考えるだけで胸が痛い なんてドラマみたいなことはなく
雨が降ったのも忘れて ここで踊ってるようです
思い出は白く透明で 無くしたことも気づかないままで
傷の一つでもあったらな なんて
君の声が聞こえた気がして ずっとここで待っています
想い出は酷く饒舌で 空っぽな僕に今日も語る
忘れるために詩を書く 引き裂くように筆が滑る
重ねた嘘の証明が たかが数百字に今は宿る
傘の一つでもあったらな なんて
譜面と青 滲んだ部屋 曇りガラスに映る晴天
言葉の後 声の隙間 今だって痛いはずなのに
斜陽と影 青は紅 追いかけ転んで見失った
誰もいないのに
いつまでも変わらないものに縋って歌って 泣きついていなかったなら
愛を知らない僕ではなかったのでしょう
「いつだって君を描くから」言葉を今更、嘘じゃないと抱きしめた
ところで戻れはしないから
いらない何も 夢も明日も 君も夜明けも浅い夏も
ただここにいるんだ
思い出は至極真っ当で 慣れてしまった目に灯りは儚い
開くほどでもない感傷と盲(めくら)にもなれない天気雨
死にたいなんて言いたくない なんて 君に言わせた僕が悪い
少しずつ嘘になっていくんだ
君だってそうなんだ
わかってるの「あなたを歌って 後悔も込めて」
気づいてるの 「価値の彼岸で 自分を愛して」
「ただ ただ ただ 想ってみて」
ただ 変わらないことに変わらず今でもしがみついていなかったら
愛を恐れることすらなかったのでしょう
いつまでも不変を描くから言葉に蓋して許せることもなくなった
降り出した雨に気づくこともないまま
いらない何も 夢も明日も 君も夜明けも浅い夏も
忘れるほどに僕になる 言葉の全部に君がいる
消えろ 全部 歌詞も日々も 意味も夜更けも淡い花も
ただここにいたいんだ
ただ憶えていたいんだ
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