まだ青かったその瞳
今は重い光を宿し
ただ私を強く見据える もう私より高い

私が抱いてた 華奢な体は
いつの間にか逞しく育ち
私の見えない他の男の
夢を中に抱いていた

楓の実 今舞い上がる
種達を手に携えて

風を見つめて 両手を広げて
遠く 遠く 遠く

次を見据えて 過去を切り捨てる
君を見送るしかなく

強く輝いたその瞳
今は輝きを失い
ただ俺を悲しげに見る それが俺は切ない

貴方に抱かれた いとしい過去は
いつの間にか思い出になり
俺が前に進むための
ただの壁になっていた

楓の実 今舞い上がる
枝への惜別を切って

風を捜して 両手で捕まえ
高く 高く 高く

あいつの元へ 向かうためには
貴方切るほかになく

楓の実 今舞い上がる
今日と明日を切り分けて

俺を乗せて 私を残して
空へ 空へ 空へ

未来が見えない 過去は見ない
二人は分かれていく 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

秋楓~二輪雄花物語~

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投稿日:2010/11/28 20:15:12

文字数:389文字

カテゴリ:歌詞

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