急ぎ足で逃げる交差点
気付けば同じ髪型 振り返る
不意にしゃがめば甘い目眩

うだる季節に 籠る香水
愛を囁けば全てが溶ける
他愛もない世界
それでも白いカチューシャ捜してる

汚れた手で触れない
穢れた声で叫びたい
欲にまみれた憐れな子供
「好きだ」
の一言は届かない


蜃気楼に浮かぶビルの群れ
何が正しいか たださ迷い歩く
空に浮かぶは君の顔

無愛想な表情 本音はタブー
虚像の世界 全てが偽物
それでも君の笑顔捜してる


穢れた手で触りたい
掠れた声で叫びたい
白から黒へ惑わし溺れ
「永久へ」と


泣かせたいワケじゃない
大切に守りたい
抱き締めてしまいたい
僕だけを視ればいい

矛盾する思考
逃げて　捕まる前に

汚れた手で触れない
穢れた声で叫びたい
欲にまみれた憐れな子供
汚れた腕で抱き締め
穢れた声で呟く
「好きだよ」
だなんて今さら言えない