パンダヒーロー(自己解釈) 2

投稿日:2011/01/28 18:16:42 | 文字数:773文字 | 閲覧数:9,904 | カテゴリ:小説

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パンダヒーロー二。
次で主人公の「トラウマ」を書きます。

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TEXT
 

 人を喰う。
 少女は喧嘩の報酬を貰った後、そんな一言を心の中で呟いていた。しかし、少女はそれを心の中で自嘲(じちょう)気味に添削(てんさく)する。

 ―いや、私の場合―竹を喰うか。
 何せ「パンダヒーロー」なのだから。

 少女の心はまるで動物一匹来ない森の様に静まり返っていた。まるでアンドロイド。
 一部の人間には嫌われ、
 一部の人間には望まれるヒーロー。

 それは果たしてヒーローと云うのだろうか。
 多分そうだろう、と少女は心の中で自己完結させた。

 良く見る勧善懲悪ものの子供向けの特撮ヒーローだって、あれは一般人やヒーロー達には幸福でも、敵や敵を支持していた人物には結局の所不幸なのだから。
 幸せも不幸せも、一本柱の裏表。
 
 今日の喧嘩請負業は、最近で一番少女にとって厄介な物だった。
 何せ―喧嘩相手は「殺人ライナー」の仲間達なのだから。

 仲間達はそれなりに喧嘩もできるようで、少し上達した喧嘩の技術を持っている者ならねじ伏せられるような攻防の物の、そこそこの技術しか持っていない少女との力の差は五分五分。
 そのチームワークは、まるで野球チームのようだった。
 
 狙いが外れる。少女は少し腕で汗を拭った。
 目が眩む。月夜の眩い(まばゆい)程の光に。
 まるで三遊間。

「おい、そんくらいかオマエラの実力は」

 そして、現れたのはピンチランナー。
 つまりは二点、私の両目がその方向を奪われた。
 そして―

 ああ私もうダメだ、と―そう確信した。

 こわいこわい怖い恐い強い(こわい)こわいこわいコワイコワいこわこわいこわいこわい。
 感情制限は既に壊れた。
 そして私の心のトラウマの扉を。長くて冷たい爪がガリガリと音を立てて引っかく。ガチャガチャと音を立てて、おとをたてて、今にも開きそうだった。

まだまだ未熟な文才だけれど、頑張って小説書いてます。

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