8月31日の死骸

投稿日:2022/05/30 11:36:23 | 文字数:429文字 | 閲覧数:198 | カテゴリ:歌詞

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8月31日、死んだ日の朝。
拘束具でしかなかった殻を脱ぎ捨て
蜃気楼に消えかかった君を拾いにゆくんだ

忘れてしまったのは何ですか?
大事にしていた筈だったのに
気づけば懐から落としてた
錆びくれまくった五円玉より
アイスの当たりの棒なんかより
五月蝿く求める命燃やした

8月31日、僕は死にました。
8月31日、僕は死にました。
8月31日、僕は死にました。
8月31日、僕は死にました。
明日の来ない今日へと、僕は殺された。

来年再来年もきっとまだ
いつまでも僕はあの日のままで
茹だれる暑さの陽に焼けた肌
額を拭った小柄な影に
心臓殴られ死ぬるのでしょう
これからも続く夏の剥製

8月32日、僕は生きていた。
8月32日、僕は生きていた。
8月32日、僕は生きていた。
8月32日、僕は生きていた。
明日などない今日へと、僕は生かされた。

9月1日の僕より。死んだ君へと。
めでたくも中身だけない殻の身体を
夏花火に散り輝く君に潰されたいんだ。

作詞してます。御用の際はメッセージでどうぞ。
歌詞を使う際は、作詞に出来立てオスカルとご明記下さいませ。

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