5分おきに設定されたスヌーズが、確か5回目の音を鳴らしたとき

僕はようやく目を覚ました

たぶんおそらく25分の遅れを、1時間の遅れと見まごうくらいの 吐き気と脱力感で始まった一日だった

ベットから跳ね起きるのをイメージしながらダルそうに体を起こす 

ふらふら階段を降りながらくしゃくしゃのパジャマを脱ぎ散らかして 

窮屈な服を着る 「置き勉って便利だなあ」 「気持ち急いでるつもりだしご飯は食べない」

とか頭の中で呟いて、空っぽのかばんを提げドアを開けた

愛車に跨りありったけの力でペダルを漕ぐよ そもそもありったけの力で漕いでるのかもわかんないや

なんでか歩行者はどこにも見えないなあ もと来た道を戻って帰ってやりたいけど

僕は臆病だから・・・と諦めるのさ



はやくも10分の8まで漕いでいた 約分したらなんだっけ 

僕はゴールと呼ばれている場所まで必死にペダルを回すのさ

当然通学途中の友達(笑)とも会うはずもなく、ちょっとの寂しさを微笑でごまかして

今にも外れそうなこのペダルの接着剤にしてみるのさ 

もうヘトヘトで死にそうだ・・・

自分の意思など関係なしに ただひたに流されてここまで漕いだ僕だ そこに故意だなんてなかった

歩行者や自動車にぶつかることも 信号が真っ赤に変わることもない 何一つない 僕の通学路だ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

僕の通学路

はじめて作詞をしてみました  結構長くなっちゃいました・・・
いつかちゃんとした曲にしてみたいなー・・・


ちょっと歌詞を投稿するのは恥ずかしいですね・・・w

なんとなんと曲にしたい!と思ってくださった方、メッセージくださるとうれしいです

閲覧数:101

投稿日:2012/09/14 00:38:28

文字数:577文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました