スープが冷めるまで
涙はおあずけ
まだ大丈夫よ
あと少し待てるわ
時計を見上げる午前二時
指折り数えて 待ちぼうけの夜
泣きたいな
会いたいけど会えなくて
すれ違うことでさえも
わがままみたいに思う
いつからこうなったのかなあ
スープは冷めていた
最後の一滴
飲み干してしまえば
もう終わりなんだね
時計を見つめて午前五時
明けてくる空と 差し込む光が
眩しくて
会えないのは寂しくて
待ち続けるのはもっと
悲しくて辛いだけで
どうしてこうなったのかなあ
時間が経ってしまったら
取り返しはつかなくて
また火にかけたところで
もとには戻らないのになあ
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