*小説*がくメイ*初めての、人*

投稿日:2010/01/31 22:13:29 | 文字数:1,829文字 | 閲覧数:436 | カテゴリ:小説

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小説初投稿!がくメイでっす!
他にがくメイ小説書かれてる方がいらっしゃらなかったので衝動的に←
検索の仕方が悪いのか…それとも…(涙)
…今回のコレ、規約に引っかかってないよね?大丈夫だよね?ビクビク。

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TEXT
 

「ずっと、貴女に…触れてみたかった」

突然、に。
彼は、この身体を抱きしめた。





初めての、人





「MEIKO殿」

呼ぶ、声。
そんな風に呼ぶのは、一人しかおらず。
MEIKOが振り返れば、そこにいるのは案の定。
紫の長い髪を後ろに束ね、かなりカッコいいという部類に入るであろうその顔に、優しげな微笑を浮かべて近づいてくる、一人の男。

「あら、がくぽ」

神威がくぽ。
最近、マスターがお招きしたVOCALOID…みたいなもの?
KAITOや自分、ミクなどとは、簡単に言えば従兄弟みたいなもの。

「珍しいわね。貴方が私の部屋に来るなんて」

部屋、と言ってもここはパソコンの中。
フォルダごと分類された、その一つに過ぎないけれど。
それでも、『部屋』と言いたいのは、無駄に人格形成がされて、人に近づいてしまった所為か。

「少し、お話したいことがあるのだが…」

後ろ手に扉を閉め、かしこまったように彼は言う。――かしこまっているのは、いつものことか。
自分だけ座っているのもアレなので、がくぽが座れるようにクッションを差し出す。
因みに部屋はどちらかと言えば洋風。先程まで、こちらは椅子に座っていた。
けれど、それだと見下ろす形になってしまうからと、自分の分のクッションも引っ張り出し、床に置いた。

「かたじけない」

お行儀よく、正座するがくぽ。――KAITOとかリン、レンなら、すぐにぐてーっとその辺に伸びているのに。ミクとルカは例外だけれど。
変わった、人。――人って言うのも、おかしいか。

「それで、話って何?」

がくぽに倣ってこちらも正座をすると、視線が少し上向きになる。何故か、少し悔しい。
表情に出るのを誤魔化すように、目を細めて笑うと、彼の視線が、横へと泳いだ。

「――…や、その…」
「…?」

不思議に思って、少し近づく。
すると、ずるずると、近づいた分だけ離れていく…というか、後ずさりしていくがくぽ。
相変わらず視線を戻さないその人の頬は、少しどころかかなり赤い。

「………」

面白い、と。
内心でにやりと笑う。否、顔に出ていたかもしれない。
ふと思いつき、思い切り近づいてみると、音がするくらい盛大に頭をぶつける音がした。――直ぐ後ろは棚だと、忠告した方がよかったかもしれない。

「っっっ…!」
「大丈夫?」

声も出ないくらい痛がっている彼。笑うのは失礼だからと必死にこらえながら、その頭に触れた。
否、触れようとした。

「…え?」

気付けば、長い腕に包まれていた。
訳が判らず固まる自分とは対照的に。
その人は、安堵にか溜息を漏らした。しまった、さっきのは演技か。

「ずっと…」
「っ…」

耳元で囁かれ、今度はこちらが赤面する。

「ずっと、貴女に…触れてみたかった」

何ていう、声だろう。
こんな魔力を持った声、知らない。

「MEIKO殿…初めてお逢いしたときから…」

背中にあった両手が、片手は腰へ、もう片手はうなじへ回る。
どきり、とした。

「貴女が――」
「ッ――…」

唇に、吐息が触れる。
反射的にぎゅっと目を閉じる。余計恥ずかしくなって、彼の服を握り締めた。

「………?」

キスをされるのだと覚悟していたのに、いつまでたっても変化なし。
恐る恐る目を開くと、部屋に入ってきたときの微笑を浮かべ、がくぽがこちらを見ていた。

「接吻を、されると?」
「……当たり前でしょ」

揶揄われた、とまだ身体に巻きつく腕を引き剥がしにかかる。が。

「今回は、おあずけに」
「ッ?!」

ちゅ、と額に唇接けられ、驚いてその胸を押した。

「接吻は貴女が拙者を、好いて下さったときに」

では、と笑って、さっさと部屋を去っていくがくぽ。
ようやく我に返って、閉まっていく扉に向かい、クッションを投げつけた。
バタン、と閉まるドアに、勢い良くぶち当たるクッションは、けれど大した破壊力も見せず、床に落ちた。当たり前か。

「ッ、だ、誰が、アンタなんかっ…!」

茄子とか言われてるくせにっ!!!

真っ赤な顔をして悔し紛れに、悪態を吐いては見るものの、頬の熱はおさまらない。

「……お願いだからマスター、今後アイツと一緒に歌わせるのは、よして…」

だって、こんなに意識してしまって。
歌どころじゃ、なくなってしまう。

そんな風に意識してしまった。
初めての、人。

MEIKOさんが好きすぎて好きすぎて大好きすぎて衝動でお家にお迎えした羽鳥と申します。
もそもそこそこそ活動…停滞気味(´・ω・`)

ブログやってます。
http://blog.goo.ne.jp/mai_hat0ri

生存確認はついったさん。
@a_htr

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    初めまして。
    がくメイ……だと!?
    なんて素敵なんだ(*´∀`*)!!
    殿やりおるな!
    この組み合わせはなかなか…、え、検索方法が悪い?そんなはずは…
    ブクマさせていただきますm(_ _)m

    2010/02/01 05:53:43 From  kmsaiko

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    メッセージのお返し

    初めまして!
    わわ、ブクマありがとうございます!
    初がくメイで何ともお恥ずかしい内容ですが、気に入って頂けたのなら幸いです??!!
    ええ、殿だってやるときはやります(笑)

    2010/02/01 18:38:37 羽鳥麻衣

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