B.C.D?!【「D.D.D.」セルフパロ】

投稿日:2011/10/08 00:17:33 | 文字数:2,441文字 | 閲覧数:213 | カテゴリ:小説

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※拙作「D.D.D.」のセルフパロです。「D.D.D.」本編、及び実在のKAITO、マスター、団体等とは一切関係ございません(笑)

「ところでさ」
「うん? 何、ゼロ?」
「タイトル……『C』は僕の『cat』で、『D』は『dog』でイチなんだよね」
「うん。あ……」
「うん。『B』は、じゃあ何かなって。流れからするとマスターだけど」
「『boy』、とか」
「そんな歳でもねぇだろ」
「まぁ……じゃあ、えっと。『無愛想』の『B』……」
「『仏頂面』の『B』?」
「『不精』の『B』でいいんじゃねぇか」
「「マスター、それ自分で言っちゃうんだ……」」

(まぁ何か、そんな感じですw)

あ。今気付いたけど、結局ゼロイチが来た経緯書いてなかった←
えー、本編通り酔った勢いでKAITOお迎えしようとしたマスターでしたが、帰り道に雨の中で段ボール箱に入って震えるゼロイチと目が合って保護しましたw
ゼロイチが何でSD化した上ケモノ耳&尻尾付きなのかは、考えるな、感じろ(←

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TEXT
 

 ある日ある朝、目覚めてみたら。
 ナゾのイキモノが、俺のベッドに侵入していた。

 すうすうと健やかな寝息を立てるソイツは、蒼い髪、白いコートに青いマフラーの、どう見てもKAITOだった。そこまでなら。
 だがしかし厄介な事に、そこで終わっちゃいなかった。まずサイズがおかしい。矢鱈にコンパクトで、しかもせいぜい2~3頭身。更には、妙なオプション付きだった。もふもふしたケモノ耳(垂れた感じが犬っぽい)と、同じく尻尾が。
「……っ?!」
 寝惚けたアタマが遅まきながら状況を把握した途端、がばりと勢い良く身を起こした。反動でスプリングが軋みを上げ、その拍子に丸くなって眠るソイツがベッドの端から転げ落ちる。
 べち。
 何とも言い難い音がして、次の瞬間――。
「うああああぁああぁんっ!!」
 鼓膜どころか壁まで揺るがすような、大音量の泣き声が響き渡った。
 更に。
「ぅん……? 何騒いでるのさ、イチぃ」
 気怠い声を上げながら、布団の奥からごそごそともう1匹――いや、もう1人? もう1体?――KAITOっぽいナニカが這い出てきた。こっちも耳と尻尾付き――ただし、どちらもすんなりとして、どうも猫のそれのようだ。
 ふにゃぁあ、と欠伸を零し、緩く指を握り込んだ『猫の手』で顔を擦るソイツを呆然と眺めつつ、俺は脳内で昨夜の俺の肩を引っ掴んでガクガク揺さぶっていた。
 一体全体、これはどういう事態なんだ、俺。

 とりあえず、まずは泣き喚くKAITOっぽいのを宥めようと、冷凍庫からアイスを出してきてみた。
「うあぁ……あ♪」
 一目で泣き止んだぞオイ。まだやるとも言ってないんだが、凄まじくゲンキンなヤツだな。
 一瞬で号泣を消し去ったKAITOっぽいの(犬っぽい方)は、ただでさえデカい瞳をいっぱいに見開いてきらきらと輝かせた。目玉が転げ落ちるんじゃないかと心配しそうになるほどだ。おまけにぶんぶんと風切り音が聞こえそうな勢いで尻尾を振って、口には今にも垂れ落ちそうに涎を溢れさせている。
 あまりの食いつきっぷりに、思わずアイスカップを持つ手を動かしてみた。犬っぽいのは視線どころか、身体ごと揺れて追いかける。左右に手を振ってみると、やはりついてくるちっこい頭。揺らす速度を変えればこれまた合わせてきて、まるでメトロノームだ。
(……面白い)
 うっかりハマりかける俺に、淡々とした声が掛けられた。
「マスター、溶けるよ」
 そりゃそうだ。
 猫っぽい方の冷静なツッコミに我に返って、俺はアイスカップの蓋を開ける。ほら。と置いてやれば、待ちかねていた犬っぽいのが飛びついてきた。
「零すなよ、って聞いてるか? 顔ごとカップに突っ込むな! 耳と尻尾以外はヒト型なんだからスプーンくらい使え!」
「あぅ。あい……えへ、おいしーです」
「そりゃ良かったな」
 にま、と幸せそうに笑う顔に少々呆れつつ、静かなもう一方にもアイスを出してやる。猫っぽいのは黙ってスプーンを抱え(何しろコイツらときたら仔猫くらいのサイズしかないので、流石に片手で持つのは難しそうだ)もくもくとアイスを口に運んでいった。
「ん、お前は大人しく食ってるな。よしよし」
「……」
 こちらはちゃんとスプーンを使うのを見て、食うのを邪魔しない程度に頭を撫でる。蒼い髪はとろりと艶めいた触り心地で、こんなところまで猫仕様らしい。
 てのひらの下、猫っぽくKAITOっぽいナニカは無言だったが、しなやかな尻尾の先がゆらりと揺れた。


 * * * * *


「で……KAITOマスターじゃなくナゾのイキモノの飼い主になった、と」
「飼い主っつーと微妙に厭な感じだな何か。マスターでいいだろ、一応KAITOはKAITOらしいし」
「ますたー、マスター俺もー!」
「本当かよ? ちゃんと歌えるのか、コイツら」
「ねーマスターってばー」
「そこは確認したそして寝オチした。ナマでツインはα波パねぇわ」
「ねー! ゼロばっかりずるいですよぅ」
「いや寝るなし。……いや、解るけどな」
「まーすーたーぁー、ってばーぁ」
 ゆさゆさ。腕に取り縋って揺すられ、俺は話を中断してイチ――犬っぽいのはそういう名らしい。猫っぽい方はゼロだ――を膝に抱き上げた。
 訪ねてきた悪友に、KAITOっぽいの達は警戒心を刺激されたらしい。イチはソファに掛けた俺の背の後ろに潜り込み、ゼロは俺を駆け登って後頭部に張り付いて――そのゼロがどういうわけだか羨ましくなったらしいイチが、隠れるのも忘れて「俺も」と連呼していたのだった。

「俺の頭はふたり分には狭いし、お前は何か落ちそうだから止めとけ。撫でてやるからお膝で我慢しろー」
「む~……あぅ。マスター、なでなできもちーです」
「よしよし」
「………………マスター、僕も」
「ん、頭に載せて撫でるのはキツイから降りて来い。膝の上ならふたりでも平気だろ」
「……わかった」
 よじよじとゼロが降りてきて、イチと並んで膝に収まる。左右の手をそれぞれに提供して撫でてやれば、すっかり安心した顔で満足気に尻尾を揺らした。どうやら人見知り終了……というよりは、存在を忘れ去られてるな、ヤス。
「雁屋。やっぱお前、それはどう見てもマスターじゃねーわ。ム○ゴローさんか保父さんか、っつー感じだぞ」
 妙にしみじみとした口調で言われて、俺は顔を上げてヤスを見た。そのまま真顔で見詰め合う事数秒……無言のまま、視線を膝へと戻す。
「……否定できなかったな?」
「言うな。」
 追撃を短く遮って、俺は膝の上の青いの達を撫で続けた。柔らかな毛並みは、極上の撫で心地だ。
「ま……いいだろ。歌えるんだしな」
 なぁ。と呟きを落とす先で、ふたりは青い毛玉と化して丸くなっている。それに思わず和みつつ、羨む視線に気付いて口の端でニヤリと笑った。
 そういえばこの悪友は、昔っから犬猫好きだがフラれっぱなしなんだった。

【お知らせ】テキスト投稿が非常に使い辛いため、こちらでは歌詞や音源のUPとコラボ関係のみに縮小、以後の小説投稿はすぴばる&ピクシブへ移行します。

■小説メイン時々歌詞な字書き……だった筈が、動画編集やボカロ調声、作曲にまで手を出してます。どうしてこうなった。

□ブクマやコメント、有難うございます! 転げ回るほど嬉しいですヽ(*´∀`)ノ
□オールキャラ書くけど9割KAITO。
□使えるものがあればお気軽にどうぞ。使用報告だけお願いします^^ 歌詞については、良識の範囲内であればアレンジや部分使用など改変していただいて構いません。多忙な時期でなければ、ある程度の調整も承ります。

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作品へのコメント2

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    ご意見・感想

    考えるよりも先に感じました←((何を?

    リアでヨダレが流れそうになったじゃないですかッ!!
    KAITOでワンコ&ぬこちゃんは最強です*><*
    よく動物と子供に勝るものは…とか言いますけど
    まさにソレですよもうどうしようどうしてくれるんですk妄想が暴走しt((←黙れ青廃変態w
    ワンコ→イチくん ぬこ→ゼロくんとは性格もハマっちゃってるしッ!!
    ムツ○ロウ雁屋さん、デレデレですね~*^^*プフフv

    オイシかったです*>q<*((いろんな意味で←
    ごちそうさまでしたvvv

    2011/10/09 06:56:17 From  acuzis

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    メッセージのお返し

    感じ取ってもらえましたか、流石は副隊長殿!(何が?

    最強、まさしく!
    最初は単発ネタとして考えた『ぬこKAITOとマスター』だったんですが、私の兄さんはわんこっぽいと言われるなぁ……とふと思い、色々と捏ね回した結果このトリオでのパロネタになりましたw
    ツンとしつつ本当は構ってほしいぬこゼロは割と元のままですが、わんこイチは幼児化したような←
    ちびっこKAITOズに懐かれてご満悦の雁屋マスターでしたwww この雁屋はきっと禁煙したに違いないです(火傷とか誤飲とか危ないから)

    美味しく楽しんでいただけて嬉しいです♪
    お粗末さまでした☆

    2011/10/09 10:11:16 藍流

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    ご意見・感想

    なんか可愛い生き物が来てる~!!!
    和みました!というかにやけが止まりませんww

    イチ君をもふもふして、ゼロ君を撫でたい衝動に駆られています!
    可愛い!!
    我が家の愛犬、朝起きたらKAITO仕様になっていないかしら…?

    は~ごちそうさまでした!

    2011/10/08 22:24:13 From  sunny_m

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    メッセージのお返し

    和んでもらえましたか?!
    私だけの俺得にならなくて良かったw
    もふもふして撫でくり回したいですよねww

    我が家の愛猫も、朝起きたらKAITO仕様になっていないかしら……。
    うちのにゃんこ雌だけどなwww

    お粗末様でした?!

    2011/10/09 00:38:45 藍流

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