【小説】モーニングコール【後編】
投稿日:2010/10/18 08:41:02 | 文字数:4,483文字 | 閲覧数:2,633 | カテゴリ:小説 | 全4バージョン
らすとー。
pixivにものっけてますが、こちらは一応おまけつき。前のバージョンからどうぞ。
感想はよろしければまとめてこちらに!
「何、この死んだ魚みたいの」
頭上に降ってきたのはルカの声と、おそらくルカのバッグだ。ぽこんと固い感触を後頭部に感じたが、起きあがることは出来ない。部室の机にうつ伏せたまま、俺は不満の意を表明するため小さく唸る。
「こらこら、亀をいじめてはいけません」
神威が遠くからまったく諫める気のない調子でルカを諫めると、ごめんなさーい、と反省していない調子でルカが謝った。この夫婦はほんとにタチが悪い。
「で?今度はなんなの」
「ここ数日メイコさんから連絡がないそうだ」
「へぇ、ご愁傷様」
「失恋パーティーは今度の日曜でいいか」
「いいんじゃない?お寿司でも取ろうよ」
「…お前ら…」
好き勝手なこと言いやがって。ちらりと伺うと、長い髪を一つに結いながらルカが俺を真上から見下ろしていた。
「何で喧嘩したのよ」
「…べ、別に喧嘩ってわけじゃ…」
「喧嘩じゃないのに連絡来ない方がやばいんじゃないの」
「…喧嘩です」
「はいはい。それで?」
半ば強制されたも同然だったが、俺は二人に経緯を説明した。
彼女に「無理して電話しなくてもいい」と告げたこと。誤解を与えたまま時間切れを迎えてしまい、それ以来モーニングコールが途切れてしまったこと。俺から連絡を取る勇気もなく、3日間連絡をとっていないこと。
次第に二人の表情は芳しくないものに変わっていき、ルカの眉間に皺が寄った辺りで、ありのままに話してしまったことを軽く後悔した。
「ばか」
「へたれ」
「…すみません…」
「私達に謝るならメイコさんに謝りなさいよ」
「まったくだな」
「……」
俺だって、謝りたい。
傷つけてしまったことを誠心誠意謝って、許してもらって、またいつも通り彼女の声で目覚める日々に戻りたい。
なのに、番号を呼び出し表示される数字を見つめていると、最後の最後で通話ボタンを押すのをためらってしまう。
何故かは自分が一番良く分かっている。彼女から決定打を放たれるのが怖いのだ。もし彼女に「もういらない」と言われてしまったら?
それが怖くて、二の足を踏んでいる。
――どうして俺は、こんな不安なのだろう。
想いは確かに通じ合っているのに。俺は彼女が好きで、彼女もそれに応えてくれたのに。
一度欲しいものを手に入れてしまうと、人は欲張りになるか臆病になるかのどちらかだという。
俺は、どうやら後者の方らしい。
彼女を失いたくない。失ったら、きっと俺は生きてはいけないだろう。
「…カイトさ」
黙り込んでしまった俺に、ルカが問いかける。
意外なことに、そっと合わせた視線から読み取れる感情は怒りでも呆れでもなかった。
「…寂しいのは自分だけだと思ってない?」
「…え…?」
「なんかこの間から、話聞いてるとそんな気がするの」
「……」
俺は、その言葉の意を測りかねた。
寂しいか寂しくないかといえば、勿論寂しい。彼女に会えず、寂しくて寂しくてバランスを崩したから、今結局こんな状態になっているわけなんだが。
「…どういう意味?」
「…わかんない?」
「……」
じ、とルカが俺を見つめる。あまりにもまっすぐなその視線を受け止めきれず思わず神威に目配せをすると、奴も同じ表情で俺のことを見つめていた。
「…たった一人で知らない土地に行って、何も不安に思わずメイコさんが過ごしてると思うの?」
――その瞬間、全身が総毛立った。
電流が走り、背筋が張る。
俺の心の奥を射抜くように、ルカの言葉がまっすぐに突き刺さった。
女の子が、知らない土地で、たった一人で。
寂しくないわけがない。
不安じゃないわけがない。
俺は、今まで一体彼女の何を見てきたんだろう?
彼女の弱い部分は、俺がよく知っている。
…無理しいで、それを隠すのが巧いということだって、俺が一番知っているのに。
ああ。気付いた。
やっと分かった。
――彼女も、不安だったのだ。
「…ルカ」
「なによ」
「…がっくん」
「はいよ」
「…悪い、俺、ちょっと、明日サークル来ない」
「「うん、わかった」」
ありがとう、と頭を下げると、いってらっしゃい、と二人が笑った。
しなくてはならないことがある。
意地とか見栄とか不安とか、そんなもん全部取っ払って。
メイコさん。
メイコさん。
――俺、今、すっげぇあなたに会いたいです。
**********************************************************************
その日の晩、俺はベッドに横たわりながら着信履歴を眺めていた。記録に残る20件の履歴はすべて彼女の名前だ。
(まるで、俺の頭の中みたいだな)
笑いを噛み殺しながら、ふと着信時間を眺める。毎朝几帳面に同じ時刻に掛けていてくれたことにようやく気がついて、胸が苦しくなった。
彼女はこうして、いつだって俺の側にいてくれた。
分かりやすいものにばかり目がくらみ、俺が見ようとしていなかっただけだ。
もう、後悔はしたくない。
目覚ましは、いつもより少し早めにセットしてある。
彼女の『おはよう』がもう一度聞きたい。
――俺の望みは、たったそれだけなんだ。
『…はい、もしもし』
3コール目で彼女と繋がった時、それだけで涙が出そうになった。
ずっとずっと聞きたかった、愛しい声。裏返りそうになるのを抑えるために、ごくんと唾を飲み込んでからゆっくりと言葉を発した。
「…もしもし、俺です」
『…うん』
「……」
『……』
ああ、伝えたいことはたくさんあったはずなのに、言葉が出てこない。久しぶりに聞く彼女の声に神経が甘く麻痺しているような感覚だ。
なんだっけ。えっと、まず、一番に伝えなくてはならないこと。
ああそうだ、まずは謝罪だ。俺の考えなしの言葉で傷つけてしまったのだから。
「あの、メイコさ…」
『ごめんなさい』
「…え?」
言おうと思っていた言葉を先に言われてしまい、かくんと体の力が抜ける。
「な、なんでメイコさんが謝るんですか?」
『…あの…電話出来なくて…』
「…そんな、メイコさんは何も悪くないですよ。…俺こそ、ごめんなさい」
『…え?』
「あの…誤解を招くような言い方をしてしまって」
『…誤解?』
「あの…なんていうか…」
『…?』
受話器の向こうで彼女が不思議そうに首を傾げたのが分かった。
いつもならば、ここで挫けてなんでもないです、というのがお決まりのパターンなんだけど。
しかし、ここでヘタレては何も変わらない。神威にもルカにも申し訳が立たないし、何よりも彼女との『約束』が果たせない。『イイ男になって迎えに行く』という約束が。
「…モーニングコール、嫌じゃないです」
『…え…』
「メイコさんの声で一日が始まると、頑張れる気がするんです」
『う、うん…』
「だから、あの…メイコさんさえ良ければ、これからも。毎朝メイコさんの声が聞けるだけで、俺、嬉しいから」
『わ、分かった…』
あ、今きっと赤くなった。
そんな想像をして、口元が緩む。
「…でも、今日は俺から掛けました。ひとつ、ご提案があって」
『…なぁに?』
さぁ、ここからが、本当の勝負。
すう、と大きく息を吸い込む。受話器の向こうにいる彼女の表情が曇らないことだけを祈った。
「今日、これから会いに行っていいですか」
『…え?』
「カッコ悪いけど、正直に言います。俺、ずっとずっとメイコさんに会いたかった。会いたくて会いたくて、気が狂いそうなくらい」
『……』
「平気なフリしてたけど、やっぱダメでした。ご迷惑は掛けません。今日の仕事のあと1時間でいいから俺にください」
『……』
「30分でも10分でも、…数分でもいいです。お願いします。顔が見れたら、おとなしく帰ります。だからっ…」
ピンポーン。
意気込んで畳み掛けると、突然玄関のチャイムの音が鳴り響いた。
あまりのタイミングの悪さに愕然とする。
信じられない。今、まさに正念場だったというのに。
シカトしてやろうかとも思ったが、ややもするとまたチャイムが鳴らされる。突然の来訪者は、どうやら俺に本気で会いたいらしい。
「…すみませんメイコさん、ちょっとだけ待っててください」
携帯を耳に当てたまま、俺は大股で玄関へと向かう。
チクショウ、この大事な時に、朝早くから一体どこの誰だ。神威かルカか?それとも宅急便?もし新聞とか宗教の勧誘だったら瞬殺だ。
「はい、どちらさま…」
ノブに手を掛け、がちゃん、と勢いよくドアを開く。
そしてそこに立っていた意外な人物に、俺はしばらく言葉を失った。
「…メイコ、さん?」
「…ひさしぶり」
俺の頭ひとつ分小さい身長。細い肩。白い頬。赤い唇。くるりとした瞳。花のような甘い香り。落ち着いたアルト。白のブラウスに紺色のカーディガン、ふわりとしたシフォンスカート。少しだけ伸びたこげ茶色のボブ。
間違いなく、彼女だ。
「…もう、来てしまいました」
突然のことに脳内の処理が追いつかない。これは幻だろうか。
彼女の声が、正面からと受話器越し、両方から聞こえる。
驚きのあまり手の力を失った俺が呆然と携帯を下ろすと、彼女も耳元から携帯を外す。すると、ほんのり頬が赤く染まっているのが分かった。
「なん…で…ここに…?」
「…私も、会いたかったの」
「…え…」
「…カイト君に会いたくて、無理やり仕事のスケジュール詰めて、休み貰ったの」
「……」
「…内緒にしてて、ごめんね。だってもし来れなかったらカッコ悪いし…」
「……」
「ほんとは昨日の夜こっちに着く新幹線に乗りたかったんだけど、間に合わなくって。結局始発で来ちゃった」
「……」
お、怒ってる?と上目遣いで俺を覗き込んだ彼女の破滅的な可愛さに、俺の理性は飛んだ。
腕を取って乱暴に家の中に引き入れる。ひゃ、と声を上げる彼女に構わず、俺の胸の中に飛び込んだその華奢な体を抱きしめた。
こんなに近くで彼女を感じるのは、半年振り。あの満開の桜並木の日以来だ。
「か、カイトく…」
「……」
彼女のことが愛しすぎて、言葉にならない。こんな体で、いつもより無茶なスケジュールで仕事をして、でもそれは全部俺に会うためで。この気持ちはなんだろう。なんかもう、泣きそうだ。
しばらく玄関で彼女を抱きしめていたが、おもむろに「あ」と彼女が声を上げた。驚いて腕を緩めると、顔を真っ赤にした彼女と目が合う。おそらく、俺も同じくらい真っ赤だろう。
「…言い忘れてたことがあった」
「…なんですか?」
首を傾げると、ふふ、と彼女が恥ずかしそうに微笑んだ。
「――『おはよう』、カイト君」
暗い夜から、明るい朝へ。
その声のする方へ歩いていけば、夢の国から抜け出せる。
『おはよう』。
――君のそのたった一言で、俺の世界は変わるんだ。
作品へのコメント3
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メッセージのお返し
>kumo様
はじめまして!メッセージありがとうございます!!
ぽルカいいですよね!ヘタレカイト君を動かすには、この熟年夫婦の力が必要でしたww
きっと4人でダブルデートとかしたんだろうなぁという妄想…なんという自家発電
またお時間ありましたら遊びに来てやってください☆2010/10/28 14:09:50
キョン子
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ご意見・感想
こんばんは!!
読んでいてとってもドキドキしました~
やばいですよぅ・・・
カイトのへたれ具合がww
わたしも人のこと言えないタイプなんですけどね・・・
片思いは年単位ですw
なんか文章だけなのにキョン子さんちのめーちゃんはかわいさがものすごく伝わってきます!
愛でしょうか・・・?
そういえばですね、なぜかフラ~っとキョン子さんの小説を読みにくると必ず新しいのがうpされてる日なのですよ~←説明下手
以心伝心・・・?!((2010/10/13 21:23:48 From かりん
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メッセージのお返し
>sunny_m様
コメントありがとうございます!
前から読んでいただけていたとは…光栄です(´;ω;`)
私も書きながらカイトのへたれぶりにもどかしさを感じておりましたww
やたらがくルカが出てくるのはカイト君へのお説教してほしかったからですw
きっと夜は女子会で、帰って来ためーちゃんはすぐ寝てしまうんでしょうね、頑張れカイト!
ありがとうございました、また読んでやってください☆
>かりん様
度々のお越しありがとうございます?☆
ヘタレで純な兄さんを書こう!と心に決めたはいいものの、ヘタレになりすぎてどうしようかと思いましたwwこんなのが身近にいたら蹴っ飛ばしたくなるww
このシリーズのめーちゃはん「可愛いお姉さん」を目指して書いいるので、嬉しいですv
めーちゃんへの愛はいつだって垂れ流しですけどね!(`・ω・´)キリッ
あらあらそうなんですか?以心伝心ですね…!
新作を上げる時は、またかりん様に伝わりますようにv2010/10/14 21:27:53
キョン子
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ご意見・感想
はじめまして。sunny_mといいます。
キョン子さんの作品は、こっそり以前から読んでいたのですが、耐えきれなくなったのでコメントします。
カイト君のヘタレ具合は自分も身に覚えがあるので、なんとなくわかるのですが。
だけど遠距離恋愛でほとんど会えなくて忙しくて関係も持っていなかったら、そりゃあ不安になるだろうよ!お互い!!
と、カイト君を正座させて小一時間ほど説教したい気分になりました(笑)
そんなカイト君に対してメイコさんが可愛らしくてたまりません!!
なにこの可愛い子!!カイトなんかに渡したくないんだけど!!
なんか、ルカさんが女子会を開きたくなる気持ちが分かります(笑)
なんだか長くて変なコメント失礼します。それでは。2010/10/13 10:32:01 From sunny_m
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メッセージのお返し
>sunny_m様
コメントありがとうございます!
前から読んでいただけていたとは…光栄です(´;ω;`)
私も書きながらカイトのへたれぶりにもどかしさを感じておりましたww
やたらがくルカが出てくるのはカイト君へのお説教してほしかったからですw
きっと夜は女子会で、帰って来ためーちゃんはすぐ寝てしまうんでしょうね、頑張れカイト!
ありがとうございました、また読んでやってください☆
>かりん様
度々のお越しありがとうございます?☆
ヘタレで純な兄さんを書こう!と心に決めたはいいものの、ヘタレになりすぎてどうしようかと思いましたwwこんなのが身近にいたら蹴っ飛ばしたくなるww
このシリーズのめーちゃはん「可愛いお姉さん」を目指して書いいるので、嬉しいですv
めーちゃんへの愛はいつだって垂れ流しですけどね!(`・ω・´)キリッ
あらあらそうなんですか?以心伝心ですね…!
新作を上げる時は、またかりん様に伝わりますようにv2010/10/14 21:27:53
キョン子
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【ぽルカ】 あなたのことが好きです。ウソです。
その時のルカの様子を、メイコもカイトもハッキリ覚えている。
目を大きく見開いて、口を引き結んで押し黙ったまま、まるで彼女だけ時が止まったかのように硬直して、じっと目の前にいる人物を凝視していた。
それはほんの数秒のことだったろうけど、突然の不自然な沈黙はその場にいた全員を妙な静けさで満たした。
そしてルカは突如何も言わずクルリと踵を返し、ピンクの髪をなびかせて皆の前を横切り、リビングから出ていった。
【ぽルカ】 あなたのことが好きです。ウソです。
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【カイメイ】カイトさんの男の余裕
「もうっ!おにいちゃんとはお買い物行かないっっ!!」
帰って早々リビングに買い物袋をぶちまけ、ミクは頬を膨らませて叫んだ。
大小色とりどりの紙袋、中身は洋服だったり鞄だったり雑貨だったり。
今日は久々のオフにミクが買い物に行きたいというので、丁度同じオフだったカイトが荷物持ちとして同行したのだが。
「どしたの、カイ兄なにしたの?」
【カイメイ】カイトさんの男の余裕
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【カイメイ】酔ってるのは、お酒にじゃなくて
「ねぇ、カイトってお酒強いの?」
「え?どうして?」
リビングのソファでの晩酌中、私はふと思いついた疑問を口にした。
ローテーブルの向こう側でラグマットに座っているカイトが、きょとんとした表情で首を傾げる。
「だって、酔ってるの見たことないんだもの。もしかしたら私より強いのかなって」
【カイメイ】酔ってるのは、お酒にじゃなくて
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【カイメイ】お菓子がないなら・2【レンリン】
「カイト、それ6個目」
「う…」
オレ専用のクーラーボックスからモナカアイスを手に取ったら、シンクで洗い物中のメイコがこちらに背を向けたままそう言ったので、かなわん、と思いながらモナカを戻し、扉を閉めた。
アイスは1日10個まで、と定められているオレにとって、まだ午後3時の時点で6個目となるとあとがつらい。風呂上がりに3つは行くから。
「あーでも口寂しい」
【カイメイ】お菓子がないなら・2【レンリン】
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【カイメイ】ステップブラザー・ステップ
宛先:姉さん
件名:今どこ?
本文:終電間に合うの?
差出人:姉さん
件名:Re:今どこ?
【カイメイ】ステップブラザー・ステップ
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【カイメイ他】Bad ∞ End ∞ Night 前夜
――静かになった部屋の中 拍手を送る謎の影
『今宵は良い舞台でした…』 手紙を拾って泣いていた――
ごめんなさい。
ごめんなさい。
せっかくの舞台が壊れてしまったの。
【カイメイ他】Bad ∞ End ∞ Night 前夜
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【カイメイ】in the rain
注・!現代パラレル!
自作【恋色病棟】の設定をそのまま引き継いでいます。
お読みいただかなくても大丈夫かとは思いますが、もしよければそちらから先にどうぞ→http://piapro.jp/content/rt95fh23vywkpk7s
【設定】
・お隣同士の幼馴染
【カイメイ】in the rain
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【カイメイ】Happy Happy Birthday
「――あいしてる」
あの夜、優しく囁いてくれた彼の腕の中で、涙を堪えるのが大変だったのを覚えている。
眼差しも大きな掌も広い胸も彼の香りも、貰ったプレゼントも、その言葉も。その全てが私を包んで、満たしてくれた。
この人と出会えて幸せだと、心から思った。
カイトが傍に居てくれることを心から感謝した。
【カイメイ】Happy Happy Birthday
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【カイメイ】続・恋するふたりに質問です
「はーい、ありがとうございましたー」
ボイスレコーダーをオフにする。
すると、テーブルの向こうでめぇ姉が戸惑ったような表情を浮かべた。
「…ね、ねぇリン、今の本当にマスターに提出するの?」
「するよー?だってマスターからの直々の依頼だもん」
【カイメイ】続・恋するふたりに質問です
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【カイメイ】 お兄ちゃん、お願い! 【KAITO生誕祭】
女所帯である。必然的に女性陣が強い。
それは単純に数の差と、やはりそれぞれの性格の問題だろう。
カイトもレンもそれほど自己を主張するタイプではないので、基本的にこの家の主導権は女性側にあった。
まず、台所と家計と一家の平和を預かるメイコには男性陣どころか誰も勝てない。
【カイメイ】 お兄ちゃん、お願い! 【KAITO生誕祭】
駄文を書いては自己満足しています。
一応小説。たまになりそこないのポエム。
全くの自己流ですので、読みにくいところも多々あるかと…
年長組が好きです。全力でカイメイ支援。
っていうかカイメイ小説しか書いてませんのでご注意ください。
めーちゃん可愛いよめーちゃん。
めーちゃんが皆から愛されてれば幸せ。
めーちゃん中心に家族は回っていると信じてやみません。
めーちゃんハァハァ
美麗イラストを見てぴぎゃぁぁぁぁすると勝手に小話を作ることがあります。
ご注意ください。
タグやブクマ、メッセージありがとうございます…!(`;ω;´)ブワッ
カイメイ好きさんの優しさは世界一や
プロフ画像の可愛すぎるめーちゃんは青菜しゃーぷ様よりお借りしました!
[ブログサイト]
http://saltcabbage0919.blog.fc2.com/
[pixiv]カイメイ以外もあり。ピアプロの方がカイメイ作品多いです
http://www.pixiv.net/member.php?id=1040966
[twitter]たいしたこと呟きません
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※11/19発行の小説本3点、おかげさまで完売しました…!お買い上げくださった方々に最大の敬愛を!!