モノクロ幻想曲
投稿日:2022/11/09 00:14:35 | 文字数:705文字 | 閲覧数:58 | カテゴリ:歌詞
小文字のiは虚数iをかけてます
軋む木の音 はりつく静寂(しじま)にこだまし
のびる人影は 今かとばかりにゆれてる
笑う風の音(ね) 二人の間に吹き込み
差し込む光は わずかにゆらいでどよめく
僕と一緒に踊ろう 舞台の上にあがろう
演奏が始まれば 巻き戻せはしない
仮面をつけてていい 好きなリズムで踊ろう
キミが望む通りに 立ち振る舞ってみせよう
La~ La~
軽快な音とリズムで 演奏が始まる
けれど私は 手をとらず
ぎゅっとまぶたを閉ざして ただただ曲がかわるのを待っていた
幕が下りればすぐさま切り替え せかせか動くはセットと裏方
新たな衣装をその身にみにつけ 呼吸を整えみつめる
私はI(アイ) あなたはi(アイ) 鏡の中でみてくるあなたは理想の影
成りきれず 絶ちきれず 変わることなく たゆたう
僕と一緒に踊ろう 舞台の上にあがろう
演奏が始まれば 巻き戻せはしない
仮面をつけてていい? 好きなリズムで踊ろう?
そんなことができれば どれだけよかったでしょう
La~ La~
軽快な音とリズムが 心乱してく
けれども私は 手をとらず
ぎゅっとこぶしを握って ただただ曲がかわるのを待っていた
仮面をつけたキミは こちらをみるこーともなく
暗闇に呼ばれて 溶けながら消えてゆく
お願いだから踊ろう 僕と一緒に踊ろう
まだ君の目も声も顔も 何もかも知らない
僕と手をつなぎ踊ろう ステップを踏んでクルクル
開幕はまだこれからだ 明るい舞台の方へと
何度目かわからない 同じ場面のくりかえし
けれど私は 一歩を踏みだしきれない
仮面をはずせることもなく 暗闇は私を離さない
すぎさるだけの明日(あした)がやあてくる
(プロフィールはありません)