エニグマ
きりめく夜の街から 無記名白紙の手紙
残り香甘く誘われ 闇へと走り出す
視界は白く閉ざされ 秘密が影に蠢く
手のひら失った文字が導く未来の果てに
明けない夜に 行き着く道は腐り落ちた夢と君の心
欠片はエニグマこぼれたら ただ記憶に触れないキス
想いは不可逆時間のせいにして まだ手探るペンデュラム
微か明かりを灯して 消えた本能で見つめて
逸る理性を殺して 辿る照明はどこへ?
逆さに返す砂時計 磁石の針を戻して
その筆跡が浮かび出す 忘却の結晶を砕いたら
未来がよぎる 光を掴む 流れ落ちる感情は僕の在り処
欠片はエニグマミステリー 今と過去を繋げるピース
集めた傷跡 重ねて並べたらまた輝く恋心
白い闇はまだ閉ざされて 頼るべき道を隠す
記憶のエニグマ 形にならないキス この手のひら君の声
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