春はいつ来るのかなと
随分待ち焦がれたけれど
いつまでも冬のまま
雪が降り積もって
この両手は悴んで
寒空ひとつ
あなたの顔を見るたび
この胸 とても切なくなっていくの
一言だけが言えなくて
あなたと二人 すれ違う
並木の桜は咲いたけど
ココロの雪は溶けないで
私はもう どうすればいいのか
分からなくて
想い抑えきれないで
春風ひとつ
あなたの背中 見るたび
この胸 とても苦しくなっていく
少し手 伸ばせば
あなたに触れる距離が
もどかしくて
『あのね』
『わたしね』
『あなたが好きなの』
思うだけで
少しも声が出ない
勇気出しても
息ができない
早鐘の動悸が背中を押した
「あのね」
「わたしね」
「あなたが好きなの」
ただ一言を
あなたに伝えたくて
桜舞う風 背中に感じて
いま わたし 走りだす
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