KAITOの種32(亜種注意)

投稿日:2010/03/05 00:21:35 | 文字数:1,837文字 | 閲覧数:302 | カテゴリ:小説

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昨日ミッチェル様がお誕生日だったと聞いて。お好きだと言われたグレープアイスを氷菓イトに食べさせてみました。
………やっぱり間に合いませんでした。すみません!
そしてグレープ仕様の氷菓イトが予想以上のウザさですみません!
えー……とりあえず、お誕生日おめでとうございました!!←



全くウザくないモモイト君。
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TEXT
 

ほぼ透明なマフラーや色素の薄いほのかに水色をした髪が、内側から紫に染まっていく。滲み出る紫の色はどんどんと濃くなっていき、あっという間に葡萄と同じ色になった。
コウがグレープアイスを食べたのだ。
今日は美鈴と黒ゴマKAITOが来ていて、お土産にと果物のアイスを持ってきてくれた。そのうちの一つ、グレープアイスをコウに食べさせたところ、見事に紫になった。

「グレープって、どんなキャラになるんですか?」

美鈴に聞かれるが、知らないと答えるしかない。今日初めて食べさせたのだ。全く予想がつかない。
紫になったコウはまだ一言も発していない。無口キャラなのだろうか。オレンジシャーベットを食べているモカを興味深げに見ている。
しげしげとモカを見つめたコウはにっこり笑った。

「美味しいかい?」

問われ、モカがこくりと頷く。
コウはそれはよかったと呟いた後、美鈴の方を向いた。
普段とは違う爽やかな笑みを浮かべたコウはこれまた爽やかに言った。

「お嬢さん、こんな素晴らしいお土産をどうもありがとう。心の底から礼を言うよ」

どこぞの王子様の様な、どこか上からの目線。キラキラと周囲が輝いているような気すらする。
数秒の間を置いたのち、堪えきれなくなった美鈴が吹き出した。
爆笑する美鈴をオロオロと黒ゴマKAITOが見つめる。

「マ、マスター…落ち着いて下さい」
「やっば超可愛い!何この子っ」

…ああ、よかったどん引きされなくて……。
正直わけのわからない性格になられるとフォローが出来ない。今回みたいな一言で形容出来ない性格は大変だ。性格によっては気が合わなかったりするわけだし。
モカは既にコウと距離をとっていた。心なしかさっきいた場所から移動している。

「マスター人の事見て笑うのは失礼だって言ってたじゃないですかっ。落ち着いて下さいー!」

笑いが止まらないらしい美鈴の肩を掴み、漫画の様にガクガクと揺らす黒ゴマKAITO。美鈴は数回揺らされると黒ゴマKAITOの頭に手刀にを叩き込んだ。声を上げて両手で頭を押さえ込む黒ゴマKAITOを尻目に美鈴は息を整えている。
…相変わらず凄いコンビネーションだ。色んな意味で。

「私としたことが馬鹿に諭されるとは……でもそうね、失礼ね。ごめんねコウ君」

美鈴が謝るとそれまで大人しくしていた紫コウはにっこりと微笑んだ。

「構わないよ。お嬢さんの素敵な笑顔が見れたからね」

見事までの優しい口調。少女漫画に出てきそうだな。
…でもサイズが小さいままなので全くもって笑えてくる。
美鈴はこういう性格の奴好きなのか?
問うと美鈴はしれっと全く、と言った。

「コウ君だから許せるというか。小さいからいいというか、ですね。クロがこんなんだったら多分ボコボコにしてます」
「…酷すぎる……既にボコボコですよ俺っ」
「一発しかやってないじゃない」
「どうしてそう暴力的なんですか!」

ああ落ち着け二人とも。
話題を振ったのはこっちだが、こんな事になるとは思わなかった。
どうやって止めるべきか悩んでいると、モカが傍にやってきて呟いた。

「…………今の…コウ、苦手です……」

…そうか。
確かにモカはさっきから紫コウと一定の距離を保っている。シャーベットのカップを引っ張って間を開けている程だ。苦手オーラ丸だしである。
とはいっても戻れと言って元に戻るわけではないからどうしようもない。
モカ、あんまり近寄らなくていいから今日は我慢してくれな。
頭を撫で、モカに言う。モカは素直に頷いてくれた。
モカとの会話を終え美鈴と黒ゴマKAITOの方を見ると口喧嘩は収まっていた。
なにやらコウと会話している。

「女性に手を挙げる奴は最低だよ」
「だって」
「だからってマスターが俺を殴る理由にはならないですよ」
「男女のハンデよ」
「元々マスターのが強いのに、卑怯ですよ」
「女性は大事にするべきだ。しかし男性の誇りは捨ててはならない」
「……クロに誇りなんかあるの?」
「ありますよーっ」

…楽しそうだな。
このままだとまた口喧嘩に発展しそうだが、どう見てもコウが掻き回してるし、どう仲裁に入ればいいのか全くわからない。
このままでいいだろうか。
今のコウは絡みにくいし。二人の争いは口の出しようがない。
…よし。しばらく放っておこう。
決意を固め、オレンジシャーベットをこっちまで引っ張ってきたモカと話しをするのだった。

自分の辞書には「自重」とか「遠慮」などの言葉が欠けている様です。


素敵なアイコン画像を予感子様からいただきました。
兄さん必死です。
ありがとうございましたー。



・思い出とオルゴール後書き
ここまで閲覧いただき、ありがとうございます。
何故ここに書いたかといいますと、あの場に余計な文を書きたくなかったのです。雰囲気を大事にしていたので、それを壊すことはしたくありませんでした。…まぁ壊れる程雰囲気が出ていたかわかりませんが。

このお話は所謂死ネタというものです。文をぼかしていますが、最後は二人とも亡くなっています。
始まりで作者である自分が「KAITOと種KAITOの違いを追求した一つの結果」と言いました。まさにその結果がこの終わり方です。
種KAITOは生きている。KAITOは生きていない。これがこのお話の大前提です。
だから種KAITOはマスターが死んだ後、天国まで追いかける事が出来るのです。

KAITOの亜種というからにはKAITOに似ている部分、KAITOと違う部分、両方ある筈だと思っていました。アイスが好きなところ、顔が似ているところ、マフラーをしているところ。皆似ています。
では違いは?と考えた時に先に述べたあの考えが出てきました。性格に関しては元が性格あるものではなく、それこそ好きな性格を創造出来るので省きました。うちの子設定とかありますしね。
そのほかにも違いはあると思います。成長すれば大きくなりますし。

自分の中で種KAITOは死ぬと霧散します。アイスから生まれたので最後は溶けてなくなるのでは、と思ったのです。
そしてもう一つ、マスターが死んだら種KAITOも死んでしまいます。
…この設定については「KAITOの種シリーズ」でいずれ出そうと思っています。

長々書きました。すみませんお喋りで。
いずれ修正して投稿し直そうと思っています。自分にとって大切なお話なので完璧にしたいのです(笑)
タグ、コメントありがとうございました。
特にタグは思い入れのある話なのでいい話と言われて嬉しかったです。…最後、ああなってしまいましたが、いい話だと思っていただければ幸いです。
まだまだ語りたいことはありますが、そろそろ失礼致します。
次はいつもの通り書きたいです。それからもうすぐチャラい種KAITOことモノの話を書きたいですね。…挑戦状の締切が迫っています(笑)

ここまで読んで下さって、ありがとうございました!

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作品へのコメント2

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    ご意見・感想

    あ、霜降さん
    誕生日プレゼントに書いていただきましたー!!!!
    って、テンション高めに紹介(URL記載)しても大丈夫でスか~??

    2010/03/06 13:29:21 From  ミッチェル

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    メッセージのお返し

    ミッチェル様
    構いませんよー。
    どぞどぞご自由にw

    2010/03/06 13:56:50 霜降り五葉

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    ご意見・感想

    うわああああ!!
    マジでありがとうございますでするーー!!!!(変)
    あああ、コウくんが見事に紫に染まっt(ry ←自主規制
    嬉しいッス、かなりもう、ヤヴァいくらいツボwwwww
    空気あまり読めない感じが可愛すぎるwww
    感謝感激ッス、心を込めてハイパージャンピング&スライディング土下座をしますね!!

    2010/03/05 12:26:13 From  ミッチェル

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    メッセージのお返し

    ミッチェル様
    お粗末様ですー。
    時間なさ過ぎて短いし内容酷いしで申し訳ない;
    氷菓イト空気全然読めてません。前衛詩人を目指したのに違うものになってしまいましたw
    何故土下座wwむしろこっちがするべきではwww
    こんなものでよければ煮るなり焼くなりどうぞです。

    閲覧&コメントありがとうございました!

    2010/03/05 23:44:21 霜降り五葉

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