蒼碧
投稿日:2014/09/10 07:09:10 | 文字数:1,030文字 | 閲覧数:405 | カテゴリ:小説
夢のような蒼碧の原型の碧の原型となった自作小説というか何というかです(笑)
基となるお題作品に後付けする形で作ったもので力試し用のものなので短いです。これでも少し加筆修正してあります(笑)
きょうこさんいかがでしょうか?
ダメと言われてもどうしようもありませんがww
最優秀作品《その青は魅せる》
彼が描いた最後の作品だった。暗い森、見守るような月、吸い込むような湖、そして幾重にも重なった蝶からなる一輪の青いバラ。明るい色調の絵画が多く出展された中、その絵は際立って人を惹きつけていたらしい。
あの絵を書き上げて以来、彼は今まで一度も筆を手にすることはなかった…
彼はダイニングの壁に掛けられたその絵を見ながら思い出に身を委ねていた。--いや、もしかするとその絵のもっと向こう側を見ていたのかもしれないのだが
この絵を見た人間のお決まりのありきたりな感想なんかは覚えてもいない。そんなことに記憶力とやらを発揮させるのならもっとマシなものを覚えることに使うだろう。
そう、例えば名前は忘れたが学生時代に僕らとよく行動を共にしていたあの女の子のこととか。
『ねぇ、この絵のタイトルって何?まさかそのまんま《神の祝福》とかじゃないよね?』
それが彼女の絵を見た後の第一声だった。
いろいろな衝撃はあったが彼女の問いに答えるべく無言のままその絵の少し下を指差した。
--何がそのまんまなのだろうか…?
考えたところで理由がわかるわけもなく彼は考えるのをやめた。
彼女は少し一般的とは呼びがたい知識を蓄えた人間だった。ならば平凡な知識しか持たない自分では理由に至る訳がないと彼は結論付けたのだ。単に考えることに飽きたとも言うのだが。
『この青は何の青だろうね?』
また彼女が呟いた。彼女の目に映っていたのはもう目の前の絵ではなかった。もっと遠い、もしかしたらここにあるものではない何かを見つめていたのかもしれない。
残念ながら彼女について覚えていることはそれほど多くない。出会いなんかも忘れてしまった。
--彼の記憶力とやらはどこへ行ったのか…?
ただ彼女は少し変わっていた。いや、周りより大人びていた、彼女独自の考え方の芯がしっかりしていたと言うべきか。何というか無邪気な子どもに驚くほどの知識と客観的な視点をもつ人間だった。少々矛盾しているような気がしないでもないがそういう人間だっ たとしか言いようがなかったのだ。
なぜ今頃になって彼女を思い出したのだろう。ふと疑問に思い意識を浮上させた。彼女とはもう何年も会っていない。そう、それこそあの絵を描き上げた少し後からずっと。
何に対してもあまり執着しない彼にしては珍しく考えこんだ。そして出した結論は「とりあえず仕事を片付けてから考えよう」だった。
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メアちゃんお題
机の上に置きっぱなしにされた携帯電話が派手な爆発音を鳴らした。
もちろん爆発したわけではないが当然驚きはする。例えその音を設定したのが自分で、かつ設定してからもう五年は経とうとしていてもだ。
『たすけて』
案の定、メールには見慣れた四文字。
ため息をつきながら戸締りをし、食材を持って家を出た。
メアちゃんお題
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断罪の爪痕(ピストル)
A1
裏切るなら
何故あの夜に抱いてくれたの?
心に深く潜む疑惑
A2
断罪の爪痕(ピストル)
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真昼の月コメンタリー
こんばんわございます。鶏です。少し遅れましたが真昼の月のコメンタリーという事で用意させて頂きました。銀河鉄道と違って難解なオブラートも無くわりとストレートに書いたつもりなので超意訳は省略させて頂いて、イメージベースとコメンタリーの二本立てでいかせて頂こうかと思います。もうほぼ完成しているかとは思いますがアレンジングや歌唱時のイメージ作り等の参考にして頂ければ幸いです。
【イメージベースのお話】
・真昼の月
僕が子供の頃にちょうど何処かのドラマで「真昼の月」という常盤貴子と織田裕二が主演している連続ドラマがやっていて、わりと薄暗いドラマだったのですが作中の台詞で「昼間は太陽に霞んで見えないけれども彼女のトラウマは真昼の月のように確かにそこにあるのよ」みたいな言葉が凄く印象に残っていて、言ってみれば晴れやかな日々に、それでもひっそりと息づいている不吉の象徴としての言葉としてのイメージがあります。
・空澄みの鵯と/あさき
真昼の月コメンタリー
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君を待つカフェ*交差点
A1
踏み出すペダルより前に
声がとびだしそうだよ
飛ぶ鳥落とす加速度で
下る坂もはずむ
君を待つカフェ*交差点
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十人十色の人生感(作曲募集中)
[Aメロ]
そう 人生たかだか うん十年
運が良けりゃ たまたま 百何年
愛を受けて生まれたのは誰?
パパとママにお別れ告げ「じゃぁね」
十人十色の人生感(作曲募集中)
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永遠
終わらないモノが無いと嘆く君は
終わりを探してる
昨日 今日 明日(あす)と流れる時間(とき)の中
終わりを探してる
ホントはそんなもの欲しくない癖に
永遠
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雪あかりに照らされて
Aメロ
少し離れて歩く
ため息 白く染め上げて
浮き彫りにされるまで
見えないフリをしていたんだ
雪あかりに照らされて
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アプリコット
幸せな香り癒えない傷をなでる
手作りのパイはしつこ過ぎるくらい甘い
ゆらり揺れ動く
カメラに残った君は
まだ私と速度が違うの
アプリコット
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響いた音に僕は
僕の耳に響く乾いた音
訳もなく僕の心を貫く言葉(おと)
僕の体を侵す冷たい雨
容赦なく降り頻る雨の中
僕はひとり立ち尽くしている
響いた音に僕は
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涙色Squall【曲:にぢるさん】
思い出すの
会いたい あなたに I miss you
夕立 雲からこぼれだした 雨
濡れだす肩を 押して走った
あなたの夢 応援する
涙色Squall【曲:にぢるさん】
アイコンはちゃねさん♪(*‘ω‘ ≡ ‘ω‘*)♪
スランプどハマり中。白紙病なう( '-' )
詩をつくったり音楽をつくったり
のんびり気の向くままに…
ブクマした曲でも力不足のため歌詞を応募しないことがあります。予めご了承くださいますようお願いします。
2013.9.6 はじめました。