妖精の毒#91

投稿日:2012/12/03 20:58:45 | 文字数:1,238文字 | 閲覧数:270 | カテゴリ:小説

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う、う~ん……

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#91「過ち」



「あなたは大きな勘違いをしているんだ!」


僕の言葉が、今はただただ空しく響く


「あなた……さっきから、それを言っていますね?私が一体何を間違っているというのですか?」


ハクさんは不気味に笑っていた


「ハクさん……さっきの話、身に覚えがありませんか?」

「ふふ……ありますよ。さっきの女の子は私でしょう?それがどうしたというんですか?」


そう、さっきの話は全て、妖精の指輪で見たハクさんの過去

といっても、主にリンちゃんのお母さんの記憶が主であったのだが……


「まさか、私の母親が実の親だと気づいていなかったことについてですか?そんなの、とっくに気づいてましたよ?」


やれやれと言った様子で首を振るハクさん


「そうですか……ですが、そこではありません」


僕は話していて胸が痛くなる




「あなたは……先代に母親と引き裂かれたと思っている……」

「ええ、そうよ!あの女が私をこんな風にしたのよ!」


今のハクさんは……宮中で会った時とは別人のような顔をしている


「……それが違うんです」

「ふざけないで!」


僕の胸ぐらがハクさんに掴まれた


「私は!実際、あの女に引き裂かれた!」


ハクさんの目が僕を見ていない…………憎悪のようなものを感じる




「ハクさん……あなたは、本当は…………母親に捨てられたんです」





「!?…………いいかげんなことをいわないで!!」


ハクさんが急に目を大きく開いた

僕の体は宙を舞い、地面に叩きつけられる

それと同時に背中に痛みが走る





僕は痛みを我慢して、立ち上がる

ルカさん、メイコさん、リンちゃんはもっと辛いはずだから





「いえ、いい加減な事ではありません。確かに養子だったあなたは愛されていた。でも、本当の娘が生まれたあなたの母親は……本当の娘にしか愛情を注げなくなってしまったのです」

「……やめろ」


ハクさんが頭を抱える


「先代は、古い親友だったあなたの母親からあなたのことを頼まれたのです。しかし、それはあなたがあまりに不憫だと感じ、先代は自らが引き裂いたことにしたのです」

「……やめて」


ハクさんの腕が震えている


「つまり、あなたの今の恨みは、先代の優しい嘘ゆえのゆがんだ結果なのです」

「……ちがう……ちがう」


ハクさんは頭を大きく横に振る

僕は一呼吸おいた




「…………その様子だと……全て知ってましたね?」


僕は核心をつく


「いやだ……そんなの……」


ハクさんに僕の声は届いているのだろうか……


「ハクさん、あなたは自分の愛する母親を憎めなかった!だから、先代やリンちゃんに矛先を変え、自分の都合のいいように思いこんだ!違いますか!」

「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



ハクさんは大きく叫んだ……

その叫びは寂しく家中に響いていた……

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    カイトさん酷っ!!!
    ハクさんにそれは酷ですよ!!

    でも、現実から目をそらしてるなら、そうしたほうがよかったのかな……?
    カイトさんの判断は―――。
    正しい、正しくないでは言い尽くせないと思いますが、
    「引き裂かれた」と思っているハクさんに突きつけて絶望の淵へ追いやってでも現実を知らしめたほうがいいのか
    はたまた、わかっていてそれを隠し、その場は穏便に済ましてハクさんは一生「捨てられた」としらずに復讐の念を抱きながら生きていくのがいいのか。
    それは、誰にもわかりませんね……
    結局何が言いたいのかって話です、はい……orz

    これからの展開に大分響いてきますよね!?ww

    2012/12/05 20:32:54 From  イズミ草

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    メッセージのお返し

    今はハクさんを止めて、リンちゃんたちを助けなくてはならなかった……

    嘘のままでは、何も変わらないから……
    カイトは命をかけて、ハクに届けと言った一言……かもしれません←

    2012/12/05 22:32:45 しるる

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