彩る花王 華やかに 筆に乗せるは 絢にしき
遠き想ひ出 褪せぬよう
唐紅に 括(くく)り潜(くぐ)りて 留めよう

此方彼方の 嘆きとて 
想い絶えるを 願うとも 
誰そ彼はと 刹那とて
愛し君を 見紛うか

移ろう花色 たおやかに 宵に煙るは 八重桜
淡き思ひ出 墨染めて
けふ九重に 篝(かがり)匂(かが)りて 留めよう

居待臥待 月過ぎて
過ぎし幾望 希(ねが)いとて 
雲間切れよと 待ちわびて
夜半の庭を 目を凝らす 

明け津君よと 縁切れ
繋ぐ指先 離れとも
十重二十重と 垣分けて
君よ三度 見出そう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

縁(仮)

似非古文。
イメージ優先なので信用しないように。
当初のイメージは錦絵の絵師と生き別れた(夭折した?)恋人という感じだった、はず。

本歌取りを試みて無残な出来に。
備考(未完成):
花王=百花の王。具体的に牡丹の花。特に紅色の花弁を持つ大輪種を呼ぶ。中国原産。
にしき=掛詞。錦と二色。
唐紅~=百人一首17番下の句。在原業平朝臣
「ちはやぶる かみよもきかず たったがわ からくれないに みずくくるとは」
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/100i/017.html
誰そ彼(たそかれ)=音変化後は黄昏と当てる。暗くなり、人の顔の見分けがつかなくなる刻限。逢魔が刻、夕方。
幾望(きぼう)・居待(いまち)・臥待(ふしまち)=月齢の異称それぞれ14齢、18齢、19齢

明け津君(あかつき)=たそがれと対比させた当て字。要は造語。夜明け前の一番暗い刻限を指す。
なお、暁の音変化前の正解とおもわれる単語は「明時(あかとき)」

もっと見る

閲覧数:244

投稿日:2009/10/21 00:21:55

文字数:259文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました