数多秋が巡り廻り彼岸花は咲き乱れて
まるでいつか見た紅蓮のよう

花を折りしこの手もまたいつか紅く染まるでしょう
君の遺す愛子が為なら

でも願わくば永久にこの世照らしゆく光あらんことを

空を仰ぐ 響くは君の好きなこの唄だけ
渡り鳥がゆく彼方の場に君がいる気がして
今も文を火にくべながら立ちのぼる煙を見上げているのです


雪が積もる枯れ木眺む 麗らかなる春の宴
喜雨に笑んでまた秋を迎う

今は限り君が言った言葉 いつもこの胸に
どうかどうか君に幸あれ

ふたり契りて守りし子に重ね見るものは君の面影

君は何処問いかけ答えぬ空声響かせ
君の眠るこの場に咲く花折りゆくふたつの手
未だ紅く染まらないまま浮世を掻き分けて命を継いでゆく

嗚呼 来世でまた逢えると
そんな言葉の玉飾る赤い信女

空を仰ぐ 響くは君に似てるあの唄声
重ね響く祈り君のもと届いていますか
今も文を火にくべながら時の早きことを感じているのです

夢枕に立つのは微笑み優し恋し君
そっとふれたこの手は今でも清らかなるままで
こぼれ落ちるこの涙なら決して悲しみではなくて安らぎから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

水澄む季節に

つきのわさんこと つきのPのリン曲応募用です。

曲を聴いてイメージしたのは「和」「切なさ」でした。
なので古風に切ない…でも決して暗くはない歌詞を目指しました。


*前のバージョンでひらがな歌詞

閲覧数:165

投稿日:2010/09/06 22:15:15

文字数:478文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

  • 関連動画0

  • つきのP(きつつきのわ

    つきのP(きつつきのわ

    ご意見・ご感想

    おはこんばんちわ。つきのPこと、きつつきのわです。

    このたびは歌詞のご応募、誠にありがとうございましたm(_ _)m
    悩みに悩んで選考した結果、めりー様の月夜の約束を採用させていただくこととなりました。

    季節は移り変われど、君への想いは変わらず、一途に恋する様子が伝わってきました。
    今回は残念ながら採用という形にはなりませんでしたが、
    また歌詞を募集する予定ですので、機会があれば次回も是非よろしくお願いいたします!

    2010/09/15 22:26:17

オススメ作品

クリップボードにコピーしました