妖精の毒#79
投稿日:2012/10/31 00:08:26 | 文字数:1,352文字 | 閲覧数:278 | カテゴリ:小説
突如現れたのはルカさんだった!
なぜ?
ミクはリンの
「私はカイトさんに助けてもらって、感謝しています。でも、それ以上の気持ちはありません。おそらく、カイトさんも。」
という言葉を、信じられてなかったようです
まぁ、当然ですね……
#79「勘違」
翌日、天気がいい
ただ、孤児院の中が心なしかどんよりとしている
義弟や義妹たちは、いつも通り、元気なのだが、ミクがややぼんやりとしている
完全に僕のせいなのだが……
レンもリンちゃんが心配なのか、どこかイライラしている
そして、僕もミクへの罪悪感と、リンちゃんが森に帰っていたらどうしようと考えていた
「じゃぁ、今日は森の中を探してみる」
「あ!待って!カイト兄!」
出かけようとしたら、ミクに呼びとめられた
そして、ミクに引っ張られて、僕たちは玄関を出て外に出た
「あのね……昨日、マイちゃんが出て行ったのは、私のせいかもって言ったの覚えてる?」
ミクが真剣な目でそう言った
「え?……あ、あぁ!確かにそう言ってたかも!」
正直、昨日はあの一件でその話は忘れていた
「実はね……」
ミクが重い口を開いて、リンちゃんとあったその日の出来事を話してくれた
四日間、僕とリンちゃんが一緒にいたということを知ったことを……
自分が嫉妬して、リンちゃんにあたってしまったことを……
そして、自分がリンちゃんを傷つけてしまったことを……
「私……ほんと……自分勝手で……」
ミクがうつむく
「そうか……」
これでなんとなくわかった気がする……
なぜ、リンちゃんがいなくなったのか……
「……リンちゃんがいなくなったは、ミクのせいだけじゃないんだ。僕のせいでもある。」
「……どうして?」
「……それはいえないけど」
きっと、リンちゃんは、【やっぱり、人間と妖精が一緒にいては駄目】と思ってしまったんだと思う
リンちゃんは、ここにいると迷惑になると思ったに違いない
過去、リンちゃんは宮中を追い出されている
迷惑をかけるということは、【嫌われる】もしくは【見捨てられる】とまで思っているかもしれない
リンちゃんにとって、一人になることは、自分を守る唯一の方法なんだ
「カイト兄……やっぱり、マイちゃんが大切?」
ミクが僕から目をそらしてそうきいた
「当たり前だろ。それに……僕が守ると約束したんだ。大事な【家族】なんだから!」
「え?……家族?」
「あぁ!もう、リンちゃんも、ミクと同じ家族だ!そうだろ?」
僕のその言葉に、ミクはポカンとしていた
「え……え、ええ?ちょ、ちょっと待って……え?じゃ、じゃ、じゃじゃじゃ!」
ミクが、なぜか慌てている
「もしかして、カイト兄とマイちゃんって……ほんとに何にもないの!?」
「え?いや、だから、家族って……」
僕にはミクが慌てている理由がわからない
「だだだ、だとしたら、私……マイちゃんに、なんてひどい事を……」
ミクが頭を抱えている
「ど、ど、どうしよう……私、マイちゃんの言葉……信じてなかった……」
僕にはわからないが、ミクが混乱している
リンちゃんの言葉?一体、なんのことだろうか?
その時、森の方から誰かが走ってくるのが見えた
その人影は見たことのある人のものだった
「ル、ルカさん!?」
そう、それは妖精の世界にいるはずのルカさんだった
作品へのコメント2
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ご意見・感想
にゃ―――――――――――――!!?
るるるるるるるるルカさん再登場とかこれは大波乱の予感が!!
…なんて内容をなぞることしかできないTurndogですwww
ヒマがないうえに言いたいことは大抵↓の方々が率先して言っちゃうから何も書くことがない(おいそれはダメだろ
いやもちろんここまでのもちゃんと読んでましたよ!(勉強しろよ受験生追い込みの時期だろ
ただ下に感動的なイズミ草さんのコメントがあると私の稚拙な言葉を書くのがためらわれてしまうというか云々(黙れよ言い訳小僧
…はい、すんませんwww本体のパソコンにロックかけられ親が寝た後でないと使えなくなったので更にコメントできなさそうです(泣2012/11/01 00:50:44 From Turndog~ターンドッグ~
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メッセージのお返し
なんにもないのに、ルカさんがでてくるはずがないという感じになってしまっているのかww
いや、まぁ、なんかありますけどww
携帯電話という手も……←2012/11/01 01:02:21
しるる
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ご意見・感想
どどどどどどどうして!?
ルカさんが!!?
エエ?あれ、ナンデ?
あまりのルカさんの衝撃に薄れてましたが
ミク、間違いだって気づけてよかった。
リンちゃんのことだから、大丈夫
きっと許してくれるさ。
それからもっと仲良くなればいいんだよ(何様2012/10/31 06:42:23 From イズミ草
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メッセージのお返し
ルカの衝撃!w
このまま、のほほんと終わるのもありでした……
が!過去にフラグを立ててしまっているので、回収しにいきます!
というわけで、次回、急展開!!w2012/10/31 18:45:45
しるる
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妖精の毒#88
#88「昔話」
「あなたの話が無駄話となった時、あなたの命の終わりです」
フードの女性の言葉に偽りはないだろう
でも、僕はまだ終われない
「これはある一人の女の子のお話です」
妖精の毒#88
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妖精の毒#90
#90「本音」
先代とリンちゃんに恨みをもっていた人物
メイコさんに睡眠薬を飲ませることができる人物
あのルカさんを投げ飛ばすことが出来るのは訓練された人物
僕が人間だとあらかじめわかっていた人物
妖精の毒#90
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妖精の毒#82
#82「再び」
僕とルカさんは妖精の世界への入り口に向かう
「ルカさん、メイコさんとリンちゃんを助ける方法って、考えてあるんですか?」
ただ単に相手方に乗り込んでいっても、駄目なのは目に見えている
「正直、何も考えてないわ。」
妖精の毒#82
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妖精の毒#84
#84「戦闘」
「ええ。二階で生きてますよ。まぁ、今は……ですけど。ふふ……」
不敵に笑う手紙の差出人
「ふざけるな!いますぐ、2人を返してもらう!」
ルカさんが相手に向かって走っていく
妖精の毒#84
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妖精の毒#96
#96「名前」
僕とリンちゃんは、孤児院に帰って来た
僕らが玄関に入ると、雪崩のようにながれてくる義弟妹たち
「おいしゃのおにいちゃん!おかえり!」
「まいおねえちゃん、どこにいってたの?」
妖精の毒#96
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妖精の毒#85
#85「窮地」
黒いフードの女性の正体がわからない
ただ、メイコさんを宮中からさらえる人物がそうそういるはずもない
ということは宮中の人間があやしい……
「あの、メイコさん!ルカさんより強い人って、宮中にいますか?」
妖精の毒#85
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妖精の毒#91
#91「過ち」
「あなたは大きな勘違いをしているんだ!」
僕の言葉が、今はただただ空しく響く
「あなた……さっきから、それを言っていますね?私が一体何を間違っているというのですか?」
ハクさんは不気味に笑っていた
妖精の毒#91
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妖精の毒#78
#78「レン」
「ありがとう……カイト兄」
涙を拭きながらそういったミクのその言葉……僕に突き刺さる
「もう、大丈夫!私は、いままでどおり、みんなの義姉ちゃん(おねえちゃん)で、カイト兄の義妹!それでいいんだ!」
ミクが笑顔で僕にそういった
妖精の毒#78
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妖精の毒#92
#92「真相」
叫ぶハクさんを僕は無言で見ていた
嫌悪でも、軽蔑でも、同情でもない……自分でもよくわからない感情で……
「うるさい……うるさい……あの女が、そいつらが、私を……」
ハクさんの髪が乱れ、長い髪の間からあやしく目だけがのぞける
妖精の毒#92
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妖精の毒#83
#83「不敵」
「ここよ。ここがネルの家だった場所……」
そう言って、ルカさんが案内してくれた場所は、一般的な小さくまとまった一軒家だった
今は人が住んでいないのだろう……
人がいなくなってから、たいして時間がたっていないというのに……なんというか……
妖精の毒#83
プロフィールを確認してもらえると嬉しいですw ね?w (15年9月9日更新)
・私の作品はブックマークにまとめてありますので、是非ご利用くださいww
・私は主に物書きですww イラストやトークは飽きるの防止ですねww
・フォローしてくれたら、当然フォロー返しますw
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・かなりレヴェル低い内容で申し訳ないです…
・「お友達になってもいいよ」もしくは、「危なっかしいから、保護してやるよ」という方が、万が一でもいらっしゃったら、気軽に話しかけてくださいwww
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現在執筆中
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・新作 予定
コラボ【かなりあ荘】にて
・なし
以上
アイコンは私の嫁イズミさんに描いてもらいました♡
ついったー、はじめました(使いこなせてません
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【しるるの一言】
つかさくんが可愛くて仕方ない今日この頃
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イズミさんは私の嫁、可愛いんだよ
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二人が私の癒し(/・ω・)/