顔のない人形
私の箱庭
月日だけが古る
あなたは誰

太陽に溶ける
縁側の温度が
誰かの隣の
冷たさになればいい

誰かが埋め込んだ私の目を啄ばんで
どこか知らない街へ鳥は飛んでゆく
いつか
空の高さを分かって嘴を開いて落ちて
ようやく目を覚ます
夢見のあなたの一粒の雨になれ

見えない私と
顔のないあなたに
月日だけが経る
百年経てばいいのに

風が吹き抜けて
私の耳ごと攫っていって
どこか、どこかの知らない街で
泣き声をあげる
誰か、誰かの顔を知らない

海の底に沈む鉛の温度の分だけ
あなたの土曜の温もりになればいい

誰かが埋め込んだ私の目を啄ばんで
どこか知らない街へ鳥は飛んでゆく
いつか
空の朱さを分かったあなたの瞼の朝焼けを暮れながら
あなたさえ忘れながら
ゆく夜の深さを私はきっと知りたい

顔のない人形
だれかの箱庭
月陽だけが降る
わたしは誰

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

箱庭(歌詞)

閲覧数:191

投稿日:2025/07/17 23:20:14

文字数:384文字

カテゴリ:歌詞

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