はじめはきっと愛の色
愛おしくて儚くて
触れるのも躊躇うほどに
遠く見守る愛の色
いつしかそれは恋の色
狂おしくて激しくて
引き寄せて求めるほどに
熱く焦がれる恋の色
明けない夜のないように
冷めない恋はありえない
涸れない泉のないように
尽きない想いはありえない
恋の魔法はやがて解け
再び愛へと姿を変える
ただひとりへの執着は
昇華し世界へ向けられる
そしてたしかな愛の色
美しくて華やかで
触れるのが嬉しいほどに
幸せ溢れる愛の色
世界は静かに変異する
そこに言葉はいらなくて
ふたりがともにあればいい
ふたりが永久(とわ)にあればいい
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