想像フォレスト【自己解釈】

投稿日:2012/06/15 17:46:51 | 文字数:4,142文字 | 閲覧数:874 | カテゴリ:小説

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ミリオンキタ━━━(゜∀゜)━━━ッ!!(((←

実はミリオンきたらいつでも投稿できるように、別のサイトでちまちまと書いていたのでs(黙


IA初のミリオン[http://www.nicovideo.jp/watch/sm16846374]
空想ver.[http://www.nicovideo.jp/watch/sm17865432]

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TEXT
 

午後3時。ただいま、おやつの時間中。
私はお菓子を食べながら読書をしていた。

その時、夏風が窓をノックする。
私は窓を開けてみると、そこから、何処からか迷い込んだ鳥の声が聴こえる。
私は読みかけの本を置き、


「何処から来たんだい?」


と、笑った。

話しかけてみたものの、そこにはもう鳥はいないのかもしれない。
だって、今の私は目隠しをしているから──










<想像フォレスト>










──世界は案外シンプルだ。
だからこそ、複雑に怪奇した私なんて誰にも理解されない。

街外れ、森の中。人目につかないこの家に、私は住んでいる。
こんな家に、訪れる人などいない訳で。
だから私は毎日、本を読んでいる。

この家はそんなに大きくないのに、驚くほどに本が多いのだ。
それはもう、一生読みきれないんじゃってほどに。





──ふと、あの日の事が頭によぎる。

私はあの日以来、心が固まってしまった。
一人ぼっちで、何もかも諦めてしまった。
目に映った無機物(もの)に、安堵するようになった。

……いけない、私ったら。
いつまでも一つのことに縛られてはいけないのに。

私は気持ちを落ち着ける為に、ハーブティーを一口飲む。

……だけど。

物語の中でしか知らない世界に、少し憧れる──ことくらい。
許して、くれますか?











「──ん……」


私はいつの間にか眠ってしまっていたらしい。
目を覚ますと、読みかけのページに花びらが乗っていた。
私は思わず微笑んでしまう。

淡々と流れ出した、生まれてしまった理不尽でも。
──これが案外、人生なんで。私の、中じゃ。

ねぇねぇ、突飛な未来を想像して膨らむ世界は今日か明日にでも……ノック、してくれませんか?


私は思わず、窓の外の世界を見つめた。





*  *  *





物語の世界のような想像をして、外を眺めていると───突然、喋り声が聴こえてきた。

その瞬間、私の身体全身に緊張が走る。
飲みかけのハーブティーを机中に撒き散らしたのにも気づかないぐらいに、私はただ、ドアの向こうを見つめた。


「どうしよう……」


消え入りそうなほどに、小さく呟いて。





───────────────────────────────────────
「目を合わせると石になってしまう」


両親は申し訳なさそうな赤い目で、私にそう教えた。
私の目もそうなっているようで。


──私はいつから鏡を見なくなったのだろう。


生まれて初めて、「メデューサ」の出てくる本を読んだときだろうか?
「メデューサ」はいつも恐がられて……。どの物語でも、そうだった。
だけどそんなこと、前から知っている訳で。

私は気がついたら、鏡も、その「メデューサ」が出てくる本も、投げ捨てていたんだ。
───────────────────────────────────────





「トントン」


と、部屋中に響きだす、ノックの音は初めてで。
私の目には、きっと「緊張」なんてもんじゃ足りないくらいの「何か」が映っていただろう。
私は思わず床に落ちていた本を踏み、派手に転んでしまった。


「痛た……!」
「……」


そして突飛な世界は、想像していたよりも実に、簡単にドアを開けてしまうものだった。
私の目の前に、少年が一人、立っていた。





───────────────────────────────────────
「♪~」


鼻歌交じりにお花の冠を作るマリー。
そして数分後、


「出来たー!」


と喜ぶ。
すると彼女の前に、一羽の蝶が飛んできた。

そして彼女は蝶に気をとられ気づかなかった。
彼女を狙う、二つの影に───。





「おい、あれがメデューサか?」
「あぁ、メデューサの子供みたいだな」
「ふーん……それじゃあ、さっさと捕まえて売っちまおうぜ」
「そうだな」


ニヤリと笑う二人組み。
片方の白いシャツの男はロープを持ち、もう片方の茶色のシャツの男は木の棒を手にする。

そして、蝶と戯れているマリーに近づいていった。









──そのころ。
マリーの母はいつものように、部屋で本を読んでいた。


「さて、今日は何を読もうかしら……」


そう呟いている彼女の手には、既に本が五冊ほどある。


「決めたわ! この本に──」


彼女が手を伸ばしかけたとき、悲鳴が聞こえた。
しかもその声はマリーだった。

──彼女がすぐさま家を出たことは、言う必要はないだろう。










「うわあああああん!!」


マリーは白シャツの男に、簡単に取り押さえられてしまった。
腕を押さえられ、髪の毛を引っ張られ、マリーは泣くことしかできなかった。

そんなマリーに白シャツの男は怒声をあげる。


「おい! 静かにしろ!」
「別にいいじゃねえか、捕まえればこっちのもんなんだし」
「……ま、それもそうか」
「ま、ちょっと五月蝿いし、少しは黙らせるか」


茶色シャツの男が、ロープでマリーの口を塞ごうとした、そのとき。





──ゴンッ!





と鈍い音が響くと同時に、茶色シャツの男がその場で倒れた。


「なっ……!」


白シャツの男が驚きの声を上げながら、石を投げた本人──マリーの母を見つめた。
マリーの母はその隙に、マリーを連れて逃げる。

──しかし、

何かに引っ張られたような感覚。
彼女は後ろを振り向くと、そこには彼女の服の裾を掴む、茶色シャツの男だった。


「……こんの──」
「──化け物がァァァ!!」


片割れの仇をとるかのように、白シャツの男は彼女めがけて棒を上げる。

母は「目を合わせた」。
するとたちまち、男は──石になった。





マリーはただその光景を見つめると、母がゆっくりと倒れていく。

マリーが何が起こったのかを理解したときには、母をもう動くことはなかった。


「……うわああああああああああん」


再び、マリーは泣き叫び始めた。
───────────────────────────────────────





目を塞ぎ、蹲る私の姿に、その人は驚いた。


「……どうして、目を塞いでいるの?」


声からして、男の子だろう。
一瞬話そうかどうか迷ったが、素直に話すことにした。


「……目を見ると、石になってしまうから」
「……」
「だから……今すぐ、出て行ってください」


しかし彼は出て行かず、ただ笑った──「声」がした。
そして一歩と、私に近づいてくる──「音」がする。

そして男の子は言った。


「僕だって、石になると怯えて暮らしてた。だけど……けど世界はさ、そう案外怯えなくていいんだよ?」


男の子は、蹲る私の頭にポン、と撫でた。
その温もりが──お母さんと、似ていて。
一瞬、お母さんと過ごした日々が蘇って。


私はただ──


「うわぁぁぁん!!」


泣き出した。
お母さんが死んだ以来の涙を流して。





──もちろん、男の子は困惑した。


「えっ!? 僕……なんかいけないこと言った?! えっと、んっと、どどどどうしよう……」


私は彼に構わず、ぼろぼろと涙を流す。
やがて、


「そ、そうだ!」


彼はポケットから何かを取り出した。
? ……何だろう、これ。

不思議そうに「それ」を見つめる私に対して、彼は説明し始める。


「これはi podっていってね……よいしょっと」


彼は不十分な説明を終えると、私の耳に丸っこい部分を塞いだ。
──そして。


「……!」


突然タンタン、と鳴り響いた。
心の奥に溢れてた想像は世界に少し鳴り出した。

私はあまりに素敵すぎて、髪が蛇のように揺れる。
それを男の子はジーっと見つめて、やがてニッと笑うと、

──バッ。

白い何かを、私に羽織わせた。


「あげる」


そう一言だけを口にして。

ねぇねぇ、突飛な世界を教えてくれたあなたが、また迷ったときは……


「君も、僕らのところへ来ないかい?」
「……一ヵ月後、また来てくれませんか? いろいろ準備したいので……」
「わかった。じゃあ名前だけでも教えてくれない?」
「……マリー、です」


──ここで、待っているから。


「マリー。カワイイ名前だね」


あなたはそう言って、笑ったのだった。





*  *  *





「うーん……ここ来るの久しぶりだなぁー」


男が森にやってきた。
その傍らには──i podのようなフードを着た女もいる。

女は言った。


「それにしても、お前もバカだな」
「え、何だよ急に」
「お前、マリーってやつが『目を見ると石になってしまう』って言ったとき、『目を見ると自分が石のように固まってしまう。──つまりコミュショーと勘違いしたんだろ? オマケに自分の過去まで言っちゃって」
「そ、それは……」


男は恥ずかしそうに下を俯いた。
女はそんな彼を気にする素振りなど見せず、ある家に指を指した。


「そんなことより……ついたぞ、マリーとかいう奴の家」
「あ、そ、そうだな」











──ガチャッ

私は胸に飾っていた鍵で、家の鍵をかけた。
昨日あんなに落ち着いていたのに、今更緊張してくる。

もうすぐ、彼が来るのだ。
それまでに落ち着かせないと──。そう思っていたら、

──ザッ


突如、後ろから草を踏み歩く音が聴こえる。
私はすぐに後ろを振り向くと、そこには案の定、彼がいた。
そして、さっきまでの緊張が一気にほぐれてしまった。

彼はカエルのような服を着て、笑っている。
そしてそんな彼の隣には、i podのような服を着た……女性(だよね? 目つき恐いけど……)もいた。


「───迎えに来たよ、マリー」


彼がそう言い終わったとたんに、夏風が、あなたがくれた服のフードを揺らしてみせた。

兄さんマジLOVE213%な雪りんごです

リンゴをくれれば支配下に回るよ←
文才のカケラもない小説書いてます

好きなジャンル:ミステリー(ただしホラーは×)
得意なジャンル:gdgd←
最近の悩み:頭が馬鹿すぎること←手遅れ
とりあえず:兄さんを愛でたい

(`・ω・){ヨロシクね!

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    空想ver.とは何ぞ?

    IAちゃんミリオンおめーとー!!!

    2012/06/16 13:27:01 From  友愛@in不可

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    コメントのお返し

    空想ver.っていうのは、「メカクシティデイズ」に収録される、想像フォレストのアレンジだよ!
    PVが最後の方違ってるから、ぜひその動画を見ることをオススメします(`・ω・´)
    (↑タグ検索で「空想フォレスト」って打ったら出てくると思うよ)

    さぁ、次はヘッドフォンアクターだ!!

    2012/06/16 13:33:40 雪りんご*イン率低下

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