語り部の或る詩謡い人形の記録『賢帝の愛顧』
投稿日:2009/08/21 18:39:39 | 文字数:942文字 | 閲覧数:228 | カテゴリ:小説 | 全2バージョン
語り部シリーズ15作目です。
語り部の或る詩謡い人形の記録『賢帝の愛顧』
ようこそいらっしゃいました。このたびお聞かせするのは遠い昔に青い髪の男女の人形が謡っていた全5曲から成る一連の物語の4曲目のお話です。
北の果ての国の賢帝は、元々は平和を愛する人だったそうです。
そんな彼はある時、彼の国一番の歌姫に恋をしたそうです。
けれど、彼女の先は短く、いつも苦しそうにしていたため、
王は彼女を救うために手段は問わなかったそうです。
東、西と次々に滅ぼして延命の術を探し続け、腹心の少女の忠告など
無視して暴挙を振るううち、いつしか彼は血に酔い、
狂ってしまったそうです。
そんな中、腹心の少女は王が、これ以上罪を重ねぬようにと思い、
たった一人で歌姫の元へと向かい、永遠の眠りについてくれるように
頼んだそうです。
歌姫はかねてより暴虐な王の姿を見るに耐えなかったため、
少女の頼みに応じたそうです。
しかし、その噂はあっという間に王の耳へと届いてしまい、
王は少女を牢に閉じ込め、その後すぐに王の目の前で
殺されてしまったそうです。
ですが、少女を殺すのがほんの一時、遅すぎたのです。
少女の死を知った歌姫は、王が戦場に出向いている隙に、
人々に王を止める方法と、王はついに自身の部下すら手に掛けたことを
教えたそうです。
誰にも迷いなど無く、すぐに歌姫の葬儀が行われたそうです。
大勢の人々が歌姫に別れを告げ、歌姫は悲しい笑顔と自慢の歌で
その言葉に答えていたそうです。
そしていよいよ、歌姫が眠りにつこうとした時、魔物に首を切り裂かれた王が、紅く染まった首元を押さえながら歌姫に駆け寄り
「ここで一度お別れだよ。先に逝くよ、白き門閉じる場所。」
途切れ途切れにそう告げて息絶えてしまったそうです。
そのため、歌姫ではなく王が棺にいれられて、葬られたそうです。
その後しばらくして、歌姫もまた病により永遠の眠りにつき、
眠った歌姫は森の奥の城に運ばれたそうです。
いかがでしたか?私のお聞かせした物語は。今日のところはここでお開きにしましょう。次にお聞かせするのは5曲目の物語です。帰り道にはどうぞお気をつけて。よければまた、私の物語を聞きにいらして下さい。それではさようなら。
オススメ作品10/29
-
君たちとの冒険を
【君たちとの冒険を】
あの日 図書室 手に取った本
君たちの世界に僕を呼ぶ
魔法がかけられていた。
僕たちは 仲間になった
君たちとの冒険を
-
Crazy ∞ nighT【自己解釈】
彼女たちは物語を作る。その【エンドロール】が褪せるまで、永遠に。
暗闇に響くカーテンコール。
やむことのない、観客達の喝采。
それらの音を、もっともっと響かせてほしいと願う。それこそ、永遠に。
しかし、それは永久に続くことはなく、開演ブザーが鳴り響く。
Crazy ∞ nighT【自己解釈】
-
Introduction
Hello there!! ^-^
I am new to piapro and I would gladly appreciate if you hit the subscribe button on my YouTube channel!
Thank you for supporting me!!
Also I will try to make my own work :D
Link to my channel: https://www.youtube.com/c/alicephantomhive
Introduction
-
病むな面倒だ
ねぇ 何をしてるの
ねぇ こんな所でさ
先に進もうよ
未来を見ようよ
置いていくよ
病むな面倒だ
-
或る詩謡い人形の記録『雪菫の少女』
雪の降る国 名将と名を馳せた
若き一人の 少女の話
権力も財産も 彼女はいらないけど
戦場へ…
噂だけはとおくとおく広がり 武勲をしらぬものおらず
或る詩謡い人形の記録『雪菫の少女』
-
sweet cage
自由になって 自由になって でも戻りたい
自由になって 自由になって 二人のsweet cage
僕は君を傷つけたかもしれない
君は僕を傷つけたかもしれない
冷めていくよりも思い出になること
sweet cage
-
Bad ∞ End ∞ Night 1【自己解釈】
それは、月の綺麗な夜。
深い森の奥。
それは、暗闇に包まれている。
その森は、道が入り組んでいる。
道に迷いやすいのだ。
Bad ∞ End ∞ Night 1【自己解釈】
-
月華【曲:黒白熊@熊野P様】
【1】
《A》
8 月明かり透ける
8 絹の糸浮かび
8 織りあがっていく
月華【曲:黒白熊@熊野P様】
-
君色ワンダーランド 【歌詞】
君色ワンダーランド 【歌詞】
A 真っ白な世界を何色で彩る?
何も無い空疎な世界を
真っ白な世界を何色で彩る?
誰も居ない孤独な世界を
君色ワンダーランド 【歌詞】
語り部シリーズぜひぜひコメントを!
うろたんだーと幻想狂気曲をこよなく愛すことをここに誓う!
★!現在語り部シリーズ製作中!★