Apple Alice ...5

投稿日:2011/03/21 20:45:33 | 文字数:923文字 | 閲覧数:63 | カテゴリ:小説

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Rin Side

動かない。動けない。
踏み出せない。
どうして?殺さなきゃ自分が殺されるよ?
やだよ。消えたくない。
だからこそ先に消さなきゃいけないのに。
ただ目の前の敵に怯える自分が池に映る。

「コレデヤットリンゴガテニハイル」

…何で?何でこんな目に遭わなきゃいけないの。
林檎をおとなしく差し出していればこんな悲劇は起こらなかった?
でもこの林檎は…この林檎だけは守らなきゃいけない…
視界がぼやけて,誰だが分からない人物の笑い声が脳内に響き渡る。
落ちて来る鎌の刃。

意識は途切れた。そこで。

*

手が真っ赤だ。
いや,手だけじゃない。
足も心臓も…心も全部マッカッカ。
なのに何で私は生きてるの?
これならいっその事殺してくれれば良かったのに。
こんな姿じゃ林檎だって。
そうため息をついたのも一瞬で飲み込んでしまった。

…?!

林檎が目の前にある。
私の,林檎。
真っ赤な林檎。
どれが夢でどれが本当だか分からない。

「あ。やっと起きた」

…踏み出せなかった時に思い浮かんだ顔が
今そこにいるではないか。
だけど…彼までどうして傷だらけなのかは…覚えていない。

「無理も無いよ。寸前に見つけられたから良かったけどさ」

*

話を聞くには,私が血まみれで倒れ林檎を取られそうになっていたのを
彼が助けた(と言っている)。
だけどその分彼も傷跡をおい,結果こうなった…

ジブンノセイダ。ジブンガアノトキイツモノヨウニコロシテイレバ。
カレハコンナニボロボロニナラナカッタノニ。
ジブンノセイジブンノセイジブンノ…

「だめ」

ぽん,と頭の上に手が置かれた。
人の顔をろくに見ないで話す私にとって,レンの顔は久しぶりに見るに等しい。
そうか。無理も無い。出会ってからもう2年が過ぎ去ろうとしていたのだから。
ずいぶんと大人な顔つきになった気がする。
それでいてどこかまだ幼少時代の顔も残る。

「自分の事攻めちゃ駄目」
『だって…私なん「違うの」
「僕が自分からやった事」
「僕が,心から君を守りたいと思った結果。まあ守れなかったけど,さ」

彼はいつもより寂しげな笑顔を作った。
森にも珍しく夕日が見えた。

妄想鯖缶野郎のルームへようこそ(^ω^)ついに夢のニコ動デビューでうほうほhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm14193769 
まだまだ未熟,不完全な点ありますが,立派な(?)歌い手目指し頑張って行きますのでよろしくお願いいたします(`・∀・´)

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