ありふれた臆病者と永遠の孤独と・・・

投稿日:2012/02/02 00:19:09 | 文字数:993文字 | 閲覧数:73 | カテゴリ:小説 | 全2バージョン

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不老不死ものが好きです。

スペクタクルPのThe beast.をリスペクトしてます。

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TEXT
 

孤独の檻から抜け出したいよ。


そんな思いを持ちながら、自分から出ようとする勇気もなく、
時は移り変わる。

そんな僕が待っていたのは、この檻の扉を勝手に出入りしてくるような、
そんな人なのかもしれない。

悲劇の主人公ぶってる。
絵空事ばかり言っている。

そんな少年は、時とともにだんだん孤独になっていった。
一人で死ぬことも怖くなった少年・・・臆病者は、自らに不老不死という呪いをかける。

それが間違ったことだったとしても、少年にはもう勇気なんてとうの昔に忘れてしまったのだ。


そんな少年は、孤独の檻の中で果てしない時を過ごした。

本心は全て仮面の下へ。
人とのつながりは心の壁越しに。

時代が移り変わっても、少年は変わらない。
時に見放され、世界の法則すらも少年を遠ざけた。

少年は少年のまま成長しなかった。
扉は閉まったまま開かなかった。

誰も少年の心の声は聞こえなかった。
いや、少年が心の声を自分の奥底へと沈めてしまった。

勇気はもう枯れ果ててしまい。
妙なプライドだけ生まれ。

歳月が力を生み出し。
古びた城に住み着き。

だんだん少年は、少年であった者は、
人々に魔人と呼ばれるようになってしまった。




魔人はもう誰が来ることも望まなかった。
誰か来てしまえば、自分が自分でいられないと思った。

魔人の日々は希薄で退屈な日々で、
太陽が昇ろうと沈もうと、雨が降ろうと降らなかろうと関係のないことだったのだから、
一切外に出ることもなかった。

魔人にはいつも同じ風景、
自分の城の中で過ごしていた。

せめてもの楽しみと言えば、魔人がまだ人であった頃に好きだった音楽くらいだ。
魔人は自分で曲を作り、楽器でその曲を奏でた。

魔人の作る曲は、

心を真っ白に洗うような綺麗な曲、
燃える炎のような激しい曲、
優しい陽射しのような暖かな曲、
全てに裏切られた絶望のような真っ黒な曲

など、色とりどりの音色を持っていた。

しかし魔人は歌は作らなかったのだ。

生憎魔人には歌が歌えない。
例え誰かに歌ってもらう、なんてことができるはずがない。
だから歌を作っても孤独な魔人には意味をなさないのだ。

魔人はもともと歌を好んでいた。
いつしか歌を作って誰かに歌ってもらいたい、そう思っていた。

孤独な魔人には到底叶わぬ願いだと知りつつも。

気が向くままに歌詞をちまちま書きます。

夢見がちです。

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