ある午後の道端　だれかへと想って
かなでだすメロディ　“はじまりのいちおん”
シャボン玉弾けて　また消えていくから
青い空見上げて　飽かず音紡いだ

わたしわたしわたしわたし　そっぽ向いているだけで
心こめるすべを知らず今のままじゃ始まらない

歌　こぼした　涙とプライドを　ポイして
高鳴る心で　辺りに言葉を刻んで
「この余所者」　誰かが首をかしげてもね
言い聞かせる　きっと響くと　大丈夫


バスの中　気づけば　響き出すサウンド
きらめいたメロディ　“つづきだすいちおん”
いい音を見つけた　目を閉じて　口ずさんだ
だれかへと想って　窓の外見つめる

あのねあのねあのねあのね　響くように　伝われ
内に溜まる言葉一つ　いいやそれじゃ収まらない

このイチから　音符からはじまるうねりで
脈打つ鼓動で　辺りに証明刻んで
好き轟け　誰か聴いてほしい想いを
声になった歌にもなった音(ね)

歌　広がる　声想い増幅　あふれて
小さな始まり　心の奥まで届いて
そう　いつかに　ぱっとともる光きらめく
刻みつける今日という瞬間(とき) 明日(あす)になれ
あなたへの音(ね)