【オリジナルマスター】 ―Grasp― 第三話 【悠編】

投稿日:2009/09/20 20:58:02 | 文字数:3,509文字 | 閲覧数:224 | カテゴリ:小説

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実は前からこっそりそういう事を考えていたんですが、なんとコラボで書ける事になってしまった。
コラボ相手の方とそのオリキャラさんが素敵すぎて、緊張しております……!


わっふー! どうも、桜宮です。
悠さん、ちょっと頑張ってみようと思う、の巻。
まだ思うだけの段階ですけどね(汗


やっぱりまだ女の人に近付くのが、ちょっと怖いみたいです。
でも、私としては、彼にはしっかり頑張ってもらいたいものです。
乗り越えてほしい、というのはもちろんあるんですけど……書いてるこっちがじりじりしてきて(笑

そういえば、悠さん、とある方に「可愛い」と言われてしまいました(笑
まぁ、考える事は今までにないくらい可愛くなってますけど……(笑
ちなみに彼、今までは、「可愛い」に加え、「かっこいい」、「微Sっぽい」という感想をいただいてます。
ただ、微Sはオフの知り合いからなんですが……それを意識して書いたのは、いつぞやのおまけのみという←
オリジナルのキャラに、これだけいろんな感想をいただけてると思うと、すごく嬉しいです!
改めて、この場を借りてお礼を言わせて下さい。
ありがとうございます!

……なんか最終話みたいなノリだ(笑
まだ続きますよ!(笑


アキラ編では、後輩さんがちょっと困惑してるようですので、そちらもぜひ!

東雲晶さんの生みの親で、アキラ編を担当しているつんばるさんのページはこちらです。
http://piapro.jp/thmbal

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TEXT
 

オリジナルのマスターに力を入れすぎた結果、なんとコラボ(2人)でお互いのマスターのお話を書けることになりました!
コラボ相手は、カッコいい素敵なお姉さんの生みの親、つんばるさんです!
上記の通り、私とつんばるさんのオリジナルキャラ(マスター)が登場します……というか、マスター(♂)×マスター(♀)です。
そして、ところによりカイメイ風味ですので、苦手な方は注意してください。

おk! という方は……。

(つ´ω`)<ゆっくりしていってね!>(・ω・春)



*****



できるだけあの部屋から離れたい。
無意識にそれだけを考え、俺は足早に廊下を歩いて、適当に開けたドアの先に逃げ込む。
かろうじて洗面台と鏡を視認したが、そんな事を考えていられるほどの余裕はなかった。


「はぁ……はぁ……っ」


息が上がるのを、なんとか抑えようと壁にもたれかかる。
心臓が痛くなるほど、動悸が激しくなっている。
体に力が入らない。
なんで、今、こんな……。




―Grasp―
悠編 第三話




動悸はすぐに収まったが、動く事はできなかった。
鏡の中の俺は、血の気のない顔をしている。
この症状……いつもほど酷くはないが、過呼吸の発作だ。
ここ半年くらい何ともなかったのに、今になって立て続けに起こるなんて。
それも、よりによってこんな時に。


「くそ……っ」

「……マスター?」


悪態をついた直後、ドアの外から俺を呼ぶ声が聞こえた。
思わずびくりと肩が震えるが、声の主は入りますよ、と一言言ってから、控えめにドアを開けた。


「マスター、大丈夫……じゃないですよね」

「いや、もう平気だ。少し休めば、戻れる」

俺の返事に、カイトは眉をひそめたものの、大人しく洗面所に入った。


「悪い、急に飛び出して……」

「俺はいいですけど……やっぱり、具合悪いんですか? さっきの呼吸……発作、ですよね」


やはり聞こえていたか。俺は内心で舌打ちする。
VOCALOIDは、その特性のせいか、人間よりも耳がいい。
俺の呼吸が異常な事にも気付かれてしまっていたらしい。


「ああ。最近は落ち着いてたんだが……」


『死ねばいいのに』


続きを呟く前に、その言葉が脳裏をよぎる。
思わず息が止まった。
先週の飲み屋での、さっきの練習部屋でのアキラが、10年前のあいつと重なる。


「違う……!」


わかってる。わかってるんだ。
アキラはあいつじゃない。
あの日と同じ事を言われて突き放される、そんな事になるとは限らないって事くらい、ちゃんとわかってる。
だがそれは、可能性の話だ。
もし、アキラにも拒絶されたら。
アキラにまで、あの日のように否定されてしまったら……。


「マスター、本当にどうしちゃったんですか? アキラさんが、何か……?」

「あいつは何もしてない」


余程酷い顔をしていたのか、気遣わしげに声をかけてきたカイトにも、取り繕うような早口の返事しか返せなかった。


「……トイレにしては長すぎますよ、ハルちゃん先輩」


その直後に聞こえた声に、2人そろってぎくりとして振り返って、すぐに後悔した。
いつの間にか背後にアキラがいた。
俺とカイトの反応に、彼女の表情が明らかに不愉快そうに歪んだ。


「あ、アキラ……!」

「やっぱりどっか具合わるいんじゃないですか、なんで素直に言わないんです」

「わ、悪かった……治まったから平気だ、すぐ戻る」


心配かけたくない一心で、なんとか絞り出した言葉にも、ますます彼女の眉間の皺を深くするだけ。
厳しい視線が、ふと外されると同時にイラついた溜め息が吐かれる。


「……ハルちゃん先輩の具合がわるそうなので、今日はもう切り上げます」

「いや、もう大丈夫だから……!」

「もうきめました。今日はこれでお暇しますよ」


俺の弁解もはねつけて、アキラは背を向ける。
逃げ出して迷惑かけたのは悪かったから。
作業にもちゃんと集中するから。だから……!
……言いたい事はたくさんあるのに、その全てが喉の奥でせき止められて、出てこない。


「そんな、アキラさんっ……!」


何も言わない俺の代わりに、カイトが声を上げる。
一瞬、アキラが無視するかとも思ったが、足を止めて振り向いて、俺と目が合う。
俺の目に何を見たのか、彼女は皮肉げな笑みを浮かべる。


「体調が万全じゃないひとと一緒に音楽やっても、いいものが生まれるとは思えませんよ、悠サン」


その声は静かで、同時に反論を寄せ付けない響きを持っていた。
いつもなら、俺もこの時点で反論はやめる。
だが今は、なんとか食い下がれないかと、まだ模索を続けていた。


「……ごめんねおとうとくん、また来るよ」


結局、俺が何も言えないまま、アキラはカイトに短くそう言って、さっさと歩いていってしまった。


「アキラさん……!」

「いい、よせ。俺が悪いんだ、お前がそこまでする必要はない」

「ですがマスター……!」

「もういいと言っただろ」


自分で思った以上に厳しい声が出た。
普段と違う俺の様子に、カイトは言いかけていた言葉を飲み込んで、それでもまだ何か言いたげに俺を見ていた。


「……すまん、当たるつもりはなかった。少し……1人にしてくれ」

「……はい」


俺の頼みに、カイトは案外素直に応じて、黙って洗面所を出ていった。
残された俺は、天井を見上げて息を吐く。
思い出せ。何のために美憂がコラボの話を出したんだ。
ここでビビっててどうする。
このまま逃げていいわけないだろう。


「しっかりしろ、俺」


眼鏡を外してから洗面台の蛇口を捻った。
ぐるぐると意味のない回転を続けていた頭を、少々乱暴めに顔を洗って半強制的に切り替える。
勝手に余計な事を考えて、アキラの邪魔になってしまったのは事実だ。それはもうどうしようもない。
だから、一旦気持ちをリセットして、改めて取り組んでいくしかない。
……とはいうものの、いざアキラ本人を前にして、またこんな事にならないかと言われると、不安ではあるが……。


「あ、マスター」


練習部屋に戻ると、もうアキラの姿はなく、めーちゃんが声をかけてきたが、すぐに遮る。


「悪かったな。せっかくアキラとのコラボだったのに、いきなりこんな事になって」

「それは……そんな事より、もう大丈夫なんですか?」

「ああ、平気だ。大丈夫。……どうした?」


なおも何か言いたげなめーちゃんに問いかけると、彼女は一瞬ためらってから、何かを差し出した。
俺が普段使っているUSBメモリーだ。


「アキラさんが作ったインストのデータが入っています。まだ途中だそうですが……」

「……貸してくれ」


渡されたデータをPCに読み込ませて、再生させる。
ややあって流れ出した音は、ロックを得意とするアキラにしては珍しく、ゆったりとした静かなものだった。
優しげだが、どこか憂いを含んだ旋律。
短いものであったが、再生が終了した後も繰り返し聴きながら、そのまま迷わずにメール作成画面を立ち上げる。


「マスター?」


めーちゃんの声には応えずに、黙って本文を入力し続けた。
まずは、今日の謝罪。共同での作業だというのに、俺が腑抜けていたのでは何ともならない。これは申し訳ないとしか言えない。
次に会う日をいつにするかは……書けなかった。
俺のせいでこうなったんだ、アキラが今でも一緒に楽曲制作したいかにゆだねるしかない。俺が偉そうに言うことではない。
そこまで書き終えてから、少し考えながらも、続きを打ち込んだ。

……規模の差はあるだろうが、楽曲にしろ何にしろ、モノには作る人間の思いが入り込むというのが、俺の持論だ。
アキラに知られたら、今度こそ距離を置かれるかもしれない。
だがこのインストを聴いて、俺の脳裏に浮かんだのは……いつだったか、弱り果てて泣いていた、アキラの姿だった。
あの日、忘れてくれと言われたのに、どうしても忘れる事ができずにいたのだ。


『もしこのインストを使っていくなら、編曲と作詞を任せてくれないか』


機材の扱いに慣れてないだろうから、と付け加えてからメールを送信したが、それらしい理由をつけたかっただけで、アキラが機材に慣れていようがいまいが、本当のところはどうでもよかったのかもしれない。
もっとも、それが何故なのか、この時はまだはっきりとは気付いていなかったのだが。

KAITOに続いてMEIKOもお迎えしたようです。やはりもっぱら喋ってます。

作品数が増えてきたので、ブクマにてまとめを作成しました。


突発的に思いついた事をひたすら文章にしている、ちょっと頭の悪いヤツです←
調子がいいと一日に数本書けますが、悪いと数ヶ月放置してしまったり、筆の速度にすごく波があります。

年長組(特にKAITO)が大好きなようです。
カイメイは正義!が信条です。

亜種もそこそこ好きみたいです。帯人とか、KAIKOとか…あれ、KAITO亜種ばっかり←
あ、最近はMEITOも好きだったりします。


ネタも大好きですが、上手く文で表せず、代わりに書いた文はほのぼのとか時々シリアスとか…あれ?orz


ブログ始めました。→http://haru202.blog54.fc2.com/

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