわひとまず えがおこえもなくして
あなたにどと かれにわちかづかないでしょ
うぶなあまいえがおで むじゃきすぎることばで
かれをさそうあなたがわるいのよ

A2
いにしえからあるみずうみ つかさどるみずのせいわ
きまぐれおこしてひとりのせいねんとよるすごした
されどもかれのめ べつのだれかみつめて
ゆるせないみずのせい むすめさがしのろおた

B2
まつげからのぞくそのあおいろのひとみ
さわぎたてるひとびとにきょうみをしめさず
しなやかにのびるそのつつましいせなか
とどけられたはなたばのやまにもきづかず

S2
そうよ これでかいけつ にんきものになあたら
あなたすぐにかれなどわすれられるでしょ
おとこたちにかこまれ もてはやされつづけて
うつくしさをうらんでいきなさい

SOLO
みずうみのそこ ねむるからだをだきしめる
えいえんにしずめた かれだけわわたさない

(間奏)

B3
みずうみのようなあおいめをしたむすめ
うわさきいてえかきたちやまこえあつまる
むすめをえがいたそのうつくしいかいが
やがてひとわいつからかみずのせいとよんだ

S3
そうね かれのかわりになまえくらいあげるわ
ほしいのならいのちものばしてあげましょ
えがおこえもうばわれ うつくしさをにくんで
かれのいないせかいをいきなさい

歌詞を書きます。

作品へのコメント1

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    使わせてもらいました

    この作品を使わせていただきました。

    https://piapro.jp/t/tnw7


    ありがとうございました!

    2022/11/24 11:03:37 From  malka

  • 【初音ミク】水の精

    by malkaさん

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