どういう事――!?
呆然とするミクさん。
一方で『バレちゃしょうがない』、と彼女は言います。
「僕は重音テト! 初音ミクに取って代わるべくこうしてやってきた、嘘の歌姫だ!」
な、なんだって――――!?
「石塚Pとともに、アイマスクを配り歩きながら営業を続けてきた」
「どうして!?」
ミクさんは驚きます。
だって、初音ミクに似てるから、と何処にもいけなくて、何処にもいられなかったのに。
ミクさんの正体が重音テトだったなんて……
「はっ!それなら、初音ミクは」
テトさんが、ミクさんを睨みつけながら指を差します。
「君は実にバカだな……! 初音ミクは此処にいるだろ」
「私!?」
「あのお祭りは、初音ミクの為のものだった。だけど、なかなか君は見つからない。だったら、と参加してみたくて……僕仕様にしたのさ」
見つからないも何も、はじめて聞きました。
それに、やはりテトさんがそのポジションになろうとしてしまったのにも驚きます。
どう思えば良いのか、一瞬わかりませんでした。
コンコン、とドアがノックされ、人が入って来ました。
制服姿からすると、警察官のようです。
「こんにちは、巡音ルカです」
「あ、こんにちは」
一体何の用だろう、もしかしてさっきのA社のニュースについての聞き込み?
ミクさんが内心予想していると、彼女は言います。
「取り引きされていたボイスバンクに、初音ミクさん、貴方の声もありました」
「わ、私?」
「検証をしたいから、今此処で歌ってみてくれる?」
彼女はレコーダーを片手に言います。
「わかりました」
ミクさんはヘッドセットをONにして、歌い出しました。
「これは、確定でしょうね……」
いつの間にか、ミクさんを見ているルカさん――の更に後ろから、見知らぬ人が数人現れ、頷きます。
結論から言えば、ミクさんの波形は、初音ミクの波とほとんど同じでした。
2025/11/1611:19
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