密かな呪文

投稿日:2022/01/22 21:21:54 | 文字数:1,111文字 | 閲覧数:31 | カテゴリ:歌詞

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プロフを書いてるときに思いつきました

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TEXT
 

朧気な夢の中で見た知らない景色に
どこかで拾った言葉を隠していった
光っているようでくすんでいるようで
きっと明日には消えてしまう拙さで

誰も踏み入らない草むらの端っこに
どこにも通じてないトンネルの片隅に
空っぽのポッケに手を入れると出てくる
薄汚れて錆び付いた温かな欠片たち


気怠げな空想の街に来て人知れずに
誰にも見えない言葉を落としていった
壊れているようで尖っているようで
きっと夜には見つからないほの暗さ

誰も気にしてないガード下の吹きだまり
どこにも繋がらない枯葉だらけの森に
乾いたポッケに指を突っ込むと現れる
端がめくれてほつれて痛んだ破片たち


ねぇこれからみんなは密かな呪文になって
誰かのところに行くんだよ
大丈夫そこにいるだけでいい
言葉たちはそのまま眠っていった


微かな記憶で辿る知らない道の先で
いつか触れ合った言葉を浮かべていった
消えていくようで溶かされてくようで
きっと雨が降れば流れてくか弱さで

誰も見ることのない排水溝のその下で
どこからも見えないゴミで作った鳥の巣
破れたポッケを探してみると出てくる
掠れて忘れられた濁った色のひとかけ


目隠しで巡る匂いだけの知らない街で
誰もいらない言葉をこぼしていった
弾かれるように飛ばされるように
きっと瞬き一つで見失う儚さで

誰も訪れなくなった蔦の這う小屋で
どこにも響かない音を忘れた洞窟で
もうポッケなんか無いのに出てくる
踏みつけてひび割れた色のないひとひら


ねぇこれからみんなは微かなほぎ歌になって
誰かのところで踊るんだよ
大丈夫そばにいるだけでいい
言葉たちはそのまま笑って行った


誰も踏み入らない草むらの端っこに
どこにも通じてないトンネルの片隅に

誰も気にしてないガード下の吹きだまり
どこにも繋がらない枯葉だらけの森に

誰も見ることのない排水溝のその下で
どこからも見えないゴミで作った鳥の巣

誰も訪れなくなった蔦の這う小屋で
どこにも響かない音を忘れた洞窟で


ポッケにはもう何もない触れる指もない
言葉を捉える瞳もない助けを求める口もない
彷徨うための足もない命を失う心もない
朝日を呼ぶための夜もない月はずっと新月

歌えないのに響く聞こえないのに囁く
祈れないのに願う干からびた瞳に涙

落ちていく言葉も拾い上げた欠片も
意思なんて最初から無かった私みたいに
それに意味が有るなんて誰が言いふらした?
きみなの?あなたですか?そこにいる?ねぇ


なんでそんな顔で嘘をつくの?
悲しそうに手を振って笑ってさ

これは言葉たちの代わりに言うよ
いつもありがとうね うれしいよ

ヘッダ絵を桜吹雪Verにしてみました。

※2022年4月から不定期投稿になります

(なお、投稿作品を利用する際は利用後の報告で構いません)

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