『リグレットメッセージ』
投稿日:2010/06/15 20:13:46 | 文字数:647文字 | 閲覧数:248 | カテゴリ:小説
王女目線でリグレットメッセージ。
とある国の王女と召使の物語は終わりを告げた。
王女の死によって。
―――― そして … ――――
―――― 『 リグレットメッセージ 』
そこには、少女がいた。
金髪の、少女。
目の前には夜だからか、真っ暗な海。
少女は、小瓶を手にしていた。
「……… レン ………」
呟きは、風に乗って消えていく。
取り出した手紙を、手に握った。
「私はようやく気付いたのよ。」
ずっと気づくことができなかったけど、
「私が幸せだったのは―――― あなたがいたからだ、って。」
ずっと傍にいてくれてたのに―――― 私は気づくことができなかった。
悲しい時も、嬉しい時も、怒ったときも、
―――― … いっしょにいてくれたのは、あなた。
どうしていままで気づかなかったのだろう?
気づかない私はワガママばかり言って、あなたを困らせていた。
「ごめんね ――――」
手に持った手紙を小瓶に入れて、海へと流す。
――― この国に昔から伝わる言い伝え。
願いを書いた手紙を小瓶に入れて流せば、願いがかなう。
「ねぇ、レン。 ――― 次生まれ変わるのならば ――― 」
その先は、波の音で聞こえなかった。
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私は何のために生きているんだろう?
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どきどき☆やっきん☆もっちん!
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素敵なあの人と笑い合ってたでしょ?
不誠実なんて考えてないけどそれでもね
気になるの気になるのとっても
どきどき☆やっきん☆もっちん!
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ジェントルメイド♡ピュアシック
BPM=138
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赤色ハート気づいてるかな
君はどこで何してるかな
いつも喋る言葉気にする
ジェントルメイド♡ピュアシック
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Introduction
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Introduction
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小説版 South North Story ①
小説版 South North Story
プロローグ
それは、表現しがたい感覚だった。
あの時、重く、そして深海よりも凍りついた金属が首筋に触れた記憶を最後に、僕はその記憶を失った。だが、暫くの後に、天空から魂の片割れの姿を見つめている自身の姿に気が付いたのである。彼女は信頼すべき魔術師と共にただひたすら西へと走り続けた。やがて、北風が強くなり、それは雲を呼び、そして初雪が深く暗い雲から零れ始めた。彼女の苦難を象徴するようにそれはいつしか吹雪となり、彼女の弱り切った心を容赦なく痛めつけた。体調を崩している。そう判断して彼女の元に駆けつけても、僕は彼女に触れることすら叶わない。桃色の髪を持つ魔術師は騎乗に夢中でまだ気付く様子も見えない。この吹雪の中、焦りを感じているのは誰もが同じか、と考えながら僕は無駄だと分かっていながら彼女の背中に触れようとした。触れても、僕の体温を彼女に伝えることは叶わないけれど。そう考えながら彼女の背中に僕の手を載せた時、彼女が一つ、咳をした。
『どうしたの?』
小説版 South North Story ①
更新速度は亀ですが、双子とか描いていこうと思います。
タグ追加などしてくださると、泣いて喜びます。
初心者ですので、いろいろ教えてやってください!!