変更案

６．
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...

気が付いたら
年がら年中
僕らは贈り贈られて
循環する思いの中で
想いを巡らせ生きている
物流会社の戦略と
それに踊らされる僕らだが
〇〇感謝祭とか名前は
いろいろあるけれど
どうでもいい...

意味と夢と命を集めて
作られてしまって身体は
終わった命を蒸し返す機械らしい
【これは彼の昔のお話】
人一人は涙を流して
「また会いたい」と呟いた
ハリボテの街の終末実験は
昨日時点で予想通りグダグダ過ぎて
その時点でもう諦めた方が良いでしょう？
次の二人は　街の隙間で...

嗚呼　凛と咲く　見せかけに目を奪われて
嗚呼　ひそやかな　真実は花影
鮮やかを誇る大輪も
摘まれ　いずれ　枯れてゆく
花びら落ちた後に
剥き出し揺れる花蕊
ぎゅっとぎゅっとしてね
いつも強く守ってね
あなたの腕の中で取り戻す私
ぎゅっとぎゅっとしてね...

1．
一、君子危うきに近寄らず
二、主犯格と同じパターンを取らない
　急げ！　処罰発表が早まるぞ
未来に障害が出る程の、ミスをしたのなら
対処に何年もかけるのは　どうだろう　
論外じゃないか？
もし一線を引きたいなら、社会の常識に合わせる事ね
支持率が死守できる、一番冴えたやり方だ
2．...

きみに抱きしめられる夢を見た、
愛してなんて言えやしなかった、
だから、本当なわけないのに。
きみに抱きしめられる夢を見た、
触れる腕が、心地よかったんだ。
また、目を閉じる。
朝、まぶたが、すこし明るくなってきて、
目を、開けると、いつもの部屋で。
まだ、頭は、眠りこんだままで、
夢の、記憶を、懐...