また雪が降り出してきたよ　そっちはどうですか
届くことのないメッセージ　何度目だろう

何をしても　忘れられず　行ったり来たりの
愛と呼べず　恋でもない　思い抱えて

白い息を重ねて歩いたこの道　今はひとりで
懐かしい名前を呟いてみたけど　夜に消えてく
この季節が来るたびに　あの手の温もり
思い出して　懐かしくて　泣きそうになるんだ

雪が積もっては春が来る　何度も繰り返し
あの日の観覧車のように　回っていく

きっと忘れられないのは　忘れたくない思い出と
忘れたくない理由まだ　心にあったから

白い雪にならんだふたりの足跡　今はもう消えて
同じ太陽の下　違う光　あびて歩いている
もしもまた会えるのなら　すれ違うだけで
上げかけた手　そっと下ろして　空を見上げるだけ　

白い息はもう春風にのって　カタチを消してゆく
季節はもう変わるから　思い出だけを抱いて生きていこう
いつかできるはず