空風に揺れる窓
暗がりで憧れる苔
ドクダミに垂れた朝露が
砂地へと落ちて跳ねた
廊下のホコリに映ったのは
遠い遠い 過去と斜陽
ひび割れた壁に染みついた
私たちの幼少期
黒板の夢語り 傷だらけのビニル
軋む椅子の音 古びた教科書
かつて"わたし"だった私はこの場所で
懐かしさとともにシミになった
"わたし"じゃなくなった私は
無情な無常に泣いていた
一方通行の時間軸
破れかけの黒いカーテン
煤だらけの炭焼き小屋と
甘酸っぱい桑の実
ガーゼを貼った痛い想い
カサブタにしまい込んだ
色々あったはずなのに
思い出せない、思い出せない
砂粒に消えた 昔々の
褪せるはずのない 記憶と記録
かつて"わたし"だった私はこの場所で
汚い文字を懸命に書いていた
"わたし"じゃなくなった私は
消しゴムで歪に掻き消された
彷徨っていれば見つかるかな?
馬鹿騒ぎしていた友と師は
夕暮れの光に飲み込まれて
幼い笑い声がする気がした
かつて"わたし"だった私はこの場所で
有限の四季の中で息をした
"わたし"を卒業した現在(いま)の私は
訪れる次の春を憂いていた
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